今回は夏アニメではなく冬アニメ「ラブライブ!」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。
「ラブライブ!」…電撃G's magazineとランティスとサンライズが共同制作したアイドルプロジェクトのアニメ化作品で、アニメ制作はサンライズです。いつもガンダムシリーズを手がけているサンライズが、初となるアイドルものを制作するということでどうなるかは全くの未知数でした。
アイドルものということで、どうしても他のアイドルもの作品と比較してしまいますが、自分含め家族も在籍していた母校を廃校から救うためにアイドルになるという展開は、アイドルものというより少年漫画のようで斬新でした。主人公の高坂穗乃果がアイドルになることを決めた理由、そして友達の海未とことりが穗乃果についていく理由もちゃんと語られていたため自然に話が進んでいて非常に良かったです。
他にも穗乃果が海未達にアイドルになってほしいと説得するシーンと、生徒会メンバーが理事長を説得するシーンが交互に流れる演出もなかなか斬新でかつ面白く、シナリオだけでなく演出も細かいところで良い味を出していました。こういうアニメならではの演出が細かいところに散りばめられていたので見所も多かったです。
ただ1話なので他のアイドル候補が顔見せだけで終わったことや、1話ラストでいきなり校門前でライブを始めたとき、歌とか振り付けどうしたん?などツッコミどころもあったのでそこらはもうちょっと自然に見せて欲しかったです。話の方向性は見えてきましたが、盛り上がりにはちょっと欠けたところもやや残念でした。
作画は非常に良かったです。久々に西田亜沙子が作画監督を務めただけに日常シーンはキャラクターが生き生きと描かれ文句なしでした。ライブシーンは2DとCGを組み合わせたハイブリッド仕様になっているのが特徴で、AKB0048のライブに近い雰囲気でした。非常に良かったですがやはりアイドルマスターのライブにはまだ及ばないかと感じます。BGMも良好で、穂乃香が一人でダンス練習をしているときに流れたBGMが特に良かったです。主題歌も悪くはなかったですがすごく良いとは言い切れないのが残念です。
総評
1話の全体的な感想としては、細かいところでおかしな部分こそありましたが良くまとまっていて面白かったです。ライブシーンも良くできていたしキャラクターも魅力的で期待できそうでした。ただアイドルマスターにはまだ及ばないかと感じます。
1話の個人的評価としては、盛り上がりにはイマイチ欠けていましたがこれから伸びそうな予感はするので視聴継続のBランクです。