高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

ミラノ第1日目

2007年11月15日 15時27分57秒 | 海外事業展開グループ

1114日、昨日は28時間ほど続けて起きていたので、ベッドに入ったら直ぐに寝てしまった。ぐっすり眠ったつもりでいたが、起きたのが夜中の1時である。体内時計がまだ日本時間なので換算すると日本の朝になっている。電気を付けようか迷ったのだが、此処で起きてしまうとまたずうっと時差ぼけのままになるので我慢してもう一度眠った。 7時過ぎにホテルのレストランに。コンチネンタルのバイキング方式、贅沢ではないがイタリアはパンも美味しい、カプチーノに生ハムとクロワッサン、ヨーグルトにフルーツと結構食べてしまった。

部屋に戻って、パソコンを電話回線でつないで見る。ピー、ギャギャギャーピー、ギャーギューとファックスを送っているときのような音がする。日本を発つ前に、OCNから電話回線でつなぐ方法を聞いていたのだが、実際に海外に出て、パソコンを持ち出すのは初めてなので一抹の不安が残っていた。しかし、これで解消された。ただ、インターネットにつないでいる間中ホテルの電話料金が掛かってしまうので、事前にアップする文章を作っておいたり、写真のサイズをなるべく小さく加工して、準備万端の上アップしよう思う。

1114_003  朝、8時半にホテルを出発、メトロに乗って会場のギャラリーに向かう。朝の通勤時間のようで地下鉄の中はギュウギュウ詰である。9時にギャラリーに到着。中を覗いてみると、ちゃんと作品が届いていた。さー、これから飾り付け。

1114_007 1114_056 全員で分担してテキパキとかざり台の製作から、レセプションのテーブル作り、照明関係の配線、プロジェクターの設置、全体のレイアウト、など等、やるべき事が随分とある。1時になって、買出しチームが昼食のピザを抱えて戻ってきた。1114_064 これまで、フル回転で動いていたので随分とお腹が減っている、立ち食いでピザを頬張る。チームで遣って来て良かったと思える時間である。一息ついた後、ジェトロミラノや総領事館など関係各位への挨拶チームと、飾りつけを続けるチームに分かれて午後からも結構働いて動いている。狭いギャラリーの中での作業にも関わらず、一日の最後の万歩計を見てみると10キロ以上歩いているのだ。

1114_0711114_052  6時半くらいまで作業をしたがさすがに疲れが出てきた。毛利さんも「もう、頭が回らん!明日考えよ。」を連発している。外もすっかり暗くなり、ミラノの夜に変わっている。ホテルに戻り、近くのレストランへ、全員で会食。この時、イタリア語を喋れるのは楓ちゃん一人、みんながあれが良い此れが良いと好き勝手を言うのを通訳するのは彼女の役目、これから1週間頼りにしてますよ。飲み物はビールとお水と赤ワイン、抓みに生ハムにパルメザンチーズ、料理にミラノ風カツレツ、(此れは日本で食べた物とは全然違った。日本で食べたときは薄いカツで、大きさも15cmくらいのものだったが、現地では厚さも結構あり、大きさが両手のひらを合わせたくらいあるのだ。驚いた!) カルボナーラ、ラザニア、ボンゴレ、リゾットなど、イタリア料理のミニコースくらい頼んだ。疲れていたはずの全員がアルコールが入ると俄然元気になり、11時近くまでワイワイ騒いでいた。あー、今日も「トウェンティー・フォー」の様に長い一日だった。

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イタリアに出発!

