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毎日の暮らしの中にある大好きなもの、こと、出合(会)いなどについての気まま日記

汗血千里駒

2010-12-22 09:42:58 | 読書

藩閥による専制政治打破の運動、自由民権運動に身を投じた壮士の一人、坂崎紫瀾による後世の龍馬伝の源となっている「汗血千里駒」
これを現代語訳した、金谷俊一郎さんによる「真龍馬伝」を読み終えた。
大河ドラマ「龍馬伝」を見ていたおかげで、ペルー黒船来航から沸き起こった倒幕までの複雑な出来事が良く分かる。

龍馬見参。
井口刃傷騒動のあった井口村は井口町になったけれど、永福寺門前の土橋のかかっていた川は今も流れていて、149年前の出来事が偲ばれる。
読み進むにつれ・・・
金谷さんの口上にもあるように、違和感を感じてくるようなる。
「土陽新聞」での連載ということで考慮すべき点もあったのか、後藤象二郎の活躍が目立つのだが。

坂崎紫瀾その人も志の高い人で、廿代町に碑が建てられています。
自由闊達で度量の大きな龍馬を蘇らせた功績に感謝。

「汗血千里駒」現代語訳「真龍馬伝」 原作/坂崎紫瀾・歴訳/金谷俊一郎