前半の先取点は、宮間の正確なフリーキックを、相手GKがこぼしたのを大儀見がDFをかいくぐってゴールインした。!
フランスにほんのちょっと隙が生じた間に決めた鮮やかな先制点だった。
前半、日本のボールキープ率は60%。見ていても安心だった。
しかし、後半開始3分で日本が阪口のヘディングシュートが決まって2対0とすると、フランスも目が覚めた。
怒涛のようなフランスの攻撃を日本の守備陣がよく凌ぎ1点に抑えていたが33分、相手がPKをはずしてくれる運にも恵まれ、緊迫した日本の長い守りが続いた。当然、私の眠気も醒めていた。
結果は2対1で辛勝。試合中、ベンチに写る佐々木監督の表情は苦々しく、試合後に見せた少しの笑顔が爽やかには写ったが、やはり苦しい試合だった。
攻撃は、シンプルに得点さえ入れば我々は大喜びだが、守備はそういうわけにはいかない。まぁ、要はゴールインさえさせなければ良いのだが・・・。縦に横に高いボール低いボール、一瞬見失うような早いボールなどあらゆることに対処しないといけない。攻守のバランスが取れているからこそ、薄氷の勝利につながった。おめでとう!
試合後、大野が大儀見をハグしたまましばらくピッチ上を誇ったように歩く姿、そのほかの選手達が抱き合いながら涙するシーンが映し出されていた。感動の瞬間で、私も目頭が熱くなっていた。
ところで、日本テレビ系列の中継放送を試合の前後見ていたが、くりーむしちゅうの上田、さんま、野村などをキャスティングして盛り上げようとしていた。確かに大試合に勝ったから“結果オーライ”かもわからないが、全体的に上田の笑いだけとろうとする発言にはスポーツマインドをエンターテイメント化だけしている“アホらしい”ところがあり、引いてしまった。同系列で現在、土日に放送しているスポーツ番組内でもこのような発言が時たまあるが、共感を抱けなかった。
次は、決勝戦。アメリカとワールドカップ決勝戦の再来だ。フランスよりアメリカは強いはず。ここまで来たのだから死力を尽くして、がんばってほしいものだ。
その前に、きょう深夜(8日午前1時から)は、男子が44年ぶりのメダルを賭けてメキシコと対戦する。永井選手が出場できるかどうかが心配だ。サッカー以外では卓球女子団体も中国との決勝戦がある。
しばらくは興奮が続く。。。。やはり寝不足だ。