光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

2016年を振り返る・その6・S660と鉄道模型

2017-01-11 05:17:59 | 思いつくままに・考察
 S660と鉄道模型の話その2です。
 
 S660が来てからと言う物、いつから私はこんなにアクティブになったのかと思えるくらいに近場の山の中ばかり走り歩いている気がします。
 実際、これまでの車歴と照らし合わせてみてもクルマが変わった位で私の本質のひとつだった「出不精」が変わった事などありませんでした。
 言い方はあれですが「たかがクルマが変わった位で性格や生活様式が変わるなんてある訳がない」と内心思っていたのも事実です。
 ところがS660はそれを変えてしまった。

 月当たり1000キロという走行距離は前の車の2倍から3倍に相当します。

 ではS660に乗る様になってから鉄道模型ライフが変わったか?
 時間的に鉄道模型をやるべき時間のいくばくかがS660で走っている時間に取られているのは確かです。

 もっともどちらも趣味であり道楽である事には違いないので、わたし的には気にはならないのですが。

 でもそれ以外に大きな変化とか影響は出ていない気がします。
 強いて言えば「工作の時の集中力が上がった気がする」くらいですが。

 S660に限らず運転それ自体を楽しむクルマに乗るという事は常に五感を使い、周囲に気を配りつつ走りを楽しむという側面があります。
 これはリアルな意味での運転とバーチャルな意味でのシミュレーション(或いはゲーム)との本質的な違いであるとも言えます。

 一方で鉄道模型を作る行為は基本的に一点を集中し指先や手先の感覚と巧緻性を駆使して楽しむ趣味と言えます。

 もちろん鼻歌交じりでドライブやモデリングを楽しむ向きもあると思いますが少なくとも私にとってはそういう感覚になります。
 
 体が止まっている時は心が動いている時であり、心が止まっている時は体が動いている時であると言えます。
 この「心」を「指先、手先」と読み替えると工作中の鉄道模型に当てはまる気もしないではありません。

 ですからS660で走るというのは「動中静」であり鉄道模型を作っている時は「静中動」であるといえます。

 この二つを楽しみ、使い分ける事で相互作用として趣味性が深まるのではないかという気もしてきています。

 尤も、趣味性が深くなったからと言って運転がうまくなったり工作が上達するとは限らないのが私が私であるが故の問題なのですが(大汗)

2016年を振り返る・S660に彩られた後半

2017-01-10 05:19:47 | 小説
 2016年を振り返る。


 このネタの中では真打ち中の真打ちです。
 今年の夏以降の私のホビーはもとよりライフまで変えて見せたインパクトの点ではこれ以上のものはありません。

 勿論その主役は「S660」です。


 12月現在でS660の走行距離は優に4000キロに迫ります。
 これ自体大した事が無いと思われるかもしれませんが、この走行距離は「実質休日しか乗っていない数字」なのです。
 
 つまり休日ごとに100キロ単位で走行距離を伸ばしてきた事になる訳です。
 これは私の人生にとってとても凄い事なのです。

 何故なら、鉄道模型を趣味としている事からもお分かりの通りこれまで私のライフスタイルは基本的に「出不精」でしたから。
 いくら田舎暮らしで周囲にS660を楽しめる峠道が無数にあるとは行っても、ここまであちこち飛び回るとは思いませんでした。

 それ位私のカーライフを大きく変えたのがS660でした。

 軽のスポーツカーゆえに荷物なんかほとんど載りませんし人間も最大で二人しか乗らない。
 それどころか馬力は64馬力でパワーウェイトレシオに至ってはエスクァイアのHVすら下回るのです。

 それなのに運転する事がとにかく楽しい。
 峠のつづら折れを時速40キロ程度で曲がっていても「クルマを運転している実感」の楽しさの方がはるかに上回るのです。
 ちょっと長距離を走るとすぐ疲れるのに、降りようとすると「まだまだ乗っていたくなる」麻薬性(笑) 


