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光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

光山市の「令和通り4丁目w」(2024年を振り返る)

2025-01-09 05:12:01 | 鉄道模型 
 2024年を振り返る・トピックスのその2です。


 上の写真の商店街。その建物の多くは今年、それも夏以降に製作したペーパーキットのストラクチャーが占めています。

 この夏がとにかく暑かったのは皆さまもご存じの通りですが、わたしの場合もご多分に漏れず7月から10月半ばまで暑さのせいで大掛かりなレイアウトの改修ができず、ひたすら台所でペーパーキットを作りまくるという夏を過ごしました。

 夏場にストラクチャーと言うのはコロナ禍に伴う自宅蟄居が生んだ新習慣でしたが、今年の場合はそれに加えて新参のストラクチャーメーカーに触れる機会が殊の外多かった事も影響しています。

 梅桜堂、ミニチュア工房、PLUMなどからわたしの琴線に触れるモデルが次々にリリースされた事でモデルへの制作意欲の多くがこれらのストラクチャー製作に回ったのは間違いありません。
 しかも最近では「まさかこんな建物が⁉」と思えるようなものまでもが続々リリースされています。この怒涛のリリースの背景にはレーザーカッターの普及に伴いペーパーキットが容易にリリースできるようになったことが大きいと思います。殊に車両模型に比べてストラクチャーの場合はペーパー素材へのアレルギーが比較的少ない事、ジオラマや特撮系キットとの親和性が高い事も追い風になっているのかもしれません。

 わたしの場合、元々はレイアウトの改修に伴うための建物製作でしたが、メインのレイアウトが「シーナリィはそのままに建物を随時差し替え可能」に作っていたので「差し替え用のスペア」の一般建造物がどんどん増えてゆくという珍現象が現出。

 ですが、出来上がった建物をああでもない、こうでもないと配列して即席の情景を作るのも結構楽しいものです。
 特に商店系の建物が増えると、たちまち仮置き用のベース上にいろいろな形の商店街が出現するのにはワクワクしてきますw
 この楽しみが定着したのは令和に入ってからコロナ禍にかけての時期ですから、さしずめ「令和通り4丁目(コロナ禍が4年続いたことに引っ掛けて)」とでも言いましょうか(笑)

 改めて思うのですが、最近の細密化の進む車両模型にはそれに見合うような背景がそろそろ必要になってきている気がします。最近のペーパーストラクチャーの進化は車両のリアル化、細密化に(あるところまで)シンクロしている感もありますね。
 (その傾向に関しては嬉しい半面一種の危惧も感じてはいるのですが、それについては次の機会に)

2024年を振り返る・ゴハチとロクゴの当たり年(笑)

2025-01-08 05:07:58 | 鉄道模型 
 例年よりもやや早いタイミングですが、毎年恒例の「○○年を振り返る」を上げたいと思います。
 
 と言うのも、殊鉄道模型のホビーライフに関する限り2024年は「とにかくあらゆるジャンルでいろいろあった激動の年」みたいなものでしたから(汗)1回2回で書き切れないくらいトピックスが多いと感じたからです。
 (などと勿体ぶって書いていますが、人から見たらそれほどでもないレベルのはなしばかりです)

 第一回の今回はトピックスから。

 今年入線したモデルを形式別に分けて見て気づくのは
 「EF58とEF65の入線が目立ったこと」「そのどれもが中古かジャンクだった」事でした。


 EF58は今年の上半期にKATOの青大将カラーとTOMIXの小窓Hゴム仕様。更に16番フリーのED58が入線。

 EF65に至ってはNでエーダイの1000番台が2両、KATOの0番台のアゴワレ仕様、更にマルイのPRO Zで500番台、カツミの1000番台とN、HO、 Zの各ゲージでEF65が入線するという快挙(爆笑)が実現しました。

 わずか1年の間に同一形式でこれほどバラエティ溢れる増備がされた経験はこれまでなかったことです。

 まあ、どれもこれもジャンクに近い中古モデルですが、殊EF58とEF65については「どこに行っても中古の出物がある」といっても良いくらい普及している機種である事が大きいと思います。
 まあ、今年に関して言うならその「どこに行っても出物がある」モデルの中にたまたまわたしの気を惹くモデルが多かったと言う事でもあるのでしょう。

