たろの日記ページ,gooブログ版

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水害

2006-07-25 09:02:52 | 時事
現在九州で雨が降り続いていて,がけ崩れのような災害が起きて死傷者が出てます.この状況は洒落にならない状況で,うかつに軽く発言をすると顰蹙を買いそうなんですが,それでも,自然というものはそういうものではないか?…という気持ちがあります.

というわけで,少し古い話をします.
わたしは小学校の頃の半分くらいを熊本市で過ごしたのですが,わたしが通っていた小学校では,毎年初夏になると,水害の慰霊祭をやってました.熊本市では過去に物凄い水害が川にかかっていた橋はほとんど流されるし,市内は水浸しで死傷者も多く出た…という風に聞いてました.改めてそれはいつの話だったのか?と調べてみると昭和28年の水害の事だった様で,意外に生まれるよりずっと以前のことだったのだ…と今回思いました.
データ的に調べると熊本市で500人の人が行方不明か死者になったということで,ここ数十年の水害としてもかなりの被害者だと思います.
その後熊本市は堤防の増強や橋の改修とかでかなり水害は減ってますが,わたしが高校にいるくらいまでは,堤防が低い地域が水没したり,市内でも低くて水が溜まりやすいところとかありました.

というわけで,どうもわたしは水害とかって特別のことのようには思えません.人が死ぬこともソリャーありえる…と思ってます.
ただ,言いたいのは,人が死ぬのを騒ぐな…とかじゃなくて,人間はそもそも自然に対してはそんなにあがなえるものではない,だけど安全の確保のために努力をする必要はあるし,被害を受けたら一生懸命復興すべきでしょう.実際にわたしが物心ついてからの水害というと徐々に小さくなっているし,100人規模で人が死ぬような自然災害は雨に関しては記憶にありません.技術の進歩で水害は減っているように思います.でも一方で,住宅が密集するあまり,山の斜面に家を作ったり,高さが低くて水が溜まりやすい様な地域なのに地下室を作ったりしてる人達を見ると少し考えが甘いのではないか?…という気もします.それと,国の一大事はやっぱり災害からの防御であり,戦争やどっかの誰かが誰かを殺したというような話はそれに比べると小さな話だとも思います.
というわけで,暴論になってるかも知れませんが,やっぱり災害は起きるものだし,自然にはかなわない部分もあるし,だけどそれに向けて対応しなくてはいけない…と思います.軽々しくいうと,もし昨今の異常気象が,温暖化のせいであれば,経済とか治安よりもずっと重要な気もするけどな…というのもあります.

人間って予想ができないものは考えないようにする…っていう特性でもあるのかしら?….
コメント
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