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昔に出会う旅

歴史好きの人生は、昔に出会う旅。
何気ないものに意外な歴史を見つけるのも
旅の楽しみです。 妻の油絵もご覧下さい。

赤間神宮と、安徳天皇御陵

2007年10月14日 | 山陽地方の旅
下関市阿弥陀寺町の赤間神宮に行きました。


竜宮城のような「水天門」が見えます。
「水天門」は、「竜宮門形式」の楼門で、水の下にも壇ノ浦に入水した安徳天皇を偲ぶ形式のように思えます。
又、「水天門」の名称も安徳天皇・平家一門を祀った「水天宮」(福岡県久留米市に総本社がある)にちなんだものと思われます。



石段を上がった所に大きな絵馬が掛けられています。
干支の白いイノシシに乗る祭神安徳天皇が描かれていました。



「赤間神宮」の案内図です。

隣に「安徳天皇御陵」がありますが、すぐにこの場所に埋葬されたわけではなかったようです。
壇ノ浦の合戦で入水された安徳天皇の御尊骸は、小門(おど)海峡で中嶋組のいわし網に引き上げられ、現在「先帝祭」のお旅所となっている下関市伊崎町に仮埋葬されていたようです。

約20年前、下関から長門市に向かう山中の道路脇に「安徳天皇御陵」と書かれた案内板と、塚を見たことがあります。(木屋川上流の豊田湖の北)
なぜこんな山中に御陵があるのかと不思議に思った記憶があります。
「西市陵墓参考地」として宮内庁でも認識されているようで、陵墓参考地は九州を中心に合わせて5ヶ所もあるようです。
安徳天皇が生き延びてそれぞれの場所に行かれた伝承が多く残っているようです。
しかし、真実は一つで、昔から我が国にはウソつきが多かったということでしょうか。

その他、境内には平家一門の墓、耳なし芳一堂などもありました。


「水天門」のアーチ型の入り口です。
菊のご紋と、紅い門が印象的です。



正面の石段の上に拝殿が見えます。
拝殿は外拝殿、内拝殿と二重にあり、見えているのは外拝殿です。



外拝殿で参拝し、奥を見たようすです。
内拝殿の両側に緑の池があり、格式の高さと、竜宮城のイメージを感じます。



「赤間神宮」、「水天門」の案内板です。



外拝殿を斜めから見た景色です。
韓国から修学旅行で来た子供たちがたくさんいました。
関釜フェリーもあり、下関から韓国は身近に感じる国のようです。



境内に八幡神社がありました。



八幡神社の案内板です。
約1200年前に宇佐から勧進された歴史のある神社のようです。


外拝殿から水天門の裏側を見た景色です。
門の向こうには壇ノ浦や、対岸の門司が見えています。


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