 軽自動車でありながら本格ミッドシップの構成、6速MTと強力無比な4輪ディスクブレーキ。
 更に頭上の解放感抜群のタルガトップまで装備。
 デザインもナンバープレートを見なければ誰も軽と思わない存在感。
 峠はもとより高速道路を流していても軽自動車に乗っている感は皆無の走行性(但しエンジンノイズを除くw)

 そのくせ休日に乗っている限りはコンスタントにリッター20キロをキープして見せる低燃費。

 これらが渾然一体となって空前の軽スポーツとなっているのがS660でした。


 私の車歴初めてのスポーツカーはあらゆる点で期待を上回るクルマでした。
 前述の走行距離の長さは何よりその証左と思います。

2016年を振り返る・エスクァイアのこの1年

2017-01-08 05:16:19 | その他
 2016年を振り返る・その4です。


 昨年の初め(厳密には一昨年暮れなのですが)入庫した自家用車のエスクァイアHV。
 年の後半でS660が来ることが決まっていた事もあって、何から何までS660とは正反対のクルマとして使われる事が決まっていました。

 車中泊に対応する室内の広さ、5ナンバーミニバンとしては最大級の荷室収容力、HVゆえの低燃費、そして高い着座位置と大きな窓による取り回しの良さ。
 片道200キロ以上の往復に(主に運転手が)耐える長距離巡航性。

 とにかく徹底的に生活密着型のクルマとして選択した物です。


 この1年、主に通勤と買い物、帰省などに使われてきましたが中でもこれが最大限の威力を発揮したのがグランシップトレインフェスタです。
 二名乗車で900×600×700のサイズのモジュールを重ねた通称「おかもち」をふたつ呑み込み、それとは別に車両ケースやらリペア機材やらを入れた段ボールを何個か一度に運びつつ片道100キロ以上の山道を走り切る。
 こんな用途に十二分に対応し、しかもリッター25キロ以上の燃費を叩きだすクルマはあの時点ではこれしか無かったと断言しても良いと思います。

 次回に触れるターミナル駅のモジュール製作もこのエスクァイアの存在なくしてはできなかったろうという位このクルマの導入の意義は大きな物がありました。
 ですから当時はこのクルマを「グランシップスペシャル」とすら呼称していたくらいで(笑)


 トレインフェスタを別にしても今年の運転会での機材輸送では大活躍していますし、当初の目論見通りかそれ以上に頑張ってくれたクルマと思います。
 そうでないときも、例えば「雨の日の自走別荘」としてそのあり余る室内空間を堪能する事も出来ましたし、帰省の折には「当日に壊れた洗濯機をその日の内に買い替えて持ち帰る」などという離れ業まで演じ(爆笑)
 夜の塾に子供を迎えに行くときでは乗ってきたママチャリをそのまま呑み込ませて帰宅するなんて事もやってのけます。
 誰かを乗せる時にも超とつく位に大スライドする2列目シートの即席リムジンは大好評でした。

 運転する身としてもあの視界の広さと5ナンバー故に大概の裏路地に乗り入れられる機動性にはかなり救われています。


 こうしてみると5ナンバーミニバンと言うのは「クルマのある生活」と言う物をフィジカルな意味で大きく広げてくれるギアとして実に有効な存在であると実感させられます。
 いわゆるカーマニアを相手にしたクルマでない事も確かですが、一方でカーマニアの殆どが見落としてしまっている点については実に抜かりがない。

 (何しろあの「窓のウエストラインの低さ」も単なる解放感だけでなく「ドライブスルーのカウンターの高さに合わせてあった」事実を知った時にはおせっかいなまでの親切心に戦慄すら覚えた位です笑)
 一種トヨタの底力を体現したミニバンと言えます。

 そしてなによりここまで実用性を高めているクルマだからこそ安心してS660が選べたという点も見逃せません。
 今年の後半はこのブログ上ではS660の事を書きっぱなしですが、これは実用車としてエスクァイアも使っている事で純粋にS660を楽しむ事ができているという事実を見逃すわけにはいきません。
 (もしS660しかなかったら多分ひと月しないで手放していただろうとも思いますし) 

