無題

携帯電話やＰＣのメールで、タイトルに何も入れないで送ると『無題』または『Ｎｏｎ　ｔｉｔｌｅ』などと言う形でメールが届く。

ブログには、タイトルを書き込まないと『タイトルは必須です』と赤字で警告が出る。

きょう、無題としたのはたまたまタイトルが思い当たらなかったからだ。

秋葉原無差別殺傷事件で、加藤被告が『掲示板は自分の帰る場所、自分が自分でいられる場所だった。掲示板上の人間関係は家族同然の人間関係だった』と述べたと言う記事（毎日新聞インターネット版から引用）には、何か社会のゆがみを感じた。

ここ数年、『掲示板』問題になっているが、現実と仮想空間の区別がつかなく、勘違いする若者が増えてきているように思える。

現実に、携帯のメールが普及し、電話本来の『話す』という基本的なコミュニケーションが疎かになってきている。

人間は言葉を使用して話す、聞く、答えるなどが出来る特徴を持っている。メールは手頃で一方的に自分の考えを相手に発信しておけば良いと勘違いしている輩が多くなっているようだが、人間のコミュニケーションはやはりＦａｃｅ　ｔｏ　Ｆａｃｅがベストだと信じている。

音声で言葉を発するコミュニケーション方法は、時間がかかろうと、忘れてはならない人間の基本動作なのだ。