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光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

トレインフェスタのはなしその10・鉄博風モジュールのはなし

2016-06-12 05:35:48 | 旅行・探訪・イベントなど
 トレインフェスタ2016のはなし
 これまでクラブやら他の出展物の話を続けてきましたが、そろそろ自分の作ったモジュールの話もしなければいけない気がします。
 文字通りの愚作のはなしですがご勘弁を。

 今回のイベントで私が一番不安を感じていたのは何あろう「全国規模のイベントに愚作のモジュールを出展する」事にあったのは間違いありません(大汗)
 何しろ参加される他のクラブの作品の出来や作りは私などからすれば「雲上のレベル」ですし比較でもされるとひとたまりもないレベルですから。

 とはいえ出してしまったものは仕方がないですからそれぞれのモジュールについて出来そのものについては置いておいて、見に来られた方の反応を中心に書きたいと思います。



 鉄博モジュールの改修で肝に据えていた事は「覗きこむ」という事です。
 モジュールの半分に大きな屋根を掛け内部に照明を仕込んだのは「実際の鉄道関係の博物館がそういう構造である事が多いから」というのがありました。
 実際、屋根がない状態で上から俯瞰で眺めると特に私の作例では「しょぼさが際立つ」という難点があります。

 ですが屋根を被せた上で内部を照明で明るくし一部に覗き窓を開けると見る側は「つい中を覗きたくなる」のが普通です。
 露天だと見流してしまう展示車両でもそうやって覗きこめば「ああ、中にEF58が居るな」位は思ってもらえる訳です。
 我ながら随分と姑息ではありますが、結果的にそういう効果を狙う形になりました。


 さて、今回の展示ではこの鉄博モジュールの真ん前には「塗り絵コーナー」が配置されました。
 必然的にここに来たお子様がたが中を覗く確率は高くなりますし、そうすると「中を小さな列車が走っている(Zゲージのミニ線路)」のが目に入ってきます。
 それを見たお子さんたちが親を呼んで一緒に覗きこむという形になります。
 前の運転会でもそうでしたが、今回もこのパターンは非常に多かったです。

 今回の改修で人形の数をほぼ倍増させていますし、寂しい感じだけはありませんから(笑)それなりに楽しんでは頂けたかなと思います。

 ただ、今回はいつもの様に他のクラブメンバーの持ち込み車両を並べる事は期待薄(メンバーの参加者が少ない事とそれぞれが持ちこめる車両も制限されがち)だったので前に紹介した「Nのヒストリックモデルの企画展」をこちらで賄う形で展示車両を並べています。
 エンドウのEF58とか、MOREのキ620なんてマニアでない人にはどうでもいい事ではありますがそれでも「除雪車」と「蒸気機関車」「新幹線」が並んでいる華やかさはあります。

 意外に好評(笑)だったのが展示品の中にこっそり紛れ込ませていた「サンダーバード4号」
 殆ど間違い探しか「ウォーリーを探せ」の感じで「おかあさん!サンダーバードが居る!!」と親を呼ぶお子様が多かったのは面白い現象でした。

 (実は入場客の中にこっそり「ジオンの黒い三連星」の御一行様が紛れ込んでいたのですが流石にそれに食いづいた人はいなかった様です。「これをネタにクイズでもやれば」とアドバイスを下さった方が居ましたが実際そうして見ればよかったと)

 そうした展示品とZゲージのおかげで肝心のモジュールの大惨事の出来が少しでも目立たなくなれば(本末転倒)これはこれでよかったかもとか思います。
 (さすがに他のクラブから見に来た方々は少し困った顔をされていた気がしますが大汗)

 手持ちで主に活躍したのはZゲージの車両群。
 運転会のような長時間の連続走行ではメルクリンミニクラブ(BR24とCタイプディーゼルロコ)の耐久性と走りは最大限に発揮されましたし、久しぶりに出したPLATZの0系&ドクターイエロー、天賞堂のC62&D51ペアも多少モジュールの彩りにはなった気もします。

 そういえば今回のイベント、私が見て回った範囲ではZゲージの走行が少なかったのが意外でした。
 私のモジュールの「博物館のミニ列車」を入れても二つか三つくらいではなかったでしょうか。

 次回はこのイベントで初お目見えとなった歴代第4のモジュールの話をば。

トレインフェスタのはなしその9・懇親会と二次会と(笑)