 ただ、このクルマで気に入らないのは(オーディオの操作性の悪さとか操作系のレイアウトのまずさとかもありますが)何と言ってもあの「金ぴか趣味丸出しのフロントグリル」に尽きます。
 ここさえもう少しどうにかなっていたら100点満点の90点くらいはやれるのですが。
 (尤もフロントエンドのキンピカ趣味はここ10年位バブル状態が続いているアメ車や欧州車でも共通の悪傾向なのですが)

2016年を振り返る・3・今年の入線車両から

2017-01-07 05:14:07 | 鉄道模型 
 2016年を振り返る、今回は今年の入線車で特に印象深かった物をピックアップします。
 例によって新車からジャンクから加工品まで、更には日本型・外国型も全く問わないごった煮みたいなラインナップですが、要は「私の思い出にどれだけ残ったか、私の趣味性にどれだけ影響を与えたか」と言う徹底的に独断に満ちたラインナップですのでカーオブザイヤーみたいなのを期待された向きにはご勘弁を。

 関水金属の初代C50(中古)

 今年一番のサプライズ。と言いますか、「まさかこれが入線するとは」と言うインパクトの点では文句なしに今年最大のサプライズでした。
 日本型Nゲージ50周年を過ぎて、正にその始祖と言えるモデルと言えます。
 入手経路の意外性とそこに関わる偶然の要因に始まって、当初の不動に近い走行コンディションから色々と手を尽くしてどうにか走行可能なところまで持って行ったプロセス。
 そして運転会はもとよりグランシップにまで持ち込まれてその走りを披露できた「ジャンクの花道性」に至るまで今年の話題を一気にさらったモデルと言えます。
 勿論同時入線した当時物のオハ31(カプラーの特殊性からアーノルドやKATOカプラーとの連結不可)と組み合わされた効果も見逃せません。

 KATOの「最新型」C50(新車)

 初代のC50から僅か4ヶ月ほどでの入線となったKATOの最新アップデートのC50です。
 KATO製品としても極限と言える細密度と造形、スムーズの極みみたいな走り味。
 まさにNゲージ50周年記念モデルにふさわしい進化を全身で体現したみたいなモデルでした。
 また、パッケージに付属の50周年記念ブックレットとDVDと併せると「50周年記念イベントそのものが我が家にやってきた」みたいな楽しさまで付いて来たのにも心底驚きました。

 天賞堂のED75(16番・中古)
 16番モデルとしてかねて欲しかった「ブラスのED75」が「無動力トレーラー」と言う形で望外の格安で手に入った事。
 これがまず驚きだったのですが、40年以上前のモデルでありながら基本的な部分で現代の細密モデルに引けを取らない造形だった事も記憶に残るところです。
 また、無動力ゆえに「ディスプレイモデルとしての資質」も備えていた事と併せて16番モデルのあり方について考えさせられる所の多いモデルでもありました。

 マイクロ改のED91(工作品)
 オールドモデルとジャンクのショーティモデル2両を切り継いでスケールモデルっぽく仕上げたオリジナル。
 こういう形で新形式が追加できた事も去る事ながらジャンクモデルゆえの特有の苦労もあって個人的に強い印象があります。
 まさか「パリパリに割れてしまった車体をパズルみたいにつなぎ合わせて合成する」なんて真似をやる事になると思いませんでした(笑)

 リリプットのハイスラー蒸機(HOゲージ・中古)
 走行系に特有の特色を持つギアードモデルですが走らせてみるとそのアクションが楽しい。
 これを斜め下から見上げるアングルで眺めるのは正に至福のひと時でした。
 このメカニカル感を楽しむにはNやZでは役不足でしょう。
 その意味でもHOのモデルのメリットを最大限に発揮したモデルと思います。


