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「外国人研修生の地域イベント参加、なぜダメなの?」

2008-02-29 09:46:55 | 多文化共生
 研修制度が送り出し側にも研修生にも、その趣旨が周知されていない十分な事例である。

(以下、信毎WEBから転載)
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「外国人研修生の地域イベント参加、なぜダメなの?」

2月28日(木)

 地域の国際交流イベントなどへの外国人研修生の出席を企業が制限するのは人権侵害だとして、市民団体「外国人研修生問題ネットワーク・長野」(長野市)が28日までに、企業の研修生受け入れを支援している県中小企業団体中央会に改善を申し入れた。

 同ネットによると、ボランティアが運営する中信地方の日本語教室に1月末、中国人研修生を受け入れる企業から、「教室以外の国際交流の催しなどには今後出させない」と電話があった。研修生はこの教室に通っていたが、企業の管理が及ばず、さまざまな情報に触れてアルバイトを始めたり、外部の人を寮に招いたりと「問題が多い」との理由だったという。

 この教室には、電話をしてきた企業とは別の複数の企業からも研修生があまり来なくなっているという。研修生らの相談に乗る教室の女性スタッフは「研修生も地域の一員。外出を制約しては相互理解は得られないはず」と残念がる。

 申し入れに対して県中小企業団体中央会は、研修生らを受け入れている事業協同組合や企業の研修会などで注意を促すと応じた。ただ、担当者は「善意とは思うが、外出先でアルバイトや結婚の仲介までされて困る-との企業側の苦情も聞く」とする。

 同ネット代表の高橋徹さん(50)は「企業側にも理由はあるだろうが、外出制限は研修生の自由を奪う重大な人権問題という認識を持ってほしい」と話している。

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