2016-06-11 05:32:48 | 旅行・探訪・イベントなど
 今回もトレインフェスタのイベント話から。

 前日の前夜祭でかなり発泡酒を飲んでいい心持に酔った事は前回書きましたが、初日の夜もホテルで大宴会が開催されました。

 「鉄道模型のイベントで酒が飲める」だけでも私にとっては大事なのにそれが二夜連続!
 正に人生空前の出来事であります。
 しかも会場がホテルなだけに料理も豪華。
 静岡の三保松原だけに海の幸満載でした。


 普段海から遠い山の中の暮らしの身にしてみればこれだけでも結構な贅沢だったりします。
 鉄道模型のイベントなだけに「そこでの会話の8割がたが鉄道か鉄道模型の話題」というのは前夜祭同様に新鮮かつ充実したものです。
 前夜に続いて酒が進む事進む事。しかも悪酔いの気配が全くありません

 普段付き合い酒や好適な宴会で飲む事が多いのですが、何かと気を使う酒はどうにも酔いきれないものです。
 それがここでは全く逆なのですからたまりません。
 今回のイベント参加の半分以上は正にこの雰囲気を楽しむためにあったと言っていいくらいです。


 しかもこれは「一次会」

 直後に参加者の一室を借りきって行なわれた二次会ではマニアックさが更に加速するから恐ろしい!

 何しろ「エンドウのスナックカーを眼の前に置いてその話題だけで数人が盛り上がれる」
 しかも同時並行で「旧国のよもやま話」と「バスの車体形式話」果ては「ガルパンの大合唱」が同時生中継されるという凄まじさ!!
 どう見ても8畳以上ありそうにない一室に2,30人は集まってこれらを進行させるなんて状況は参加前には想像すらできなかったものです。
 おまけにここでも物凄い勢いで酒が減って行く(笑)

 これが同好の士の集まりが持つパワーだと実感しました。
 このパワフルさゆえにこうした大規模なイベントが成立できると痛感します。

 痛感したついでにここでも痛飲する私が又いたりして(爆)
 いくら好き物の集まりとは言えこんなに酒が進むとは思いませんでした。
 ある意味怖い話ではあります。

トレインフェスタのはなしその8・HO&16番のモデルから

2016-06-10 05:30:29 | 旅行・探訪・イベントなど
トレインフェスタの展示から。
今回は16番・HO編です。

こちらの大半はメインの大会場での展示でした。


そこには「TMSの誌上で昔から聞いていた『とな会』とか『NMRC』とかの名前を会場で見て『ああ、凄いイベントに来ているな』とか妙に感動する田舎者丸出しの私」がいたりします。

出展クラブの大半が歴史ある老舗なだけに運転会用と思われる組み立て式レイアウトのスケール感が物凄い。
レイアウトの端っこに立てば奥の方が霞んで見えないのではないかという位です(笑)

これらは走行用のレイアウトなだけあって線路以外のシーナリィは大したものはないのですが、線路配置がとにかく雄大だったのが印象に残ります。
カーブの径も大きく勾配の設定も実に自然。
カントの効いた大径カーブを長編成の列車が走り抜ける迫力にはため息がでます。



そこを走行する各クラブの列車群はこれまたNとは違う生き生き感を持って迫ります。
これも実際に目にするライブ感ゆえの印象でしょう。

このスケールのモデルはN以上に車両そのものの魅力をアピールする性格が強く、市販車そのまんまよりも各メンバーが丹精込めて仕上げた自作・改造車両がメインなのが特徴です。
それゆえにモデラーの拘りや思い入れのポイントが伝わりやすくこれが好印象に繋がっている気がします。

少なくとも博物館のレイアウトではこれほどの感動はありません。



今回特に一般客の目を引いていたのはメルクリンのモデルを展示していた名古屋メルぽっぽ倶楽部でしたが、交流3線式でシステム性の高さを売り物にしたメルクリンのメリットをフルに生かした展示という印象でひときわ華やかなイメージを感じました。

それ以外のクラブも思い思いに自慢の編成を持ってある場所ではアンカプラーを駆使した機関車の交換、別の場所では3列車以上の併進などのお祭り騒ぎ。



ですが個人的な印象で言うなら「シーナリィ付のセクションがもっとあればなあ」と言う思いがあったのも確かです。
元々HO自体「家で楽しむのにOゲージでは大きすぎる」という所からのスタートだった筈なので(アメリカのライオネル辺りは一般家庭でもOゲージでレイアウトシステムを組んでいました)
一部ではシーナリィ付の運転をやっていた所もありましたが全体の中では付随的な部類だったと思います。