 アーノルドのオリンピック電車(中古)
 これも「まさかこれが入線するとは」組です(笑)
 完全な3両固定編成で一体集電のシステム、動力車にまで照明を装備した低全高の動力ユニット、動力系の過熱に対応した安全装置。
 これだけのハイテクを装備したNゲージ電車がTOMIXすら出ていなかった頃に製品化されていた事がまず驚きです。
 40年以上経た現在でもその先進性には舌を巻きます。
 勿論電車そのもののデザインの魅力も見逃せません。

 弘南鉄道のED22(新車)
 プラと金属のハイブリッドモデルとはいえ、初めて体験した「ワールド工芸のキット」でした。
 如何にもワールドと言う感じのマニアックな車種選択に始まり、台車内にコアレスモータを内蔵したパワートラック同然の動力。
 そして相当に細密感があるのに「私にもどうにか作れた」という考えられたキット構成。
 これならもっと作って見たいと思わせる意味で「作る鉄道模型」の魅力を再認識させたモデルです。

 関水金属のオハフ30(工作)
 既存のオハ31とオハに30を切り継いで製作したオリジナル。
 40年前の書籍の記事をそのままなぞって製作したものです。今年はある意味Nゲージ50年のモデラーの苦闘を追体験する様な工作が多かった気がしますが、これなどはその最たるものでしょう。

 KATOのマヌ34(新車)
 これなどは「まさかこれがNで製品化されるとは!」と言うサプライズ性が全てを語ります。
 これが出なかったら50年前「模型と工作」の記事を基にスクラッチする積りでいたのですが、要は「それ位Nゲージでの製品化が困難」と思われていたモデルです。
 まさか暖房車がプラ量産品でモデル化されるとは…今でも信じられません(笑)

 マイクロエースの「趣味のカラー」と「EF61」(中古)
 どちらも「実車が存在しないカラーリング」特に10系客車は当時から「色モノ扱い」でファンの注目を殆ど惹かなかったモデルです。
 一方のEF61はイベント限定品の「特急色」こちらは「ありそうでなかった」と言うか「こういうのが見たかった」というニードがそれなりに想定できる点で趣味のカラーとは一線を画します。
 ある意味どちらも「あのメーカーらしさ」が横溢したモデルではないでしょうか。
 これが走るだけで運転会が「お祭り臭くなる」と言う点も含めて(笑)

 

2016年を振り返る・その2・ターミナル駅と鉄博風のモジュール

2017-01-06 05:11:50 | モジュール4
 2016年を振り返る、今回はモジュール編です。

 昨年の2月頃になって急遽企画を立ち上げた「ターミナル駅舎」のモジュール。
 種を明かせば数年前に某SNSの出品作として作った駅ビルとメインレイアウトの改修で宙に浮いていた高架駅の再利用。
 ですのでゼロからスクラッチした物とは意味合いは異なりますが、3年ぶり位の新作レイアウトとなりました。



 今回のモジュールは完全に「運転会、グランシップのトレインフェスタでの展示」を第一義に製作したものです。
 大体、自宅のレイアウトにあんなでかい駅ビルや34階建ての超高層ビルが置けるスペースなんてある訳がない(爆)

 とはいえそれぞれの製作当時は考えていなかった「室内照明」にはかなり苦労させられました。
 LEDの工作なんて文字通りこれは初めてで、久しぶりに配線にハンダこてを握る羽目になりましたから。

 モジュールとしての出来は他の出品作と比べるべきもない事は私自身がよくわかっている積りですが、
 それでもイベントの中でのインパクト、遠くから見てもわかるランドマーク性を持たせるというモジュールの目的だけは達せられたと思います。


 同時に一昨年秋から取りかかっていた鉄博風モジュールの改修についてもこれは同様です。
 こちらは後付けで屋根を載せるだけでしたが、照明の組み込みによって館内を覗きこみたくさせる効果を狙ったものでしたが実際のイベントを見る限り特に子供たちの反応が以前の運転会よりも良くなっていた事からも一定の効果はあった様です。