2007年11月15日 15時22分25秒 | 海外事業展開グループ

1113_012 11月13日、朝、4時起床。5時20分にホテルを出発。地下鉄で福岡空港へ、6時5分集合、それぞれに空港に集まってくる。どの顔を見ても寝不足なのか?顔が少々むくんでいる様な気がする。一人も遅れることなく、全員集合。出発前に記念撮影。 7時5分発、成田行き、9時着。朝食を取ながら、ミーティング。10時半に我親友「恵文さん」の娘楓ちゃんが大阪より合流、これで全員集合である。空港で宅配便の荷物を受け取り、お金をユーロに交換、3年前は1ユーロ130円であった、昨年は150円位、今回は166円と毎回レートが上がっている。荷物検査のときにスーツケースに入れていたチャッカマンのライターが悪くて荷物を開けて取り出さされた。透明のビニールに入れて手荷物で持って行けと言う。スーツケースの中には2リットルの日本酒も入っているのにこちらは何にも言われない。まして、体重計のような機械類もあるのにOKだ。不思議な気がするが、これが決まりなのだろう。14時アリタリア航空にてミラノに出発。  12時間の運行はキツイ、長時間であることもさることながら、アリタリア航空の機材設備が悪いのだ。本当に酷い、まず、私と妻のイヤホンが手で押さえ込んでいないと聞こえないのだ。文句を言ったら、何とガムテープを持って来て、これで我慢してくれと言う。私の席は尚悪いことにモニター操作のリモコンが壊れていて、ぜんぜん見ることが出来ない、最悪である。昨日、博多であんなに良いことをしたのにアリタリア航空の性で悪い滑り出しになってしまった。ガッカリ!満席で是席変更も出来ない、こんなに乗っているのに日本語が話せるスタッフが2人しか居ないのが問題だ!

1113_026 まー、無事ミラノに到着。18時10分。長い12時間であった。ミラノ郊外にあるマルペンサ空港、この2年間に3回もこの空港に来るとは?送迎バスでミラノ市内のホテルに向かう、到着が20時半、24時間以上も起きている、日本時間では朝4時半とは、眠いはずである。目をショボショボさせそれぞれの部屋に。こじんまりした部屋だ。ベットの大きさなどは日本の東横インの方が随分広い。

ホテルについて、インターネットが使えるか?聞いてみると、どうも日本のホテルとは勝手が違い、ワイヤレス接続だが、このホテルの契約している「ボーダーフォン」のサイトに入り、そこでクレジットで30分とか、1時間とか使用料を先払いして使うようだ。しかし、クレジットの画面も全部英語か?イタリア語なので、ある程度のところまでしか進めない。語学の乏しい人間の悲しさだ。疲れた頭で色々考えても良い案は浮かばないので、もう今日は寝よー。長―い、長―い、まるで映画「トウェンティフォー」の様な一日であった。

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前哨戦、福岡。

2007年11月13日 04時33分26秒 | 海外事業展開グループ

14時19分、APUサービスエリアから福岡行きの高速バスに乗る。ついにスタートである。福岡天神バスセンターまで1時間半あまり。旅の出発に最初からハプニング。同じバスに乗っていた外人さんが本当は福岡空港で下りなければならないのに、「福岡空港お下りの方が無い場合は通過します」と日本語のアナウンスしか無いため判らなかったのだ。運転手に一生懸命話しかけるが運転手が全く英語が出来ないため、私達に話しかけて来た。片言の英語で話してみると、上記のような内容だ。

1112_002 天神バスセンターで一緒に下り、地下鉄乗り場まで送って行き、空港行きの地下鉄に案内してあげた。旅の出発に良い事が出来るとは幸先が良い。言葉の通じない異国で彼女のような状況はとても心細いのだ。明日からは私達が、反対に言葉の通じない外国人になるのだ。ニーナと言う可愛い娘であった。

その後、ホテルにチェックイン。「ソラリア西鉄ホテル」このホテルは18年前に新婚旅行の出発の日に泊まったホテルである。以前とほとんど変わっていない。ホテルで一服した後、まず、博多で何を食べようか?「もつ鍋?豚骨ラーメン?お魚?」なかなか候補が絞り込めない。近くの本屋に行き、博多、天神のガイドブックを立ち読み情報を仕入れ、大名地区の居酒屋に行くことにした。「元気屋まつすけ」。月曜日なので空いていたがなかなか洒落た料理が出る店であった。

生ビールで「無事な旅行」を祈願して乾杯。

1112_004 まずはお刺身の盛り合わせ、焼き鳥が美味しかった。どれもしっかりとしたボリュームがあって濃厚である。その後、珍しく「豚足の唐揚げ」などというメニューがあったので食べてみた。美味しかった、中はゼラチン質で指と指が引っ付くくらいだ。表面はぱりぱり!私の得意とするところである。その他、サラダ、豆腐、焼茄子などなど、ここの焼き鳥と豚足はお奨め1112_007ですぞ。悦子の手を豚足になぞらえて!

