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ブラジル人学校:支援へ 愛荘の地域住民、現金など贈る

2009-03-01 22:06:48 | 多文化共生
(以下、毎日新聞【滋賀】から転載)
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ブラジル人学校:支援へ 愛荘の地域住民、現金など贈る /滋賀

 雇用の悪化で通学者が減り経営困難になっている愛荘町長野のブラジル人学校「コレジオ・サンタナ」(中田ケンコ校長)を支援しようと28日、地元の長野西区(梅田満寿雄区長)が地域で集めた現金10万円と米、野菜を同校に贈った。地域の夏祭りをサンバで盛り上げるなどした同校に感謝を伝えようと、支援活動が広がった。

 同校は、日系ブラジル人2世の中田校長(52)が98年に開校。一時は1歳~中学生の約100人が通学したが、外国人労働者の「派遣切り」が相次いだ昨夏から、保護者が月3万5000円の学費を払えなくなるなどして減少し現在は47人。そのうち17人も払えないでいる。

 収入減で学校経営が悪化。15人の教員を9人に減らし、10万~20万円の給料も5万~8万円にしたが、光熱費などは滞りがちという。

 夏祭りで交流していた同校の苦しさを知った梅田区長(62)ら役員は同区としての支援を決め、今年に入り地区の全約230戸に「1口500円」の支援金を呼び掛けるチラシを配布。多くの住民が「子どもたちのために」と、協力した。

 この日の贈呈式には、子どもらを含む計二十数人が参加。梅田区長が「困っている皆さんに感謝の思いを込めました」と中田校長に支援金を手渡した。中田校長は「開校して一番うれしい日。(支援金は)子どもたちのために生かし、(野菜などは)みんなでおいしく食べます」と涙ながらに礼を述べ、子どもたちも笑顔を見せていた。【松井圀夫】

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