決定を1日延ばして、出てきたのが『交渉参加に向けて協議に入る・・・』の決定だった。
1日国会で審議し、形式上の“ご機嫌伺い”、“ガス抜き”のようなことをした挙句にこの決定だった。
それも、コメントのワンフレーズが長すぎて、解り難い。
こうせざるを得なかった状況は、反対派が予想外に多く、突っ走るのはよくないと感じたからだろうが、実際に多くの議論を積み重ねてきたわけでなく、ハワイのAPEC出席ぎりぎりまで、『誠意を尽くしました』というパフォーマンスを見せたのだろう。
『参加表明』を表明阻止ができた山田元農水相は笑顔で会場を出てきた。また、反対派の人たちがホッとした表情だったのは?
いずれ、TPPには参加しないといけないような現状なのだから、参加賛成派がもう少し、表面上の活動をしてほしかったし、デメリットだけが出て来て、メリットが見えてこないのはなんなんだろう・・・?
ひと段落ではない。
今後、この問題で“鎖国”をずっと続けられる訳でないのだから、国民にわかりやすい形でどんどん“情宣”をしてもらう必要が大いにある。