会社をより良くしていくために、
組織を変えたり、しくみをつくったり、
新事業に参入したり、外部の力を借りることは、
非常に良いことです。
ただ、どれだけ素晴らしいことにチャレンジしたとしても、
チャレンジする前に押さえなくてはならないポイントがあります。
このことを理解できていない経営者は
実は結構多いのではないかと思います。
そのポイントを押さえずに、
新しいことにチャレンジしても、
現場は結構冷めていたり、
場合によってはついてきてくれないなんてこともあります。
ではそのポイントとは何か?
答えは単純で、
経営陣が社員さんや現場スタッフさんから、
信じてもらっているかどうか、です。
マネジメントにおいて、
何が最も重要になってくるかと言えば、
それはもう絶対的に会社が信じてもらっているかどうかです。
もっとストレートに言うと、
社長が社員さんから信じてもらっているかが重要です
社員さんが社長や経営陣を信用してくれるかどうか?
それは、日頃からの一挙手一投足であったり、
人間性であったりが重要で、
能力があるかどうかとか、口がうまいかどうかとかは、
実はほぼ関係が無かったりするのです。
昨日、お伺いさせていただいていたクライアント様は、
ここの信頼関係が抜群で、
社員さんが本当に会社が好きで、
自分事のように会社のことを考えておられます。
そのポイントの一つにあるのは、
ISOなどさまざまなしくみを導入していることなのですが、
その大前提は、会社と社員さんの信頼関係が非常に強い、
という事実があってこそなのです。
その関係を構築せずして、改革はうまくいかないのです。
しくみや組織改革は確かに大切。
でもそれよりももっと大切なことがあるのです。
そのことを経営者は理解しておかなくてはなりませんね。