京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤ後の生活を綴っていきます。
日本ぶらり旅や、京都のおいしいお店、海外旅行にも行けたらいいけど。。

四国旅行6 鞆の浦・三井アウトレット倉敷

2015-06-04 09:20:00 |  国内旅行

今、我が家の3階のベランダで赤い百合の花が
とっても綺麗に咲いています。

これは、昨年6月玉水百合園に行ったときに買ってきた
百合の球根が咲いたもの。玉水百合園

昨年8月末に5色の百合が見事に咲いて感激しましたが、
            行ってきます~。

今年も、こんなに綺麗に咲くなんて。

これからも、違う色の百合の花が
次々と咲いていくのかなって楽しみです。


四国旅行1 大歩危小歩危・祖谷そば
四国旅行2 祖谷のかづら橋・祖谷温泉
四国旅行3 祖谷温泉・祖谷公園モノレール
四国旅行4 しまなみ海道
四国旅行5 鞆の浦 遠音近音旅館
四国旅行6 鞆の浦・三井アウトレット倉敷

さて、四国旅行は、
四国旅行5 鞆の浦 汀邸遠音近音旅館からの続きです。


2014年11月17日(月)

さて、朝食後、鞆の浦の散策に出かけました。
鞆の浦は、広島県沼隅半島南端の港や湾辺りのことを言います。

ポニョの町

2008年公開された「崖の上のポニョ」で、
宮崎駿監督が構想を練った地として有名になり、
その後、映画やテレビドラマのロケが増えているそうです。

 バス亭にもジブリ風の看板が。。

 最近では、西島秀俊さんと香川照之さんのW主演のテレビドラマ
「流星ワゴン」のロケ地でしたよね。

流星ワゴンは、行ったことのある鞆の浦の映像がいっぱい出てきたので
私たちは楽しんで見ていましたよ。

港町鞆の浦(とものうら)

 穏やかな港町の鞆の浦。

鞆の浦は、豊後・紀伊水道がぶつかる瀬戸内海の中央部にあって、
潮の流れを利用して航行する船の「潮待ちの港」として
万葉の昔から栄えてきました。

万葉の昔からって。。そんなに歴史のある町だったんですね。

三条実美の訪問や、坂本龍馬のいろは丸事件など、
日本の歴史の中で、時代の変わり目を見つめてきた瀬戸内海の小さな町鞆の浦。

この小さな町にそんな歴史があったなんて。。
でも、そのお話は、また後でね。。

 

なんだか落ち着く景色でしょう~。

鞆の浦は、日本で最初に国立公園に指定された場所の一つでもあるんです。

常夜燈

鞆の浦のシンボル、鞆港に立つ常夜燈です。
ドラマ流星ワゴンでも、毎回のようにこの常夜燈は
出てきていましたよ。

歴史を担った町鞆の浦

さて、この辺で歴史のお勉強を。

江戸時代、幕末の政変によって都落ちした三条実美(さねとも)ら
尊王攘夷派の公卿7人が、
長州へ向かう途中立ち寄った港が鞆の浦だったのです。


この時は、一瞬鞆の浦に寄っただけで、
嵐の中を長州に向けて出港したとのことですが。。

翌年、京を目指そうとした三条実美は再び鞆の浦を訪れます。
でも、途中蛤御門の変の知らせが入り、再び長州へと引き上げていったのだとか。。

こんなのどかに見える港町が、揺れ動く歴史の一端を担っていたのだと思うと
この町に、のどかさだけではなく、激動の歴史も感じてしまいますよね。

古い町並みの鞆の浦

さて、鞆の浦の町並みはというと。。

 

こんな感じの、幕末~昭和初期の街並みがそのまま残っています。

 

先ほどは、江戸時代の三条実美のお話をしましたが、ここは、

室町時代には足利尊氏が後醍醐天皇に対し挙兵したり、
織田信長に追い出され毛利家の庇護を受けた足利義昭が住んだ地でもあるのです。

 う~~ん、ますます鞆の浦ってすごい。。って思ってしまいますよね~。

いりこやさん

でも、今の鞆の浦はいたって穏やかでのどかな港町。

いりこのお店のおばさんに声をかけられて、
ちりめんや、干し海老や。。と色々買いました。 

ほらほら、あんた達、二人で写真をとってやろう。。
って、おばさんに言われ、2ショットを撮ってもらいました。

これが、なかなかうまく撮れていて、いい思い出になりましたよ~。

お返しに、おばさんの写真も一枚。

え~~、私も撮るの?って言いながら、ピースしてくれたおばさん。

こんなことって結構楽しい旅の思い出になります。
おばさん、ありがとうございました。

いろは丸記念館(国登録有形文化財)

