鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第995回】 情報が入ってこない人の共通点

2013年09月21日 | 住宅コンサルタントとして
人間は基本的に感情で動く動物だと思います。

私なんて、人間が出来ていないので、モロに感情で動きがちです。

「この方のためなら・・・」と思える方に対しては、
本当に出来る限りのことをさせていただきたいと思っていますし、
その逆に「この人には、何もお伝えしたくない・・・」と思ってしまうこともあります。

その典型的な例として、お伝えした情報の欠点ばかりを突いてくるタイプの方には、うんざりします。

もうこれは時効なので、このブログで紹介しても良いと思いますが、
ある地域に、鉄骨住宅に取り組んでいる会社さんがありました。

ただ、業績は低迷していて、そこの社長の考えは、

「鉄骨住宅の良さをお客様が分かっていない。
お客様の見る目がない」

というような、思いっきりピントがずれたものでした。

ただ、社長は「成功している住宅会社を一度見学に行きたい」とおっしゃるので、
個人的にオススメできる住宅会社さんを一緒に視察させていただきました。

その会社さんは木造住宅に取り組まれていて、一貫した考えに沿って商品を開発され、
商品説明の際に、ストーリーを語れることが出来る、レベルの高い会社さんでした。

個人的にはその接客やおもてなしの対応の素晴らしさを感じていただきたかったのですが、
見学に行った鉄骨住宅会社の社長は、こともあろうに木造住宅の欠点ばかりを見ているのです。
そして、一緒にいった社員さんと「やっぱ、木造よりも鉄骨だよな!」みたいな会話をしていました。

せっかくのご厚意で見学させて下さった会社さんに、あまりに失礼!!!
そして、どうしようもない頭の悪さ!!!
見学させていただいた会社さんを出た後、私は腹の底からの怒りの感情を
鉄骨住宅会社の社長やスタッフにぶつけたのは、言うまでもありません(←私も人間的に未熟でした・・・)。

その後、その鉄骨住宅会社さんには、何の情報もお伝えしたくなくなりました。

また別のケースだと、いろんな商材をご紹介させていただいた際、
何をお伝えしても、全て否定的な対応をされる方もいます。

素晴らしい熱交換換気システムをご紹介しても、
「この地域はあったかいから、お客様はそんなに断熱や換気を気にしないんだよね~」。
素晴らしい塗り壁を紹介しても、
「お客様はそんなものよりも安い方を求めてるんですよ~」。

何を言っても否定ばかりで、前向きで建設的な思考になれないのですね・・・。

こういう方には、最終的に誰も情報を持って来なくなります(当たり前ですよね)。

情報が入ってこなくなる人の共通点は、否定的・ネガティブ・面倒くさがりといったところで、
更に否定的ですから、謙虚さも足りず、人間的な魅力が醸し出されていないのです。

皆さんは、いろんな情報がいろんな方から入ってきていますか?
入ってくる情報が少なくありませんか?
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