最後の砦

2007-09-05 23:18:36 | アート・文化

 アニメ=セル画をパラパラさせたものという昔の先入観はもう終わりのようで、とうとう日本のアニメでセル画を使用しているのはサザエさんだけになってしまったそうです。

 アニメといえば今はもう深夜にありえないくらい放送してますが、あれ全部コンピュータ使用なのね…たくさん放映されてるのはありがたいんだけど地雷も相当多いです。昔は本当に面白い作品しかアニメ化されなかったのでハズレなんてほとんど無かったから、その辺時代を感じずにはいられません。

 サザエさんのアニメ用セル画を描いてる会社の社長さんいわく、セルアニメを撮影するときに入るノイズのアナログ感がデジタルでは絶対に出せない魅力だそうです。そして2011年には地上デジタル放送がスタートしますが、デジタル放送だとセル画についている静電気によるホコリとかも鮮明に写してしまうためセル画の存続自体も危うい模様。今では専用塗料も通販で買うしかない時代です。まいったまいった…。

 そんなこんなで自分が昔描いたセル画でも載せてみます。これまた古い…たしかエヴァンゲリオンの深夜で再放送が始まる前くらいに描いた記憶が。前回のライムに比べアクリル板の厚みが1mmから0.2mmと薄くなりました。それ以外は前回とほぼ同じ作り方です。でもこんな雑なやつでも作るのに8時間くらいかかったような…コンピュータだと1時間かからないんでそりゃコンピュータのほうがいいよなぁ…。

Sel_asuka

アクリル板に油性ペンで線描いてあとは思いのままに塗りまくり。