2010年流行語大賞

2010-12-08 15:12:27 | 2010年冬アニメ関連

 今年も年末恒例となる「現代用語の基礎知識 選 ユーキャン新語・流行語大賞」が発表され、今年はNHKドラマ「ゲゲゲの女房」の大ヒットに伴い「ゲゲゲの」が大賞に選ばれたようです。他には池上彰の「いい質問ですねぇ」や、タレントつるの剛士の「イクメン」、今年大ブレイクした「AKB48」に、他には「女子会」、「脱小沢」、「食べるラー油」、「ととのいました」、今年流行したtwitterで良く使われた「~なう」や、「無縁社会」などがトップテンに選ばれていました。

 ワイドショーなどでも報じられていましたが、今年は芸能人関係の流行語ノミネートが少なかったせいもあり例年よりやや盛り上がりに欠けた印象でした。そして毎年思いますが、やはり今年の流行語もコレそんな流行ってたっけ?というものが多かった気がします。でもAKB48の流行語ランクインは納得です。まさかここまでブレイクするとは予想していませんでした。

 そしてちょっと趣向を変え、それとは別にインターネットなどで流行したネット流行語大賞も同時に発表され、今年のネット流行語大賞はゲーム「エルシャダイ」のPVでの一言「そんな装備で大丈夫か?」が金賞に選ばれ、銀賞は尖閣諸島での映像流出事件に端を発した「流出」、銅賞はアニメ「侵略!イカ娘」でイカ娘が使っていた「~ゲソ」「~イカ」でした。そして4位以下は「本田△」、「\どや/」、「~とかマジ勘弁www」、「ルーピー」、「岡ちゃん、ごめんね」、「イイネ!」、「胸熱」と続いていました。

Donhan Kanedobu このランキングを見て、まさかイカ娘が銅賞にまで入るとは予想外でした。作者もびっくりしていましたが、この分かりやすいシンプルさがウケたのではないかと言われています。他にもワールドカップ前は酷評だった岡田ジャパンでしたが、予想を上回る成果にネット上では手のひらを返したように岡田監督を絶賛していて、そのとき使われた「岡ちゃん、ごめんね」のランクインも今年を象徴している気がします。

しかし個人的にはやはり今年のネット流行語大賞は元カプコン稲船氏の名言「どんな判断だ、金をドブに捨てる気か」を選びたいところです。

そして今年も見逃せないのが「2010年アニメ流行語大賞」です。今年も数多くの話題作アニメが放映され、その名言や名シーンが一部で流行していました。ちなみに2009年のアニメ流行語大賞は「けいおん!」の「うんたん♪」でしたが、今年の大賞は

Angelbeats30 アニメ「Angel Beats!」より「天使ちゃんマジ天使」

でした。2010年最大の話題作だったアニメで、死んだ世界戦線メンバーの一方的な攻撃や妨害工作を受けながらも文句一つ言わなかったその姿勢や容姿がマジ天使だったため当時流行しまくっていました。たしかに大賞も納得です。

その他のノミネート作品は

テレビ東京×ANIPLEX共同プロジェクトだった「アニメノチカラ」

「けいおん!!」より「あずにゃんぺろぺろ」

「迷い猫オーバーラン!」より「二回死ねー」

「STARDRIVER 輝きのタクト」より「綺羅星」

「ドリル」

「侵略!イカ娘」より「~イカ ~ゲソ」

「ストライクウィッチーズ2」より「エーリカマジ天使」

「Angel Beats!」より「結婚してやんよ!」

アニメがいきなり急展開を迎えることを揶揄した表現「いきなりカオス」

などがノミネートされていました。個人的にはこれ以外に、今年は去年以上にあらゆる作品が映画化されていたので「映画化決定!」がランクインしてもおかしくなかった気がします。

今年もまた数多くの話題作や問題作が現れた2010年でしたが、2011年も予想を上回る話題が登場することを期待せずにはいられません。