ホテルに戻ってコーヒーを1杯。お風呂に入りお休み。明日の朝は早い。私はとっとと寝込んでしまったのだが、普段から寝るのが遅い妻はなかなか寝付けないらしく、今、朝4時に起きた私に起こされ、ほとんど1日寝ていない様子、出発前から時差ボケだ!

さー、今日から旅の第1日目の始まり、始まり!

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52歳の誕生日!

2007年11月12日 11時33分22秒 | 映画

昨日は私の誕生日、52歳になった。まさか自分が50年以上生きていること事態、奇跡だね。感謝しなくては!毎年、誕生日には悦子が手作りのケーキを焼いてくれ、家族揃って、誕生会をしていたのだが、昨年から長男クルムが居なくなり、今年は次男のシンラも寮にでて、居なくなってしまった。悦子と二人きりの誕生会。只今、ダイエットしていることもあり、今回はケーキもなし、普段の食事と変わらない。まー、こんな年もあるさ。

006 お昼に映画を見に行った。マッド・ディモン主演の「ボーン・アルティメイタム」シリーズ物の第3弾だ。軽快な音楽の中に息もつかせぬアクションシーンが続く、あっという間の2時間であった。マッド・ディモンはこのシリーズでぐっと存在感が出た。スピード感のあるカメラ回し、見ているほうも思わず力が入ってしまう。楽しかった。是非是非、これはお奨めの1本ですから、皆さん見て下さい。

本日の午後、博多に向けて出発します。今晩は博多の屋台で一杯やって、明日の朝、6時福岡空港に集合だ。一応、パソコンを持って行き、ブログを毎日更新するつもりであるが、海外から書き込むのは初めてなので、旨く繋がるか?遣って見ないと判らない所がある。ラン設備が備え付いたホテルであれば問題なく繋がるであろうが?電話回線で繋げると果たして旨く行くのだろうか?と相当な不安を持っている!   イタリア報告、楽しみにしていてくれー。

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捕り物帳!

2007年11月11日 08時45分09秒 | 工房

先日、野良犬が2匹迷い込んで来た。2匹とも食べ物も無く、痩せ細っている。工房の竹材庫の前に座り込んで動かない!此処で死なれても大変だ。そのうち、居なくなるだろうと様子を見ていると、翌日までそこに居る。しかたが無いので、役場に電話して野良犬の捕獲をお願いした。竹材庫の中に餌を置いて、入ったところでドアを閉め、やっと捕獲と思いきや、ちょっと目を離した隙に逃げ出してしまった。みんなで散々追い掛け回しているうちに家の近くには来なくなった。保健所に捕まったのか?まだ、近くに居るのか?しかし、可愛そうな気もする。

問題は1ヶ月くらい前から工房の床下に住み着いた2匹の猫。これがどれだけ追っ払っても戻ってくる。私の顔を見ると逃げるのだが、しだいに工房のメンバーには擦り寄っていったり、我家のような顔になって来た。しかし、イタリアに行く前にこの猫達と決着を付けたかったので、いよいよ、昨日大きなダンボールに餌を入れ、誘い入れた。入った瞬間、蓋をしたのだが、猫も死に物狂いだ。1匹は蓋の隙間から飛び出してきた。みんなも引っかかれやしないか?と腰が引けている。向こうは命がけ!取り合えず、1匹をダンボールごと車に積んで遠くの山で離してきた。この後は猫の生命力次第だ。

もう1匹を捕まえようとまた、ダンボールに餌を仕掛けるのだが、もう警戒して寄り付かない。もうこれで無理かと諦めかけたのだが、今年入ったMさんが捕まえて来てくれた!凄い!ヤッター!

残念ながら、この時の写真は無い。みんな必死なので写真を取っている余裕がなかった。残念!