トレインフェスタのはなしその7・「10階の別世界」のはなし

2016-06-09 05:26:46 | 旅行・探訪・イベントなど
 うちのクラブの話ばかり続きましたが、今回は会場で見た他のクラブの展示のはなしから。

 最初、今回の展示は1階の大ホールのみを使い入りきらないクラブが3階辺りに振り分けられていると思っていたので1階と3階ばかりを見ていたのですが、実際には1階、3階の他に6,10,11階も展示スペースに当てられており私の想像以上の規模のイベントである事を実感させられました。
 そのうち10階はNのモジュール展示がメインでかねて私が見たいと思っていた作品の殆ど全てがここに集中しています。
 そこへ行くにはエレベータの順番待ちをしなければならずかなり待たされましたが、実際覗いてみると待たされた甲斐の大いにある物ばかりでおなかいっぱいになりました。



 先ずは最大のお目当ての激団サンポールさんの各モジュール。
 殊にKata改さんの新作と京急押入線、UCCさんの作品が生で見られるのを期待していましたが実際は期待以上でまさに感動物です。

 造り込みの確かさも去る事ながら、モジュールの風景の疎と密の使い分け、建物やシーナリィの圧縮のセンスが実に巧みでまるで濃厚なシチューのそれを思わせます。
 覗いているだけで自分がモジュール内の別世界へいざなわれるかのような感覚。






 こればっかりは雑誌やWEBの写真では味わえないライブ感覚でした。
 それらのメディアで見てさえ、その濃密さに圧倒されていたのですが実物に触れた時の感覚はそれすらも軽く上回ります。

 そして会津ヨシさんのモジュール。
 こちらは密度とスケール感、パノラマ感の見事な融合が印象に残りました。
 長尺方向から奥を眺めていてその奥行き感には圧倒の一語。
 しかもただ大きいのではなく線路や道路の配置に意を尽くした配慮もなされて「150分の1の別世界」を実現しています。
 以前からこれくらいの大レイアウトを作れるスペースが欲しいとか思っていたのですが、それだけではこれだけの密度の風景が実現できるはずもありません。



 一方でアートとしてのレイアウトや展示にも抜かりありません。
 額の中の立万古には特に感心させられました。

 サンポールさんと会津さんは何れも今回のイベントで「ベストパフォーマンス賞」をダブル受賞されていますがそれもむべなるかなです。



 ヘッドマーク・ファイブナインズさんの展示も凄かった。
 かつての静岡の風景再現を中心としたモジュールレイアウトらしいですがこれまたスケール感が半端ない。
 実在風景をモチーフに使っただけあってリアリティも相当なものです。



 城閣だけでも二つ三つあったのですがあれだけの大きさの建造物が三つもあって全く風景が破綻していないのがまた凄い。
 こちらも望外の収穫でした。

 鉄ちゃん倶楽部さんの渓谷モジュールのスケール感も感動物です。ゆったりしたシーナリィ配置に緩曲線の組み合わせが最も効果的に感じられたのがこのモジュールでした。


 さて、これらのモジュール類のいくつかは以前JAMでの展示も見ているのですが、今回の展示の方がはるかに生き生きと見えたのが印象的です。
 思うにJAMの時には吹き抜けの大会場での展示だったので照明も十分でなくモジュールの凄さが伝わりにくい面もあったと思います。
 (端的に言えば「意外に小さいな」という印象の方が先行していました)
 ところが今回は10階の展示フロアで外からの光が差し込みやすい環境。
 自然光に浮かび上がるモジュール類はまさに実景さながらの迫力とリアリティを醸し出していました。

この点に関して言えば大会場で無かった事は相当にプラスに働いたと思います。




 聞く所ではこちらのモジュールは今回が最後の展示との由。異国情緒そのものを体現したモデルなだけにまた観られないのが残念です。

トレインフェスタのはなしその6・当クラブの車両たちのはなし

2016-06-08 05:23:37 | 旅行・探訪・イベントなど

 今回のトレインフェスタは元々鉄道模型のイベントですから参加者はどこも自慢の、あるいは丹精込めた車両群を出品して思うままに走らせまくるといった趣がありました。
 他のクラブの展示や運転を見るにつけ、どなたもが各々のモデルに愛情を持って接しているのが感じられそれがまた楽しかったと思います。