 「KATOEF65のアゴワレ仕様の0番台」なんかは最近はなかなか見ない(笑)ですしエーダイのEF65のPS17仕様も同様。
 模型の世界でも実車に負けないくらいバリエーションの多いモデルだけに変わり種に当たる事もまた多いと言う事ですね(笑)

 とはいえ、それでも(わたし的には)今年が58と65の当たり年だったのは確かです。

東京ジオラマファクトリーの「マンションA」

2025-01-07 05:04:58 | ストラクチャー
 この夏のJAMの折に各メーカーのペーパーストラクチャーキットを買い込み、夏から秋にかけて「夜長のホビーライフ」を堪能しましたが、今回のアイテムがJAMでゲットした最後になります。

 物は東京ジオラマファクトリー(TDF)のマンションA

 このアイテム自体は初期の頃から出ていた模様ですが、以前製作したCタイプ(横長の5階建て)とは形状の異なる「4階建てのサイコロ状のビル」なのが特徴。
 これくらいのサイズであれば都会だけではなくローカル色の強い場所でもちらほら見かけたものですから、レイアウトへの親和性は割合高い建物ではないかと思います。
 (まあ、一番似合いそうなのは「昭和の地方都市の郊外」辺りでしょうか。これに似た外見のものは盛岡や静岡、甲府なんかでも見かけます)

 前回製作したマンションはサイズが大きかったのとTDF初挑戦の気負いもあって、完成までにたっぷり10日は掛けていたので、今回もそれくらいの期間を見込んでいたのですが。
 いざ製作に掛かってみたら「土日の二日間、3時間弱で出来上がってしまった(但しボンドの乾燥時間を除く)」のには何か狐にでもつままれたような気分(笑)

 今回が同社のキットの3作目という事もあって、それなりに製作の呼吸が呑み込めてきたという事でしょうか。
 昭和の「ちょっとオサレなマンション」の持つ中途半端にメルヘンなテラス回り(多分施主は「ヨーロッパ風」と思っていたのでしょうが)のイメージ把握はさすがTDF。
 1階の床がやや持ち上げられていて中二階みたいな高さに玄関がある構造もそれらしいですね(昨今のバリアフリーの風潮からは出てこない構造ではあります)

 ペーパーキットとはいえ「マンションの表札」「玄関の丸いテラスライト」はもとより「玄関内の郵便受け」まで造形している配慮の細かさもすごいです。
 そうそう、この手のマンションのモデルでは時として見落とされてきた「管理人室」を想定した構造も素晴らしい!(1階左側がそうだと思われます)

 ただ、例によって「室内灯には対応していないのでLEDを仕込むなら組み立て当初から各パーツを加工しておく」必要があります(でもうまくいったらさぞ映えるでしょう)
 わたしの場合は今回は素組みに近いので配線用の穴とかはあけていないのですが、テラスを中心に窓にカーテンやブラインドを仕込む加工はしてあります。

 完成したマンションをこれまで作った商店街の背後に配置してみるとそれまで芝居の書割みたいだった街並みに奥行きが生まれ、一気にリアリティが向上するのにはワクワクします(笑)

 なお、建物を裏返すと「味も素っ気もない普通のビル」の壁面が現れるリバーシブル性もレイアウトで使うには良い配慮かもしれません。

2024年最後の運転会とジャンクの花道(笑)

2025-01-05 05:00:41 | 旅行・探訪・イベントなど
 11月からほぼ毎週日曜日に開催されてきた、山梨県甲州市の「雨宮敬次郎展」の企画展の運転会。

 先日、今年最後の分を終了しました(当初は来週も予定されていたそうですが、劇団四季の公演が入ったため1週繰り上げになったそうです)
 今回の運転会をやっている隣では地元の有志が集まって「門松製作の講習会」をやっていまして、ここ数日の寒さと併せていよいよ今年も押し詰まってきた事を実感させられます。