さて、また、歴史の時間となりますが。。

鞆の浦と言えば、もう一人忘れてはならないのが、坂本龍馬なのです。
坂本龍馬と海援隊を乗せた蒸気帆船「いろは丸」は、
慶応3(1867)年、鞆の浦の沖合で紀州藩の明光丸に衝突され
沈没してしまいます。


 

いろは丸展示館は、その衝突事件に関連する遺物や写真などを
展示する博物館です。

 二階に上ると、ぼんやりとした灯火の中に坂本龍馬。。の人形が。。
この人形、坂本龍馬の実物大なんだそうですよ。
坂本龍馬って、こんな顔だったのかしら。。

保命酒と太田家住宅

大阪で漢方医を営んでいた中村吉兵衛が、この地で生み出した『保命酒』。
現在も保命酒の醸造・製造を行っている酒蔵が4軒あるそうです。

三条実美ら七卿(しちきょう)が、鞆の浦に来た時も保命酒を飲んで、
ひと時の癒しを得たといいます。

また、その際に泊まったり、参勤交代の折、
西国大名の宿所に使われたのが太田家住宅(重要文化財)なのですが、

太田家住宅は、元は保命酒の蔵元「中村家」の屋敷で、
明治時代に太田家の所有となったそう。

鞆七卿落遺跡(ともしちきょうおちいせき)として有名だそうです。

 

さて、私たちも、保命酒を買ってみました。

夏バテ、疲労・冷え症・頻尿・かすみ目などに効くのだとか。。

よく宣伝している養命酒に似ている感じのものですよ。

鞆の浦の散策を終えて

さて、鞆の浦の散歩から帰って、
遠音近音(おちこち)旅館のロビーでジュースを飲みながら休憩。

動き回って、喉も乾いてしまいましたね。

そして、名残惜しいけどそろそろチェックアウトです。
とても素敵な時間を過ごさせてもらいました。

本当に素敵な旅館、汀邸遠音近音さんに感激でした。

三井アウトレットパーク倉敷へ

さて、これから京都に帰ります。 

鞆の浦の帰りにどこかに寄ろうかと考えたのですが、
倉敷は以前母と3人で行ったことがあるし、

  岡山旅行3 倉敷

それに、今はお天気もいいのですが、この後どうもお天気が崩れてくるらしくて、

三井アウトレットパーク倉敷によって、
買い物を少しして帰ろうかということになりました。

高速の紅葉も綺麗です。

 高速を降りて、もうすぐアウトレットですよ。
でも、やっぱり曇ってきましたね~。

 三井アウトレット倉敷

三井アウトレット倉敷に到着。

三井アウトレットパーク 倉敷は、岡山県倉敷市にある、
中国地方最大級の本格アウトレットモール。

 主人は靴が欲しかったみたいで、マドラスのお店を。。

主人が色々と靴を見ている間に、私もブーツを見つけてしまいました。

 そして、キッチン用品が欲しくて、ル・クルーゼやティファールを。

 ル・クルーゼのお鍋は重いものが多いけれど、
このお鍋は軽くて、しかもルクルーゼにしたら安い。

これなら、棚の中に片づけずに、キッチンにそのまま置いておいても
可愛い~かな。。と思って、赤いお鍋を買いました。

アリオ

三井アウトレットの隣にある大型ショッピングセンター
アリオへも寄ってみました。

11月だけど、もう、クリスマスツリーが出ていますよ。

さぬきうどん 竹清

ここで、嬉しいことに讃岐うどんのお店を発見。

香川では行列のできるうどん屋さんということです。

ということは。。もちろん、お昼ご飯はこれに決まりです。

セルフでおうどんをゆでたり、おだしも自分で入れて
トッピングも自分で選びます。どれにしようかな。。

半熟卵天も載せて。。

腰のある讃岐うどん、念願のおうどんが思わぬところで食べれて
ラッキーでした。

でも、今度はますます、
香川で讃岐うどんを食べたくなってしまったかな。

倉敷みらい公園

隣接する倉敷みらい公園の紅葉も綺麗~。 

 この辺りで、雨がパラパラ降ってきました。

京都に

でも、雨は少し降っただけで助かりました。
無事に京都に戻ってきましたよ。

 楽しかった旅行とお土産

秋の紅葉を満喫した四国の旅、

大歩危小歩危の遊覧船も楽しかったし、
祖谷のかづら橋も、怖く楽しく。。
祖谷温泉の露天風呂からの紅葉も綺麗でした。

ちょっとお土産もご紹介。
今治のバリっ子ちゃん、可愛いでしょう~。

初めてのしまなみ海道に感激し、
瀬戸の海の穏やかさに癒されました。
鞆の浦の町並みも昔の趣そのままで素敵。

 こちらは美味しいお土産ですよ。

そして、鞆の浦の汀邸遠音近音旅館は、とっても素敵な旅館で感激。
こんな旅館だったら、母も連れて来てあげたいな~と思いました。

そして。。

実は、今度母との3人で次の予約も入れているんですよ。
また、来るその時を、今から楽しみにしています。

 