 それとはややベクトルは異なりますが、うちのクラブにしてもいつものショッピングセンターの運転会のノリを保ちつつ二日間を乗り切った感があります。

 実は前のブログでも書いていますが私自身はそうしたノリが今ひとつ掴めずにモジュール製作に掛かりきってしまい(それも大惨事の出来ですが)車両の方がややお留守になってしまいほぞをかみました。
 先日作ったED91風とかこういう時こそ走らせればよかったのにと反省しきりです。

 他のメンバーの車両では大井川鉄道のトーマス機関車のコンバージョンモデルと久しぶりに登場の「自走式ヤマト」が気を吐いていました。
 モジュールの題材との連動で列車砲の展示や「ガールズ&パンツァー」列車も走り回りましたし、それらの相乗効果は大きかったと思います。

 体験運転コーナーでは地元という事もあって静岡で見かける編成を中心に揃えましたが、各メンバーが持ち寄った編成の数が結構揃ったのは驚きでした。

 私がNゲージで今回やった唯一の事と言えば「関水の初代C50」にグランシップで「ジャンクの花道」を踏ませたことくらいでしょうか。
 確かにある意味「花道」ではありますがあくまでも私の自己満足の範囲での話です。

 とはいえトータルではいつもの運転会よりも古今東西の編成が闇鍋状態で大活躍していた点、「おもちゃ箱をひっくり返した感」は満点だったと思います。


トレインフェスタのはなしその5・当クラブのモジュールのはなし

2016-06-07 05:21:15 | 旅行・探訪・イベントなど
 トレインフェスタの話から。
 今回は私の所属するクラブの展示モジュールから紹介させて頂きます。

 今回のイベントではクラブとしては私が追加したものも含めて4つ以上の新作や改修物のモジュールが並びました。
 ここ数年ショッピングセンターなんかでの定期運転会では新作(あるいは大規模な改修作)が年にひとつかふたつと言う状態だったことを思うとトレインフェスタの存在がそれぞれの大きな刺激になったのは間違いありません。

 今回の特徴はいわゆる「ネタ系」が目立ったこと。
 「ゴジラ」と自衛隊の組み合わせの物や「ガールズ&パンツァー」の舞台の大洗をモチーフにした物が展示され老若男女問わずギャラリーの目を引いていました。

 こうしたインパクト勝負のモジュールはモチーフさえしっかりしていれば多少の粗があったとしても見るものへの訴求力を持つのではないかと思えます。
 何よりもこれらに共通するのは「作り手が楽しんで作っている」と言う顔が透けて見える点にあります。

 それからもう一つの特徴は「電飾系の充実」
 モジュールを見に来られた多くの方々が図らずも表現した様に「ネオン街」と言う言葉がぴったり来るほどに新作モジュールは光りまくっておりました。
 光量がやや強いLEDが多用された事が大きな要因ですが駅のコンコースやショッピングセンターなどの明るい環境下で運転会を行っている事も関係していそうです。

 夜景を売りにしたモジュールはシーナリィ系のクラブを中心にかなり訴求力を持っていたようですし、この会場もどこかでライトダウンタイムなどがあれば結構面白かったかもしれません。

 これはいわゆる鉄道マニアとは異なる層へのアピールとして大きな意味を持っている気がします。

 ショッピングセンターの時と同様に体験運転用のレイアウトが持ち込まれ一時は行列ができるほどでしたし、今回加えられた塗り絵のコーナーもそれなりに好評だったようです。
 全体にうちのクラブを見に来る客の殆どはマニアと言うよりも一般の家族連れやカップルなんかがメインの様な印象でショッピングセンターとあまり変わらない雰囲気(一言で言えば「とっつきやすさ」)はあったと思います。
 その点では参加していたクラブの中ではそれなりに異彩を放っていたような感じがありました。

 ですが一方で10階に展示されていたような他のクラブの凄い作品を見ていると、私自身も含めてクラブ全体としてモジュールの質的な底上げをそろそろ考えなければならないかもしれません。
 そんな事も考えさせられるイベントではありました。