 こうしたモジュールについては「一般客も見る運転会でのアミューズメント性」を優先したのでお客さまの反応がおおむね良好だったのだけが救いです。

 ただ、どちらも造りに雑な点が目立つという弱点が残りますので、今後の改修も併せてどれだけ見苦しくなく出来るかが次年度への課題なのは間違いありません。

2016年を振り返るその1・グランシップトレインフェスタ

2017-01-05 05:10:27 | 旅行・探訪・イベントなど
2016年を振り返るから

 2016年の前半最大のイベントは何と言ってもグランシップトレインフェスタでした。
 モジュールの製作や改修、どうかすると車の買い替えにまでこのイベントの影響が色濃く反映したと思います。

 実際、私の人生で初めて「自分の趣味絡みで全国規模のイベントに見る側でなく参加する側として泊り掛けで県外に繰り出した」のですからそのインパクトだけで一生もののイベントだったと言えます。

 その影響もあって5月の後半から6月の前半にかけての当ブログは「グランシップ一色」に染め上げられるというこれまた空前の展開になりました。
 このブログにお付き合い頂いている方々には「一体何事か」と思われたかもしれませんが、終了後ひと月たっても私自身舞い上がりっぱなしだったのです。

 このイベントに参加して一番嬉しかった事は「参加クラブの作品群を雑誌や映像でなく直接ライブで見られた事」です。

 なんだかんだいっても「100枚の写真、1時間の映像を見るよりも実物の模型なりレイアウトなりを15分見て回る事の方がはるかに得るところも大きく、また充実するものである」事。
 この歳になってこんな自明の事実を初めて認識した事がイベントに参加した最大にして最高の収穫でした。

 勿論そうした事で自作の余りの出来の悪さも認識させられたのも事実ですが、それゆえに有形無形の鞭撻を得られたのもまた確かです。
 何しろ「周りの作品すべてが私の愚作よりも出来がよかった」のですから(汗)これが栄養にならない訳がない(大汗)

 そして、全国から集合してきた趣味を同じくする方々と交流する機会がつくれたこと、何より「鉄道模型のイベントで泊り掛けの飲み会ができた」なんてのは空前の出来事でした。
 それだけに充実感も半端なかったですし、ここで得られたものも大きかったと思います。

 今年は昨年の様な余裕のあるスケジュールが難しいのですが、できれば次回も是非参加したい。
 それまでには今のモジュールを再改修して今回よりは見られるものにしたいというのが正直なところです。

Nスケールのミニカーから

2017-01-04 05:07:53 | アクセサリー
 先日の戦利品から。

 同じショップでカーコレ80のミニカーを何台か入手したのですが(これについては次の機会に)Nゲージの方でも買ってきたのがクルマだったりします。

 じつはこちらでは津川洋行の中古(?)が割合格安で並んでいたのですがその中から目ぼしい物をふたつばかり拾ってきました。

 ひとつはマツダR360とスクーターのセット。
 もうひとつはミニのピックアップ。

 どちらも従来のカーコレにはない組み合わせです。

 昔の津川のミニカーは結構渋い車種選択で唸らせてくれた物ですが、逆に渋すぎて(あと高価だった事も)レイアウトでなかなか使えなかったものです。

 今回入手した物は若年層の鉄道マニアの気をあまり惹かない車種の様な気もするのでそれで売れ残っていたのかもしれません。

 帰宅後、この車種が似合いそうな棚幡線レイアウトの中に配置して見ましたが、このふたつが入っただけでレイアウトの雰囲気が60年代になったのには驚きました(笑)


偉大なる凡庸の系譜・キハ02編

2017-01-03 05:03:32 | 車両・気動車
 このところストラクチャー関連ばかりで久しぶりに書く「偉大なる凡庸の系譜・車両編」となりますか。

 今回取り上げるのはTOMIXのキハ02系。
 実車がそうと言うのではなく「気がついたら増えていた」と言う不思議な経緯を持つ車両です。

 600×900のローカル線レイアウトや400×900のミニSLレイアウトを作って見るとサイズの小ささゆえに使える車両が限定されがちなイメージがあります。
 (実際には鉄コレやMODEMOのおかげで案外そうでもない事が分って来たのですが)

