今回はフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の新作「残響のテロル」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。
「残響のテロル」…「カウボーイビバップ」で知られる渡辺信一郎監督と菅野よう子が参加しているオリジナルアニメで、アニメ制作はMAPPAです。
序盤からいきなり強奪事件とか起こしていたのでインパクトはあったと思います。が、潜入のシーンをすっとばしていきなり脱出なのでちょっと省略しすぎな感じではありました。何かやばそうなものを盗んでいたようですが何かちょっと分かりません。
そこから一気に半年後になって今度は普通に高校に転入してるし、なぜあのような行為をしたのか、どうやって学校に転入したのか、目的は何なのかなど謎だらけでちょっとついていけませんでした。演出や雰囲気はかなり凝っているんですが、肝心のところが抜けているかんじです。
一番の見所はやはり最後の都庁爆破シーンでしたが、あれはさすがに驚きです。が、あのぬいぐるみでどうやってあの規模の爆発を引き起こしたのかちょっと納得できない部分もありました。1話ラストで悪夢から解放されるために助けるというのはちょっと回りくどいながら良かったとは思います。作中の雰囲気は結構いいので2話以降に期待したいところでした。
作画は良好です。少々クセがありながら堅実なキャラクターデザインはMAPPAらしいです。CGなどで爆発を演出しているところや、銃火器など細かいところも良く出来ています。BGMも良く、菅野よう子が作曲を担当しているのも特徴でしたがBGMの使いどころがイマイチでした。主題歌も独特です。
総評
1話の全体的な感想としては、これよく放送できたなと驚きです。明らかなテロ行為でしかも日本だし、面白さよりも驚きのほうが大きかったです。しかし作品としては何がしたいのか目的がイマイチ見えてこなかったので、つまらなくは無かったですがすごい面白いというわけでもありませんでした。
1話の個人的評価としては、雰囲気は良いし展開も気になるし化ける可能性は大いにあるので視聴継続のBランクです。