 今回は久しぶりにカメラカーが持ち込まれ運転席からのトレインビューを会場のモニタに映す展示も追加されました。



 あと、体験運転用のレイアウトが持ち込まれ、来場のお子さんを中心に運転を楽しんでもらいました。
 展示用と併せて二つのレイアウトが並立したことになりますが、来場の方はロビーの体験運転を見た後に「向こうにも大きなレイアウトがありますよ」と伝えると企画展の方にも足を運んで頂く事ができ、玄関から会場までの回遊コースが作れたのは良かったと思います。

 で展示の方では例によって企画展に準拠した車両や編成が走るわけですが、昼食時の直後を中心に、ギャラリーが途切れる時があり、その際はメンバーが好みの編成を走らせるというのは前回と変わりません。

 わたしも悪乗りして変態度の高い編成を持ち込み、自己満足に浸るわけで(大汗)
 こういう時に私が良くやるのが「ジャンクの花道」と自分で勝手に読んでいる編成です。
 大昔のヴィンテージものとか、走りを復活させたレストア車とか「第三者には意味不明なジャンクモデルに大舞台を走らせる」個人イベントです。


 まずは先日の帰省で10年がかりでようやく4重連を実現できたしなのマイクロのED42。
 バラでちょこちょこ揃えた弊害で「4両全部が動力車」(マイクロエース仕様も含めてセット品は無動力車が1,2両混じっています)という事でパワーパックの容量不足が懸念されるのですが、展示のレイアウトはパワーパックにKATOのHYPER DXを使っているので何とかなるかと入線させました。

 16ロッドの4重連、しかも40年前の金属モデルなので走りもノイズも重量級。モジュールの劣化に伴い時々出る様になった通電低下の区間も4重連ならどうにか引っ張れます。時々どれかの機関車のロッドが一時的に止まったり尺取虫現象を起こすのはこの際御愛嬌でしょう。
 これならグランシップに持ち込めるかもしれません。

 我ながらちょっと悪ノリが過ぎた気もしますが、体験運転の空きに投入したのは485系の3連。
 あの「Limaの485系」です。
 実はこれの正体は参加したクラブのメンバーもわからなかった(何しろ大概のメンバーが生まれる前のモデルです)ですし「Made In ITARY」の表示に二度びっくりしたりと、サプライズ性はありました(笑)


 何しろ40年以上前のモデルだけに走行中動力車はぶるぶる震えっぱなし。ノイズもこれまた盛大でしたが、走り自体は意外にパワフルで長時間の走行にもへこたれません。この辺りは模型と玩具の中間的な存在として耐久性にかなり気を配ったモデルだったことが伺われます。
 (あと、メンバーの感想として「パンタが思ったよりも細密な感じ」というのもありました)

 運転会は来年1月の第一週まで、展示自体は第二週まで続きます。

あまりにもタイムリー過ぎる「マイクロのE721系0番台」の入線(汗)

2025-01-04 05:56:14 | 車輌・電車
 2024年最後の入線車はイレギュラーな物となったのですが、その入線タイミングがあまりにも意外性のあるものだったので少なからず驚いています。

 物はマイクロの「E721系0番代、P6ーP36編成のセット」
 実を言いますと、これはあらかじめ予約した物ではなく、先日の帰省の折にたまたま「仙台の電車」程度の認識だったE721系の中古を入線させた(この辺については次の機会にでも)折、ほぼ同じタイミングで新モデルがリリースされた事を知り、これまたたまたま店頭に並んでいた物を衝動買いしてしまった奴でした。

 マイクロの721系1000番代は4連での使用を想定した物でしたが、今回の0番代は2連✖︎2の4両編成。当然先頭車が4両という組み合わせなのですが、最短で2連、1000番代の先頭に2連を追加した6連での使用も想定できる(実車がそうなっているかどうかは別として)のでレイアウト上でも機動性の高い運用ができそうに思えたのです。

 が、これを買った当日に朝刊を開いてみたら「E721系の台車枠にクラック」という記事が目に飛び込んできました。
 それも、問題の車両は0番代2連編成で全編成の7割以上が該当するという騒ぎ。

