深夜ならではのセミの羽化。
今夜もその光景に遇うことができた。
キンモクセイの木の葉の先端や木の幹、地下から今夕出てきたクマゼミの羽根が見えている。


蒸し暑い日が続いた後、雨が降っていない日の夜はセミの羽化を見るチャンス。暑さが徐々に和らいでくる夕方7時頃から始まるといわれている。


私が先日、羽化を済ませたセミを発見したのは深夜11時過ぎ。セミの抜け殻から出てきたクマゼミらしい物体を数羽発見、土の中で数年(種類によって異なる)過ごしてきたというセミが羽化を済ませる寸前の光景に出会った。


セミたちはこの後、約一晩かけて成虫になり、翌朝第一声を上げ、元気な姿を見せてくれるという。


セミの一生は成虫期間で10日から1か月といわれる。繁殖・産卵・孵化・幼虫・羽化・幼虫・成虫を繰り返す。この期間は短いのだろうか…?それとも長いのだろうか? いずれにせよ夏にはなくてはならない昆虫だ。