昔に出会う旅

歴史好きの人生は、昔に出会う旅。
何気ないものに意外な歴史を見つけるのも
旅の楽しみです。 妻の油絵もご覧下さい。

北海道旅行No.31 礼文島「鮑古丹」の景色

2010年10月05日 | 北海道の旅
7/17 北海道旅行4日目 礼文島の北端「スコトン岬」から澄海岬[すかいみさき]へ向う途中、小さな集落、鮑古丹[あわびこたん]へ立寄りました。



「スコトン岬」の南にある小さな集落「鮑古丹」[あわびこたん]を北から見下ろした景色です。

妻は、雄大で、郷愁を感じさせるこの景色が気に入り、スケッチをしていました。

見下ろす斜面には「エゾニュウ」や、「エゾノヨロイグサ」など白い大きな花が咲いていました。



「鮑古丹」[あわびこたん]付近の地図です。

右上部分は、礼文島全体の地図で、赤い枠部分が「鮑古丹」付近です。

礼文島の北端「スコトン岬」から①の地点を右折し、③の地点付近まで車を走らせました。

途中の②の地点から道が分岐し、尾根を通る舗装されたトレッキングコースがあり、次回の掲載予定です。

「鮑古丹」は、④⑤の地点付近に数軒の家屋がある閑散とした集落でした。



海岸沿いの道を走っていると、草原の丘に建つ赤い鳥居に魅かれます。

向こうには「スコトン岬」や、「海鱸島」が見え、写真右手の青い道路標識辺りが、地図①地点です。

この写真は、地図②の地点からトレッキングコースを進み「スコトン岬」方向を撮ったものです。



道路から赤い鳥居の神社を見上げ、参拝させて頂きました。

神社の入口の上には「須古頓神社」と書かれた板が取り付けられ、アルミサッシの戸や、簡素な建物は北端の厳しい気候に配慮された仕様と思われます。



神社の前から地図①の地点の方向を見た景色です。

向こうに「海鱸島」が潜水艦のような姿で横たわり、一直線に続く岩礁もよく見えます。



地図②地点の三叉路の風景です。

左手に進むと尾根沿いのトレッキングコース、直進すると「鮑古丹」です。

この辺りで車の通行が禁止され、徒歩で進んで行きます。

道案内標識には両方向共に8時間コースとあり、南のゴロタ岬で合流した後、礼文島南部へ続くコースの案内と思われます。



舗装のない道を直進すると眼下に「鮑古丹」や、「ゴロタ岬」が見えて来ました。

岬近くに見える標高180mの「ゴロタ山」の頂上付近には雲がたれ込めています。

低い雲が、あたかも高い山にかかっているような光景は、礼文島で印象に残った景色の一つです。



「ゴロタ岬」を望む道の脇に咲く季節の花です。

写真の下に広がるピンクの花は、「タカネナデシコ」、左手のピンクの花は「レブンシオガマ」でしょうか。

この辺りの道沿いには多くの種類の花が咲いていました



地図③の地点から「スコトン岬」方向を見た景色です。

南の地形と対照的に高い断崖が続いていました。



「鮑古丹」の全景です。

おだやかなこの「鮑古丹」の浜辺も、冬になると荒々しい波に襲われる風景に変わるものと思われます。

未舗装の道が向こうまで続き、写真右手の山の上から海岸まで車道が続いているようです。



海岸に舟を陸揚げする港施設が見えます。

ここでも昆布漁の舟が活躍しているものと思われます。

乗用車や、小型トラックが見え、数棟の建物もありますが、人影は見当たりません。



「ゴロタ岬」に近い地図⑤地点の付近をズームで撮った写真です。

ここにも港の施設があり、三隻の舟や、車も見えます。

山の中腹には白い鳥居の神社があり、参道の下には二人の人影も見えています。

礼文島には集落ごとに神社がありますが、このような数軒しか家屋の見えない集落ではその維持も困難となっているものと思われます。

時代の変化スピードがますます加速し、生産性の低いものが淘汰されて行く先にどんな社会が来るのでしょうか。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。