 よりにもよって入線のタイミングがあまりにタイムリーすぎます。
 もちろんネットの鉄道ニュースもその話題ばっかりでしたが、これまで話題性に乏しい方だったE721系にとっては災難ではあります。

 とまあ、それは置いておいて、
 モデルの方は1000番台と同様に造形については「いつものマイクロの電車」といった趣で不満はごく少ない方です(一塊の床下機器に違和感を感じなければ、ですが)

 E721の派生車は青い森鉄道や阿武隈急行でも就航している様なので、そのうち701系の後継としてあちこちで見かけるのかもしれません。

TOMIXの「ハローマック」のリリースで驚いたこと(汗)

2025-01-03 20:54:39 | 思いつくままに・考察
 先日紹介のTOMIXの「ハローマック」

 モデルとしての特徴は前回書いた通りなのですが、今回はこれを買った時に驚いたことから。

 今回行きつけのショップに他のアイテム(これがまた高かったのなんのって)と合わせて「ハローマック」を引き取ってきたのですが、その際に見た定価が「5940円」
 昨今の諸式高騰の折とはいえ、鉄道模型用のストラクチャーとしては随分と高価になったものです。
 いや、高いなあとか思いつつ財布を開いたのですが、その際に御店主が言った一言がわたしを凍り付かせました。

 「ネットでは9000円で出品されていますよ」

 スマホの画面を見せて頂いたら確かに「ハローマックが9000円」と表示され7000円前後のプレミア価格もザラの様です。
 御店主の話では今回のハローマックはやたらと売れているらしく、その日だけでもわたしの他に何人かが買って(引き取って)ゆき、中には飛び込みで2個買って行った剛の者もいたとのこと。

 その後覗いてみた某量販店でもハローマックは影も形もありませんでしたw

 おそらく、ですが今回のアイテムは鉄道模型ファン以外の購買層がそれなりにいたのではないか、あるいはコレクターか転売ユースで買われたものも多かったのではないかと思われます。
 (チヨダで通販もやっているみたいですし)

 前回の記事に書きましたが、今回のハローマックは外見上も、サイズ的にもレイアウトの情景の中では破壊的な存在感(どこに置いても目立つ)を示すモデルですし、飾る以外のプレイバリューがそうそうある様なアイテムでもありませんから。
 (それこそお座敷運転の華、もしくは最初から「ハローマック組み込み前提でシーナリィをプランニングしたレイアウト」なら何とかというレベルに思います)

 それにしてもこんな調子だとそのうち「ストラクチャーひとつ買うにも相当前から情報収集し早々と予約する必要が出てくるのかもしれない」と少々暗澹とします。
 車両ならともかく、レイアウト用品くらいはもう少し気楽に買えない物かとか思います。

謹賀新年

2025-01-01 20:22:09 | その他
 2025年1月1日午前0時。

 年越し運転の一番列車は昨年に引き続いてTOMIXのSL銀河とキハ141系の組み合わせで出発しました。
 当鉄道もこの瞬間から2025年の活動をスタートさせる事になります。

 昨年は様々な外部要因でメインのレイアウト改修が進捗しなかったので、まずはこれをできるだけ進めていきたいと思います。

 あともうひとつ、これも2年越しの懸案だったのですが「Zゲージのレイアウト」というか常設の運転場の建設にも今年こそかかりたいと思っています(「レイアウト」と言うほど大袈裟なものではないのですが、一昨年暮れの或る出来事を契機に着工に掛かりたいと思っています)

 昨夜は年越し運転終了後はBSの「行く鉄来る鉄」の最後の10分位を観ながら、リビングに鎮座しているモジュールに灯りを入れました。

 モジュールの夜景を眺めつつ寝酒ならぬコーヒーとガレットの夜食を頂き、新年最初の夜は過ぎてゆきます(笑)
 こういうテツモライフはかねてからの憧れでしたが(夢に比べてかなり変則的とはいえ)新年の夜に実現できたのは嬉しいです。

 何しろ自宅の周囲は「1月1日なんだか12月32日なんだか分からない」くらいに変化と刺激に乏しい田舎なので、こうでもしないと正月の気分になれないところがありますから(汗)

 最後に

 改めて新年あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いします。