甲子園球場で全国高校野球選手権大会が開かれている。きょうで49代表校が全て甲子園でプレーした。
このお盆の最中、ふるさとの高校を応援する観客が多いのに驚いた。特に関西圏の高校が出場する日は外野スタンドまでほぼ一杯になっていた。
甲子園といえば“アルプススタンド”。母校に声援を送る高校生応援団はリーダーや一般生徒、それに父母、一般の観客で埋めつくされる。
一番楽なのは、エアコンの効いた部屋でテレビ観戦だ。テレビというのはかゆいところに手が届く実況で盛り上げてくれる。バッターのアップ、ピッチャーをはじめ選手の心理描写、そして、すぐにREPLAYで見せてくれる。球場の雰囲気が伝わってくる。
ただ、アナウンサーのあまりにも細かい実況はいただけない。NHKは総合、教育の2チャンネルを使って、民放ではBS朝日が完全生中継をしているが、きょうは、BSで観戦していたが、時折チャンネルをNHKに変えると、まぁよくしゃべるアナが担当し、懇切丁寧すぎる実況で耳障りだった。本人は取材したネタを何もかも出してやろうとメモをどんどん紹介していたが、これはいただけない。すぐにチャンネルを変えてしまった。
要は、テレビは映像で球場全体や選手のアップをきっちり送ってくれているのだから、それに字幕紹介があるわけだから、コメントは短く、視聴者に想像する時間も与えてくれると有り難いということだ。何もかもどんどん喋れば良いとはいえない。それに、映像と実況アナウンスとがマッチしていればいいのだが、画面とかけ離れたコメントは印象度からもマイナスではないだろうか!
音声をミュートにして映像だけで・・・と仰る方がいるとは思うが、やはり甲子園独特のノイズが聞こえないと雰囲気が盛り上がらない。