トレインフェスタのはなしその4・イベントのスタート

2016-06-05 05:18:22 | 旅行・探訪・イベントなど

 5月14日午前10時
 開会式のテープカットの合図とともにトレインフェスタのスタートです。

 そう言えば鉄道模型絡みで「テープカットで始まるイベント」に参加するのも初めてでした(汗)


 会場前から一般客の行列が並んでいる辺りは田舎のイベントではまず見られない情景で驚かされると同時に身が引き締まる思いがします。
 それも無理からぬ話でこれまでの運転会は買い物のついでとか、改札前の通行人相手が主で「鉄道模型だけを目当てにやってくるギャラリーが大半」というイベントは少なくとも私には初めてだったからです。


 うちのクラブでは通常の運転会と同様に、モジュール展示と体験運転、カメラカーによるライブ映像のほか、塗り絵コーナーの併設も行いました。

 設営場所がメインからやや離れているので客足は最初少なかったのですが、徐々に一般客が流れ込み体験運転のコーナーでは一時行列ができるほどになりました。
 それと並行して他のクラブの方々や取材などの方々も三々五々見える様になり、そこでのやり取りが結構多い辺りはショッピングセンターなどのそれとは明らかに異質且つ濃密なものがあります。

 私のところにもこのブログで交流のある方が何人かお見えになりましたが中には今回初めて顔を合わせる面々もおられ、その度に楽しいひと時を過ごさせて頂きました。
 これもまた新鮮な体験であると同時に一種の充実感を感じる所でもあります。

 クラブのモジュールや車両たちについては追々紹介したいと思います。


トレインフェスタのはなしその3・前夜祭の魔力(笑)

2016-06-04 05:15:02 | 旅行・探訪・イベントなど

 トレインフェスタ2016のはなし第三弾です。
 設営もひと段落したところで会場の飲食スペースを使い参加者合同の前夜祭です。

 前のブログでも書きましたが、私の場合「鉄道模型のイベントで酒盛りに参加する」と言う経験が殆どありません。
 それも無理からぬところで大概のイベントがマイカーでの参加か子連れの事が多いので泊りがけでもない限り出るに出られないという事情があります。

 今回ばかりは纏まったスケジュールの中でしたから事実上初めての参加という事になります。

 主催者の乾杯の発声に合わせて発泡酒で乾杯!
 こんな光景、これまでどれだけ夢見てきた事か(笑)

 同じ趣味の方々が集まる席で鉄道模型の話をしながら酒が飲める喜びよ。
 自分でも驚くくらい酒が進むのがわかります。
 この時ばかりは一日の疲れも何もかも吹っ飛ぶ思いがしました。そうです、この瞬間のためにここへきていると言っても良い位です。

 しかも会場には各地のクラブが寄付してくださった「全国の地酒がずらりと並び」全国利き酒大会の様相も呈しています(笑)
 この時ばかりは体質的に日本酒が飲めない自分が恨めしい。

 軽食をつまみつつはじめてお目に掛かる他のクラブの方々と歓談。
 どなたも酒が入ると陽気で舌が滑らかになるな方々ばかりで非常に楽しい思いができました。

 ですがそれでもまだ甘かった。

 宴も中盤に入り突如始まった「スワップミート大会」
 参加メンバーの何人かが持ち寄った中古モデルのオークションみたいなものですが

 これはいいアイデアと思いました。何しろどなたも酒が入っていて気が大きくなっていますから財布のひもも緩もうと言う物です。
 尤もあくまで内輪のイベントらしく本格的なオークションみたいなレアものという訳には行きませんが入札合戦のノリはあくまでも陽気でおよそ殺気とは無縁です。


 かくいう私もひとつふたつ入札に参加しましたがどちらも落札できずじまい(笑)
 ですがこの場のノリの良さは大いに堪能いたしました。

 それにしてもうちのクラブの食の速さと酒の減りの速さは特筆ものです。
 今のところ「ベスト鉄道クラブ賞」とか「パフォーマンスクラブ賞」になかなか縁のないうちのクラブですが「早食い賞」「大酒のみ賞」がもしあれば上位入賞は堅かったのではないかと(爆)

