たろの日記ページ,gooブログ版

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上の戦い下の戦い

2006-08-14 09:10:56 | 社会
レバノンとかイスラエルの事とかは,あまり詳しくないので,わかったように語るのは良くないのだとは思いますが,ちょっと思ったのがフランスはどちらかというとレバノンよりなんだ…ってこと。アメリカはイスラエルよりだというから,ここにもフランスとアメリカの対立があると…。
とはいえ,これでフランスとアメリカが戦争をするとはちょっと考えづらい。フランスとアメリカ…というか大国同士の対立というのが全然ないわけではないけど,経済制裁みたいな話はあっても武力行使になることはあまり考えられない。
でも「代理戦争」という言葉があるように,大国の対立を小さな国同士の戦争にやらせる…っていうのはあるみたいです。今回のレバノンとイスラエルの件はフランスというよりシリアやイランがバックにいる…という話も聞きます。
いずれにせよ代理戦争で傷付き死ぬのはその代理戦争をやっている国の兵隊と市民です。

ここになんか命の重さというか階層があるように思えて気持ちが良くないです。ちょっとたとえは悪いけど,やくざ同士の戦いで,下っ端が命をかけてたくさん死んでもトップの人たちは穏やかに話し合いをして最終的に手打ちにする。もちろんその時にトップが責任を取って死ぬこともあるんだろうけど,どちらかの負けではなく,話し合いで妥協する場合は双方無事だったりする。
別に命の掛け合いに限らない。商売の場でも現場が相当きつい目をやって戦っていても最終的な手打ちはトップで穏やかに行われたりする。
中東の話に戻すとレバノンでたくさんの市民が傷付いているけど,レバノンやイスラエルの政治家は同じ様に傷付くことはないし,そのバックにいる人たちはもっと同じように傷付かない。先進国が仲介しようとしても,当然だけど命をかけることはないのだろうなぁ…と思う。

やるせない…。
コメント
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