唯一見終わっていなかった冬の番組「ARIA The ORIGINATION」をついに見終わりました。合計で三期、50話近く放映された人気作品の終わりはすごく盛り上がることも無くひっそりと終わりましたがとても心に残る作品でした。知名度こそあまり高くはありませんが一部に熱烈なファンをもつこの作品、自分もファンになりそうです。
「ARIA」シリーズ…月刊コミックブレイドで連載されていた天野こずえが原作を描いている漫画のアニメ化作品です。初めて放映された頃はまったく無名だったため注目されていませんでしたが、その作品の完成度と未来型ヒーリングコミックと紹介されている通り非常にゆっくりとした時間の流れを描いた作風から他のアニメとは雰囲気が違う作品でした。未来の火星をテラフォーミングした通称「ネオ・ヴェネツィア」での水先案内人、通称ウンディーネの見習いとして働き始めた主人公・水無灯里の成長をネオ・ヴェネツィアのゆっくりとした時間とともに描いていく物語です。物語の作中にアクションシーンはほとんど無く、下手すると見ながら寝てしまうくらいスローライフな作品でした。残念なのはこの作品ほとんどレンタルを見かけたことがないことですね。個人的にかなりオススメ作品であります。