昔に出会う旅

歴史好きの人生は、昔に出会う旅。
何気ないものに意外な歴史を見つけるのも
旅の楽しみです。 妻の油絵もご覧下さい。

みもすそ川公園の紙芝居「壇ノ浦合戦絵巻」

2007年10月11日 | 山陽地方の旅
下関市「みもすそ川公園」へ「源平壇ノ浦の合戦」の史跡や、「馬関戦争」で使用された長州藩の大砲などがあり、見に行きました。


関門海峡を望む整備された海岸に紙芝居の自転車がありました。
下関の観光キャンペーンでボランティアの女性が紙芝居を演じるようです。
紙芝居の女性は、通りがかった観光客に声をかけ、長椅子に座らせていましたので一緒に座り紙芝居を見物させて頂きました。



写真は、御裳川(みもすそがわ)碑です。
御裳川の河口は、今ではコンクリートの下にあるようで、この碑や、公園の名称になごりを留めています。



「みもすそ川公園」から関門大橋がすぐ近くに見上げることができます。
向こうに見える陸地は、門司の海岸です。



見物客が揃い、紙芝居が始まりました。源平最後の戦い「壇ノ浦合戦絵巻」です。
演じる女性は、江戸時代の大道芸人のような服装ですが、ドラえもんのおかあさんの面影もありました。
なかなか達者な語り口です。



「みもすそ川公園」に紙芝居「壇ノ浦合戦絵巻」の物語の内容が、石碑にありました。
関門海峡の早い潮の流れが戦況を大きく左右させたようです。


紙芝居「壇ノ浦合戦絵巻」は、平清盛の妻「二位の尼」が、八歳の安徳天皇を抱いて入水する場面です。
紙芝居の女性は、感情をこめて熱演しています。



「みもすそ川公園」にある石碑で、二位尼が詠んだ辞世の句です。

「安徳帝御入水之処」
「今ぞ知る みもすそ川の 御ながれ 波の下にも みやこありとは」



紙芝居が終わり、観光キャンペーンの絵葉書を頂きました。
ちょうどこの「みもすそ川公園」から見上げた関門大橋の絵葉書です。




「みもすそ川公園」にあった義経の「八艘跳び」の銅像です。
壇ノ浦の合戦で、猛将平教経の攻撃を逃れる義経が、八艘の舟を次々と飛び移って行った場面です。


「みもすそ川公園」にあった平知盛の銅像で、義経の銅像の西側に対峙しています。
戦いに敗れた平家軍を見とどけ、碇の綱を体に巻きつけて海に飛び込む華々しい最後の場面です。
平知盛は、平清盛の四男で、平清盛のあと棟梁となった愚鈍な兄の宗盛に代わり平家軍の指揮を行っていたとも言われています。
戦いの後、捕虜となり、最後には処刑されてしまった兄宗盛と比較され、平家方の英雄のイメージがあります。


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