 そんな事もあって一時期2軸のレールバスを主力に使おうと思っていた事があります。
 そこで白羽の矢が立ったのがTOMIXのキハ02系列。
 レイアウトの製作をやっていた頃のカタログ上ではキハ01・02・03それにキユニまだラインナップされていました。
 ところがこれが当時は新車はもとより中古すらどこの店にも無く、たまたま再生産された南部縦貫鉄道のレールバスを充当した事があります。
 これがまた小さいなりによく纏まったデザインとウェイトさえ追加すればそこそこの走りをしてくれるのでかなり重宝しています。

 ところが縁と言うのは不思議なもので、これが入った直後からキハ02を始めとした国鉄型レールバスの出物が出るわ出るわ。
 新品ではなかなか見ないキユニまで中古で入手できたのだから不思議です。

 さて、ここで取り上げたのは2000年代頃?にリニューアルされたTOMIXの仕様ですが、実際にはこれの前に(1977年頃?)ナインスケールの血をひく香港製のキハ02が初期のTOMIXでラインナップされていた事があります。
 これを中心にした基本セットまででていた事はこのブログでもたびたび取り上げていますが、20世紀末に当時の仕様に近い記念モデルも出ていたほどファンにはポピュラーな機種でした。

 こちらの仕様のモデルも何故か出物があって4両も在籍しています。
 当時の仕様と言いますか、駆動輪は1軸だけ、トレーラーにはインテリアどころか「金属の塊のウェイトがドンと載っている」と言う中々に豪快さんなモデルですが不思議と憎めない味を出しています。

 今では鉄コレも含めて結構な種類のレールバスがモデル化(但し今でも入手できる機種は少ない)されていますが個人的にはキハ02の朴訥さに勝てる機種は少ない気がします。

明けましておめでとうございます

2017-01-02 22:06:27 | その他
 明けましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いします。

 家では毎年恒例、2017年午前零時の時報とともに今年の一番列車がエンドレスを一周します。


 ここでは毎年昨年を象徴する編成を選んでいるのですが、今回はKATOの50周年記念モデルであるC50を用いました。
 滑らかな走行性とつややかな車体の質感は正にこういう運転にぴったりです。

 その年越し運転を見届けて、そのまま寝に入りましたが元日の今日は色々と忙しくて今さっき帰宅したところです。

(追記)
 昨年最後の入線車は帰省中の中古ショップで大晦日の夕方に見つけた出物で、「入線即年越し運転に参加」という事になりました(笑)
 一方で今年最初の入線車も同じショップの出物ですが大晦日の時点で少し逡巡していたものを年が明けたとたんに急に買う気になって入線させたものです。こちらについては次回に回すとして、今回は昨年最後の入線車と年越し運転のはなしから。

 今回入線させたのはTOMIXのキハ52.
 いわゆる「盛岡色の赤鬼フェイス」です。
 これまでにもこの型の出物はそれなりに見かけていたのですが何といっても中古とは思えない値付けのおかげでこれまで手を出せずにいました。
 (それに個人的に盛岡色自体があまり好みでなかった事もあります)

 が、その間に「キハ52以外の盛岡色が増えたこと(キハ22・キハ23・キハ58)もあってできれば入手したい」とか考えが変わってきた経緯があります。
 ちょうど大晦日の処分セールか何かでそれまでの半額程度の出物があった事でようやく入線を果たしました。

 HG仕様のTOMIX製なので造形については文句はありませんし、単行で走る分には実にするすると走ってくれました。

 ここ数年の恒例となっている「畳の上でのお座敷エンドレスでの年越し運転」でもC50牽引のオハ31系とはいいペアになってくれました。

 確か昨年の年越しでは「カシオペア塗装のED75」その前は「鉄道ホビートレイン」がこのキハ52の立ち位置にいましたから今年の年越し運転はいつになく正攻法の組み合わせとなった事になります。