鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4137回】 2021年4月~2024年4月入社の新人さんをトコトン応援したい

2022年04月28日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、お伺いしていたクライアント様で、

今年の4月入社の新入社員さん対象に、

新人研修をさせていただいておりました。

 

研修の依頼があった際、私のスタイルとしては、

こちらが一方的に何かを伝えるのではなく、

いろんなことをヒヤリングさせていただきながら、

参加される方が知りたいことに対して、

私自身が知っていることや思うことをお伝えする、

という形を取らせていただいております。

 

「将来、どうなりたいか?」

「この会社で、どういう成長を成し遂げたいか?」

 

というような、答えにくい質問を

新人さんにしていたのですが、

ここ数年の新卒入社の方たちに共通するのは、

皆、もの凄く堅実で、真面目であるということ。

 

私の社会人一年目と比べると、

本当に大人びているというか、

皆さん、現実的なのですね。

 

その理由は何なのかを

クライアント様の社長と話していたのですが、

結論として出たのは、2021年4月~2024年4月入社の方は、

生まれた時から景気が良い時代を知らず、

ずっとデフレの中で成長されてきた。

 

更に大学生の間にコロナが流行して、

大学時代や就活中にかなり大変な思いをされた。

 

私たちの世代は、高校生時代にバブルを経験し、

日本経済が世界一で、世間の空気がポジティブな時を

過ごすことができましたが、

今の30代以下の世代の方たちは、

物心ついた時からネガティブなニュースが流れていたのです。

 

そりゃ、現実的な思考になるよね、という結論に落ち着きました。

 

今の20代の方たち、何も悪くないのに、

今の50代、60代、70代のオッサンどものせいで、

ひょっとしたら日本という国に誇りを持てず、

将来に対して前向きに考えられていないのでは、

と考えると、本当に申し訳ないというか、

少しでも力になれないか、と思うのです。

 

1980年代後半のように、

それなりに仕事をしていれば成功する、

という簡単な時代ではないかもしれませんが、

今でも頑張る方向さえ間違えずに、

コツコツと努力を積み重ねれば、

仕事も人生もうまくいくのです。

 

しかもコロナの流行により、

大学生という貴重な時代に

人と十分に交流できなかった、という、

かなり大変な状況を過ごした世代でもあります。

 

多感な学生時代、いろいろと大変であった、

2021年4月~2024年4月の方たちを

本当に応援したいな、と思った1日でした。

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