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毎日の暮らしの中にある大好きなもの、こと、出合(会)いなどについての気まま日記

永眠

2010-07-06 09:11:24 | 
7月1日午後10時前、最愛の友ニッキー君が逝ってしまいました。
夕方まではいつもどおりで、足に抱きついたりと血気盛んなところもみせていたらしいのに。
心臓が悪いと診断されてから、嬉しくて飛びついていて、突然「ぎゃん!」と鳴いて倒れたことがありました。
以来帰宅時は、しゃがんで背中をさすり興奮を収めるように心がけるようにしていました。
寒かった春が過ぎ、6月に13歳を迎え、夏用に毛を短くカットしてあげようと思っていた矢先・・・

じっと座って口を開け、しんどそうに呼吸をしている。
いつもと様子が違うので触った胸の鼓動は速かった。
でも最初は、これが最後になるとはぜんぜん思っていなかった。
白っぽい唇の色。
8時を過ぎた頃から、今夜が別れになるのかもしれないと思い始める。
添い寝でうとうと。
体がしんどいのだろう、何度か向きをかえる気配に「ニッキー、大丈夫だよ」と声をかけ体をさする。
口を閉じ呼吸が穏やかになってきたと思っていたら、また口が大きく開く。



この世に生まれ、そして去っていく。
なんだろうなぁ。身近なものの死を見送るたびに起こる強い厭世観。