日本の世論(といってもマスコミだけど)では北朝鮮への経済制裁を期待するのが強くなっているようですが,その場合他の国は日本を支持してくれるのでしょうか?。「
北朝鮮制裁は「段階踏んで」 アーミテージ米国務副長官 (朝日新聞)」とか言うのを,見るとなんか中途半端。もっとも昨日流れたニュースでは,アーミテージ氏は慎重論だったはずだけど,なんか段階論に変わっていて,氏が意見を変えたのか,昨日のニュースが誤報だったのか謎なんですが,いずれにせよ,「ヤレヤレ」状態ではない様子。
ニュースソースは忘れましたが,どこかの(といっても西洋が主幹でしょうが)団体が北朝鮮の子供達が飢えている現実を伝えて,日本にも支援をしてほしい…とか言っているのを見たような…。
まぁ中国が北朝鮮の肩を持つのは今更驚きませんが,意外に日本が北朝鮮へ経済制裁をするに辺り,後押しを強くする諸外国は無いのかも知れない…とか思ってきました。世界中や国内にいろいろ言われながらも日本がイラク派兵を支援したアメリカでさえこうですからね…。もっともアメリカは「段階的に行うことによるメリット」を強調しているともとれるので,そうであれば助言とも言えます。
なんか難しいです。北朝鮮は「経済制裁すれば宣戦布告と見なす」とか言い出していますから,マジで戦争になるかも知れません。脅しはいつものことですけど…。でもとりあえず向うとしては「言ったからねぇ」ということか…。
こういう状況であれば世論がどう騒いでいようが,政府が慎重なのはもっともなことです。昨日わたしは日本人は平和惚け…と書きましたが,撤回した方がいいのでしょうか?(苦笑)…。いや,おそらくわかってなくて,覚悟がなくて言ってるんでしょうけどね。刃物振るわなければ,相手を猫を噛む状態にしても,こっちは加害者じゃないと…。
いずれにせよ,この問題は難しいです。経済制裁したからって北朝鮮がすぐに真実を明らかにするとは限らないし,追い詰め方としてはいろいろ模索するべきなのかも知れません。ただ,諸外国のこの問題に対する態度を見ていると,やっぱり日本以外にとっては拉致問題って小さな問題として認識されているのだなぁ…と思います。残念ですが…。
結局小泉氏は大衆の空気よりも対外的な空気を読むようになってる気もします。最近に限って言えば…。