 やはり趣味の集まりの飲み会とは一種の魔物であると認識させられる前夜祭ではあります。


トレインフェスタのはなしその2・設営「モジュール・空を飛ぶ(爆)」

2016-06-03 05:03:41 | 旅行・探訪・イベントなど
 前回の続きです。

 会場のグランシップに到着したのは前日の午後1時半くらい。
 それから休む暇なくモジュールの設営に掛かります。

 モジュールの塊を自前の台車に載せてグランシップまで移動、そこから更に会場内を横断しつつ自分たちのスペースに持ち込むわけです。
  今回、私も新作モジュールを持ち込んだのですがここで予想外のトラブルが。

 当日(と言うか会期中の全ての日も)この一帯は結構海風が吹いていたのですが私の持ち込んだ鉄博風モジュールの新たに被せた屋根部分が「風圧で吹き飛ばされました(汗)」
 モジュールのかなりな面積を覆っていただけに風に弱い事はもっと認識すべきでしたがうかつというか何というか。
 幸い大きな被害はなくどうにか設営には持っていけました。

 さて、設営そのものですがいつものショッピングセンターでの運転会なら8人もいれば2,3時間で本格的な運転まで持って行けるのですが今回は駐車場から会場までの距離が結構あるのと、周囲が「同じような設営を同時進行するクラブばかり」という状態なので以外に体力と時間を食います。

 それでも大体標準の時間内にモジュールの配置を済ませ、夕方には試運転列車が走り出しました

 今回私の持ち込んだモジュールは縦にも横にも長い奴ばかりなのでモジュールを一度に運べず往生しました。
 この辺の移動の容易さの改善は今後の課題です。

トレインフェスタ2016のはなしその1・パッキングと出撃のはなし

2016-06-02 05:22:30 | 旅行・探訪・イベントなど

準備も入れて丸々三日間鉄道模型漬けだったグランシップのトレインフェスタ。
初めての経験ゆえに会場への移動から帰宅までの全てのプロセスすべてが新鮮と言っていいものでした。

その中から今回は会場までの移動の話をば。

県外への移動、それも100キロ単位をクルマで「モジュールを何枚も積んで移動する」
まずこれが初体験でした。途中には高速ありワインディングの山道ありとドライブには最適そうですがモジュールばかりか箱詰めの機材も搬送するとなると神経を使います。

前述しましたが私が今回持ち込んだエスクァイアはミニバンの中でもかなり積載性が配慮されたクルマで2列目シートがスライドしかできないにもかかわらず3列目を跳ね上げればKATOのレイアウトボード規格のモジュールを重ねたものをふたつ積載でき、その他の機材や私物もシート上やサブトランクにかなり呑み込みました。
以前の車ならフルフラットシート上にモジュールを積んだ事もあるのですがどうしても重心が高くなりがちなのと後方視界がかなり塞がれるので短距離でも結構疲れるものでしたが今回に限って言えばかなり安心して移動できた部類でした。


他のメンバーもそれぞれ分担して機材やモジュールを搬送させましたが車種毎に積み込みのノウハウが見えて面白い物があります。
これはうちのクラブに限らず会場でお見かけした他のクラブについても同様でしたが、大規模な組み立てレイアウトを持つところなどは自前やレンタルでハイエース級のワンボックスを動員する所が多かったようです。

山道と高速を併用して約3時間。途中渋滞らしい渋滞もなかったので距離としては相当なものと思います。
着いたら早速設営に掛かる訳ですが…(以下続きます)

グランシップトレインフェスタ2016から

2016-06-01 05:18:04 | 旅行・探訪・イベントなど

 ここまで既述の通り静岡のグランシップトレインフェスタに参加しました。

 初めての参加という事で最初はずいぶん緊張もし、また不安だったのですが。
 いざふたを開けてみると、見るもの聞くもの体験するものがすべて新鮮。
 あっという間の三日間を過ごさせて頂きました。

 丸三日身体を酷使しまくっている筈なのですが、その疲れすら心地いい気がします。

 聞いたところでは今回のトレインフェスタは同じ静岡のホビーショーと同じ日程だった事もあって相乗効果からか入場者数が初の3万人超えを達成したとの事。
 来ている皆様も家族連れやカップルが思いのほか多く、その意味でもお祭り的な華やかさがありました。

 今回のイベントは私にとっても初物尽くしだった事もあって色々な刺激を受け、また新鮮さを感じたことも非常に多い実りあるイベントでした。
 その内容はとても2回や3回では書ききれないので今後順次書いていきたいと思います。