ということで、2014年秋に主人と行った四国旅行は終わりです。

次は、やはり2014年の11月の記事が二つ続きます。

     下鴨神社腹帯・しょうざん楼蘭

     真如堂紅葉・泉涌寺窯もみじ祭り

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四国旅行5 鞆の浦 汀邸遠音近音旅館

2015-06-01 10:40:00 |  国内旅行

今日から6月。
いよいよ梅雨のシーズンですね。

とは言うものの、本日の京都はすっごくいいお天気。
真っ青な青空が広がっています。

私はこの後、クリーニングを出しに行ったり、
銀行や区役所に行ったり。。
月曜日はなにかと忙しいです。

でも、こんなにいいお天気の時は外に出るのも
苦になりませんよね~。

ただ。。日焼け対策だけはちゃんとしておかないと。。

若い時は気にもしなかったけど、今は紫外線が怖い。。です。


四国旅行1 大歩危小歩危・祖谷そば
四国旅行2 祖谷のかづら橋・祖谷温泉
四国旅行3 祖谷温泉・祖谷公園モノレール
四国旅行4 しまなみ海道
四国旅行5 鞆の浦 遠音近音旅館
四国旅行6 鞆の浦・三井アウトレット倉敷

さて、四国旅行は、鞆の浦のとっても素敵だった旅館
汀邸遠近さんです。

四国旅行4 しまなみ海道からの続きです。

 

 鞆の浦 汀邸遠音近音旅館(みぎわていをちこちりょかん)

しまなみ海道から目指したのは、本日のお宿
鞆の浦の汀邸遠音近音旅館(みぎわていをちこちりょかん)です。

 

 以前、母と3人で一度鞆の浦に来たことがあるのですが、
その時に泊まったホテル鴎風亭とは姉妹店だという遠音近音旅館。

   津和野・萩・宮島・広島の旅3

ホテル鴎風亭の接客の素晴らしさは、今でも心に残っていますが
こじんまりとした佇まいの汀邸遠音近音旅館は、
とってもとっても素敵な旅館でした。

遠音近音旅館の前身は、江戸時代に開業したお宿ということですが、 
その面影が残る、まるでタイムスリップしたような気分になる表玄関。


 

中に入ると、わぁ。。 素敵。

高い天井、重厚な梁。。

思ったよりもずっと広い玄関フロアーです。
 

古いだけではなく、和モダンな雰囲気や照明がお洒落で
気分が一気に上がっていきます。

 

実は、小さい旅館に見えたのは玄関フロアーで、
旅館そのものは、この渡り廊下の先にあるみたいです。

 

 ピカピカに磨かれた雰囲気ある廊下の先にあったのは、
落ち着いた感じの、それでいてとってもお洒落なロビーラウンジ。

赤いソファーがお部屋に温かみを加えてますね。とっても素敵です。

このロビーで、美味しいクッキーとお茶のおもてなし。
頑張って祖谷温泉からしまなみ海道と走り続けてきた疲れが飛んでいきそうです。
。。って、運転していたのは主人だけなんですけど。。

お部屋

ラウンジでほっこりとした後、お部屋に案内してもらいました。

私達の部屋は、ワイドビューツインのお部屋。
この旅館のお部屋は全室オーシャンビューで温泉露天風呂付きなんだそう。。

 

洗面所もレトロ感満載なんだけど、それだけではない。。
温かく懐かしい中にお洒落感があります。

コーヒー豆が用意されていて、自分で豆を挽いて
コーヒーが入れられるようになっています。

明日の朝は、コーヒーを入れて、デッキの椅子に座って
瀬戸の海を眺めようかな。。

 
そして、まずは、お部屋の半露天風呂に。

波の音を聞きながらゆっくりお風呂に入った後は
お楽しみの夕食ですよ。 

 

