鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1744回】 比較しながら説明する

2015年10月10日 | 住宅コンサルタントとして
説明の目的は、お客様に正しく理解していただくことです。

お客様に、自社の家づくりについて正しく理解していただいた上で、
いろんな住宅会社の中から、家づくりを託す1社を選んでいただく際、
間違いのない選択ができるようにして差し上げるという姿勢が重要です。

そのために、自社の商品説明、会社説明に関して
より分かりやすくお伝えできるようにならなくてはなりません。

お客様が理解していただけない説明は、こちら側の自己満足以外の何物でもありません。

では、どうすれば分かりやすく説明できるようになるのか?

いろんな手法があるかと思いますが、
私が個人的に重要だと思っているのが、

「目でお客様に訴えること」
「何かと比較しながら説明すること」

の2点です。

口頭での説明は、こちら側の一方的な自己満足になりがちなことは
皆さまも良くご理解いただけるかと思いますので、
比較しながら説明することの大切さについて、ちょっとまとめたいと思います。

例えば、漆喰を説明する際、
漆喰とは石灰を主成分とするもので、消臭や調質の効果があります、
なんて説明されても、あまりお客様はピンとこないものです。

これをビニールクロスや珪藻土と比較して説明すると、
一気に理解度が深まったりするのです。

ビニールクロスと漆喰の施工のスピード。
効果の違い。
メリット、デメリット。
なぜ、当社が漆喰を使うようになったのか?

これらのことを比較しながら、お客様に説明ができると俄然、分かりやすくなります。

更に実験比較などをすれば、もっとわかりやすくなるのです。

構造や断熱を説明する際も同じ。
業態(大手ハウスメーカーか、地場工務店か、設計事務所か)を説明するときも同じ。

いろんなものと比較して説明する。
皆さんは癖付けができていますか?
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