鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3364回】 どの客層をターゲットにするか?

2020年03月16日 | 住宅コンサルタントとして

こういう時期だからこそ、応援したいお店でお金を使って応援する、

ということをやっています。

 

個人的に応援したいのは、若い大将がやっているお店で、

京都に何件かあります。

 

今週、平日に家内がある京都のお店A店、

そして昨日、私がB店に行ってきました。

 

A店、B店共に、ミシュランの星を取っているお店です。

 

そして世界観も素晴らしい。

 

A店は、非常に真面目で誠実な大将がやっておられ、

お客様の層も少し年齢層が上で、落ち着いた方が多い。

 

一方B店は、大将が非常に面白くて、トーク力も抜群。

お客様は若い、もしくはお水系の方が多い。

(ホステスやキャバ嬢っぽい方と同じ席だと、個人的に不快です。

まあ、品が無いですね・・・)

 

どちらも美味しく、店内から器からお花に至るまでこだわりが強く、

品の無いお客さんがいない時は最高の時間が流れます。

 

ところが、客層が良いA店は、こんな時期なのに平日も土日も満席。

要するにキャンセルが出ないのです。

 

家内がお伺いした日も満席。

それを聞いて、すぐに予約したのですが、

次に私たちがお伺いできるのも5月です。

 

一方、お水系の客層、東京や名古屋からのミーハーな客層が多いB店は、

キャンセルが結構出ているのですね。

 

昨日も3席、キャンセルが出ていました。

 

こういう現実を知って、改めて思いました。

 

「どの客層を狙うのか?」はとても重要だな、と・・・。

 

あくまでも個人的な予測ですが、

やはり客層が良い方は、自分のことよりもお店のことを考える。

 

「こういう時期だからこそ、行って応援したい」

「直前でキャンセルしたら、お店に迷惑がかかるよね・・・」

 

という感じで、自分のことよりも相手や周囲のことを考える方が多い。

 

一方、客層が下がると、

自分が得をすることしか考えない方が多いような気がします。

 

実際、B店で以前、同じ席になったホステス集団のトークは、

お店に対して失礼なレベルでした・・・。

 

お店の雰囲気や他のお客様への配慮が出来ない、

質が悪いお客さんをターゲットにしてしまうと、

景気が良い時期は順調に推移するのですが、

危機的な時にはキャンセルの嵐をくらい、

しかもそのキャンセルも直前で言われるんだろうな、と思います。

 

客層が良い方に選ばれるためには、何が必要だと思いますか?


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【第3363回】 何事も交渉力 | トップ | 【第3365回】 ナンバー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

住宅コンサルタントとして」カテゴリの最新記事