もう1匹も先ほど捨てた所まで行って離してきた。もう時間がたっているので2匹が一緒になることは無いだろうが、ひょっとすると仲良く一緒になったかも?知れない。少し、心が痛むが、仕方が無い。これで、イタリアに行くまでに一つ心残りが消えた。

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秒読みに入ってきた。

2007年11月10日 07時03分28秒 | 海外事業展開グループ

Nhk_002 いよいよ、明後日出発。出発までに準備をしなくてはいけない事も目白押し。昨日も発送作業に追われる中、NHKの取材が入ってきた。カメラスタッフには「本日の発送品の荷造りが終るまで外で適当に取っといて!」取材をほったらかしにして、宅急便やさんが来るまでバタバタである。こんな日に限って、急な注文が入ってくるのだ。

Nhk_004 NHKの中でも、番組作りとニュース関係では作り方も違うし、スピードが全然違う。NHKの番組だと、まず事前の調査や下準備で相当な時間を取ってしまう。その後、撮影にも充分な時間をかけ、練りこみに練りこんで5分くらいの番組を取るにも1日掛かりである。その点、ニュースの方は機敏な対応力が要求されるのか、手早い仕事だ。昨日、取った撮影が、もう、本日の朝7時半と12時10分から放映される事になったそうだ。早やー。

今回の撮影も今やっている「別府竹細工、世界への挑戦」へ、取材が入ってきたのだ。地元のOBSテレビが1時間ものの特番を作ってくれ、NHKもニュースで出発前、帰国後など深く関わってきてくれた。やはり、今回のイタリアでの展示会は今までとは量的にも、質的にも、広がりとしても大変な違いである。4人だけでなく、県が関わり、ジェトロがサポートしてくれ、最後には県知事まで巻き込んだ形になって来た。ミラノでも、地元の商工会や領事館、北イタリア日本人会、マスコミ関係などにも広がっている。地元のニュース番組で取り上げられるかも知れない?

20071108160706 先日はジェトロの協力で「輸出有望案件発掘専門家」という長い肩書きの草野さんに東京から来ていただき、我々の作品を今後どういった方向に?どう売り込むか?条件的な事?等の勉強会をして頂いた。だいたい、公的機関の呼ぶ専門家は名前ばかりでちょっと現実とはかけ離れた話をする人が多いのだが、この草野さんは具体的で明確な回答が瞬時に返って来る。お話していても「小気味良い!」 ミラノでの会場の見取り図を見ながら、展開の仕方、時間の流れ、そして、今後のオファーがあった事への対応など、細かいところまでアドバイスを頂いた。

草野さんの帰った後のほうが大変で、早速、アドバイス受けた事を具体的な印刷物や広報へのCD作りまでしてくれるのが県の浜名さん、ジェトロの奈須さんの女性陣だ。本当に頭が下がる。今回の企画は女性陣が無くては全然細かい所の配慮が無く、空中分解したことだろう。本当に本当にありがとう。

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決算!

2007年11月09日 07時18分20秒 | 工房

私の会社は10月決算である。なんか中途半端な気がするが、個人事業から有限会社にする時に、竹の仕事の一年の流れを見てみると、春から夏が忙しく出張も9月で一段落、では、10月を期末にしようということにしたのだ。お陰で、11月に決算の書類を仕上げて、12月に申告するというペースでやってきた。しかし、今年は来週から今月いっぱいイタリア出張の為、あまり、時間が無い。何とか出張の前までに目処を付けていこうと思っている。

会計士にお願いするわけでもなく、自分のパソコンで普段から記帳しているので、改まってそんなにすることは無いのだが!面倒なのは期末の棚卸しだ。膨大な数になる。うんざりする。まー、それも、事務の女性陣にお願いしてある程度やっていただいている。あー、助かった。会計ソフトは「弥生会計」というソフトを使っているが、このソフトが私には合っているのだろう、随分と扱いやすい。今まではコピーしたソフトからインスツールして、使っていたのだが、正規のユーザー登録が出来ないので、どうしても判らない細かい部分を聞くにも聞けない後ろめたさがある。今回はちゃんと正規版を買ってユーザー登録してから、新しく使おうと思っている。ネットで調べてみると(価格ドットコム)弥生会計07スタンダード 新原価償却対応版 24359円とある。随分安いものだ。

