鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第188回】 調子が良い時ほど、謙虚に。そして次の手を。

2011年07月07日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、今期絶好調のクライアントにお伺いしておりました。

会社全体の受注総数、それから営業マン個人別の数字に関しても、
昨年や一昨年と比較すると、驚異的な伸びになっています。

さらに、ここの所会社全体で取り組んでいただいている改善活動が加わり、
今手を打っていただいている新しい戦略も上手くはまれば、
今期だけでなく来期もいい感じで進むであろう、と個人的に思っています。

そういう素晴らしい状態なのですが、昨日私がスタッフの皆様にお願いしたのは、
こういう時ほど謙虚になって日々のお仕事に精進して欲しい、ということでした。
(←我ながら、ジジ臭い話です・・・)

一時的な業績の上昇で、天狗になっているうちは、まだまだ三流だと思っています。
三流の人ほど、たまたま三か月連続受注しただけで、

「まあ、結構受注は順調やし、今月は受注なくてもまた来月には・・・」

なんて油断すると、一瞬にして運気が落ちてしまうことがよくあるのです。

もう、すぐに図に乗ってしまうあたりが三流なのですが、
こうした三流の思考や行動パターンをやってしまうと、結果も必ず三流になります。

そもそも、一流を目指す人は、

「たまたま運が良く、お客様にメチャクチャ恵まれて、こういう結果になった。
決して自分の実力なんかではない。まだまだだ・・・」

というように考え、ますます謙虚に仕事に励むのです。

スポーツ選手なんかのコメントを聴いていて、いつも思うのですが、
結局世界のトップレベルの選手は、どの競技でも考え方や姿勢が一流なのです。
才能だけでは、せいぜい国内トップクラスどまりなんですね。

素晴らしい業績を出せた時ほど、お客様や周囲の方々、それから自身の好運に感謝し、
コツコツと努力を積み重ねることを止めない・・・。

そして次の一手を打てる人や会社が、好業績を維持出来るのです。

皆さんは、いい結果を出せたとき、謙虚な気持ちを維持出来ますか?
コメント
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