 ダイニング sou

 さて、夕ご飯の始まりです。

お食事はダイニングSOUで。 半個室風のテーブル席です。

まずは、遠音近音おすすめ、海のしずくの日本酒で乾杯。
ふわっとお口に広がる美味しいお酒です。

前菜

秋をたのしむと称したお料理の始めは、
焼きかますや銀杏里芋などの秋の吹き寄せや
渡り蟹の生姜酢ジュレ掛けなど。。

まるで絵を描いているように美しい1品。
でも、どこかにほっとするような温かみのあるお料理です。

 お造り

瀬戸の波を表したブルーのお皿に乗ってやってきたお造りは、
雲丹巻き鯛、鰆霜降り焼き、太刀魚。。

どれも、獲れたての新鮮な海の幸。美味しかったです。

お鍋

11月の寒い頃。。嬉しいことに鯛しゃぶ鍋がでてきました。

胃袋も心もあったかくしてくれるお鍋。。美味しいですね~。

 焼き物

焼き物は瀬戸内秋の鰻の蒲焼。秋茄子豆腐の上に焼き茄子も乗ってます。
まさに、秋色満載ですよね~。

 

 お肉料理・揚げ物

お肉料理は、和風ローストビーフ。
柿とウドの天ぷらが添えてあります。

ご飯は、なんと鯛釜飯。これはうれしいご飯です。

お腹はいっぱいなんだけど。。

あまりにも美味しいので、おこげの所を御替わりして、
土瓶仕立ての昆布茶をかけ、あられや薬味をいれて
お茶漬けで頂きました。

 う~~ん、やっぱり、これって日本人の味ですよね~。

水菓子

最後のデザートは梨のコンポートと抹茶アイス。
抹茶アイスには、胡麻煎餅も。。 

デザートも美味しい~。

素敵なインテリアの店内で頂いた秋の満載のお料理の数々。
雰囲気といいお料理といい、とっても満足の時間でした。

こちらの旅館は、小学生以下の子供は泊まれないようですが、
大人のための、静かに優雅に流れる時間を大切にされているのが
分かるような気がしました。

 貸切露天風呂・東風

お食事も終わって、しばらく部屋で休憩した後はもう一度お風呂へ。

この旅館には、二つの貸し切り露天風呂があります。
お部屋の露天風呂とはまた違った雰囲気の貸し切り露天風呂。

この日の夜と、明日の朝にそれぞれ予約を入れていました。

こちらは、東風(こち)貸し切り露天風呂。

暖かな照明に照らされた湯船からは、
真っ暗な夜の海しか見えませんが
波のざざ~っという音が、海のそばだということを教えてくれていましたよ。 

 

 リラクゼーションルーム 坐忘(ざぼう)

玄関を入ったところにあるリラクゼーションルーム。

お部屋で休憩した後、二人で行ってみました。
誰もいない貸し切り状態です。

一番奥の赤いカウチには、ヒーリングストーンが内蔵されていて
ぽかぽかと岩盤浴効果が得られます。

 

横になると、体がほかほかして、思わず眠ってしまいそう。。
っていうか、主人は本当に寝てしまってましたけど。。

 

2014年11月17日(月)

 さて、一夜明けて朝の瀬戸の海です。目の前に見える島は仙酔島。

貸切風呂の南風(はえ)

朝焼けの海を見ながら、お部屋の露天風呂と貸切風呂の南風(はえ)
交代で入りました。

貸切風呂から見た朝焼けはとっても綺麗で、
日常を忘れてしまう素敵な瞬間でした。

主人は、この素晴らしい朝焼けをお部屋の露天風呂から
見たようです。

 

朝食

朝食は、昨夜の夕食と同じダイニングSOUで。

昨日の夜は気づきませんでしたが、
デッキテラスは一面の海が見渡せます。
仙酔島が、間近に見えてますよ。

 本日の朝食は和食。
心配りの行き届いた朝食、どれも美味しいです。

海の景色を見ながら食べるデザートやオレンジジュース。

ゆったりと流れる時間、今日一日を元気にしてくれそうです。

 

 ウッドデッキでコーヒータイム

お部屋に戻り、コーヒー豆を挽いて、
お部屋のウッドデッキでコーヒータイム。

挽きたてのコーヒーの香りに包まれ、海のきらめきを見ながら
波の音や海鳥の声、時々聞こえるぽんぽん船の音を聞いて。。

旅行という非日常でしか味わえない贅沢ですよね。 

コーヒータイムの後は、ロビーで休憩。

向かいに見えている仙酔島には、ぽんぽん船に乗って渡ることが
できるそうです。

 

私たちは、チェックアウトまでの間に、
鞆の浦の散策に行ってみることにしました。

 

 

四国の旅の最終章、

四国旅行6 鞆の浦・三井アウトレット倉敷に続きます。

 

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