私は何でも自分で遣ってみたくなるのだ。会計士に任せるのも一つの方法だが、自分で日々会計ソフトに打ち込むことで、知らない間に経営感覚が身に付いて行っているものと思う。自分の会社がどんなプロポーションをしているのか?感覚的に身についている。意識せずして意識できるような気がする。(余談だが、最近初めているメモリーダイエットも毎日、何をどれだけ食べたのか?それを記入するだけで相当無意識の中の意識がダイエットしてくれるのだ)。結構、経理の仕事も慣れたら楽しいのだ。

Nhk_006 それから、今年は決算書を印刷するのに強い強い味方が付いた。レーザープリンターを購入していたので、早いこと早いこと。私どものような小さな会社でも、決算書類を打ち出すと全部で500枚くらいになる。昨年まではインクジェットプリンターだったので印刷するにも何時間も掛かっていたが、今年は30分くらいで全部印刷できた。ありがたい。

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京都からお客様

2007年11月08日 11時27分17秒 | 工房

今日は関西方面からのご縁が多い日だ。朝一番で京都の「和装小物のお店から、特別注文の問い合わせ、その直ぐ後に京都の大親友である恵文氏から「025娘を宜しく頼む!」とメールがあった。彼の娘さんが通訳として来週から一緒にイタリアに行く。午後になり、京都のご贔屓さんから突然の電話がなり、「今、安心院町に来ているの!これからそちらに行きます!」と、この春まで息子さんが別府のアジア立命館大学に在学していたそうだ。今日はその、息子さんと御主人と3人で別府、湯布院と観光に来たついでに寄ってくださった。

「こんな所に人が住んでいるのだろうか?」と不思議そうに回りを見ている様子だ。息子さんは映画関係の仕事がしたいらしい。私も高校生、中学生の息子を持つ身、何となく自分の息子とダブってしまう。素直そうな青年だ。工房のメンバーにも美味しい京銘菓「阿じゃ梨餅」を頂きみんなで御馳走になった。有難うございました。最後に「8月に京都でお会いした時より、随分スマートになられましたね!」と言われちょっと嬉しかったが、その後に「あの時は暑い京都で、暑苦しいほど太って居られましたよ!」と言われてしまった。

夕方には大阪の通販会社から電話があり、また来年の3月号に作品を出して欲しい旨の申し込みがあり、何か一日中関西方面からの関わりの多い日であった。

001 夜になり、真っ暗闇の中をやって来たのはNHK大分支局の記者「N」さんだ。今度のミラノでの展示会をNHKでもニュースとして取り上げてもらう事になり5分くらいのニュースになるらしい。その打ち合わせにやって来た。

なんか、朝から晩まで色々なお客様の日であった。

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茶篭

2007年11月07日 16時56分26秒 | 作品紹介

026 滋賀県、信楽焼きの陶芸家「上田光春 作品展」のDMが届いた。「オーソドックスな作陶ながら微妙に崩されたフォルムのバランスや手肌に触れた時の土の厚み」とある。誠実な人柄そのままの作風だ。もう一つの写真はその茶碗を入れる、古布で作られた巾着。奥様の作った巾着であろう。

この上田さんとは今年の春に大阪のデパートで知り合った。「抹茶茶碗を入れる茶篭を作って欲しい!」と依頼があった。その後8月にお兄さんと二人で私の工房を訪ねてこられた。篭のサイズと形を決め、2ヶ月ほど時間を頂いた。やっと、出来上がりサンプルを見て貰おうという時にこのDMが届いたのだ。

0011  楕円の茶篭と四角い茶篭、もう一つは古布の巾着を付けた底だけの篭、3種類違うタイプでのサンプルである。この茶篭の中に上田さんの抹茶椀を入れて、茶筅や茶杓、棗も上田さんの知り合いの作家に作ってもらうそうだ。こんな、依頼は受けても楽しいモノだ。0062

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0082

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箸袋

2007年11月06日 06時11分46秒 | 作品紹介

020「マイ箸運動」 が少しずつ見直されている。自分のお箸を持って、割り箸を使わない、自分の小さな主張、お洒落として!この「マイ箸運動」にも、賛否両論あって、人の意見はホントさまざまだなーと、思ってしまう。ネットで検索してみると

《マイ箸を持ち歩いて、<wbr></wbr>さも自分がエコロジカ<wbr></wbr>ルな意識が高いかのよ<wbr></wbr>うに装うためだけに利<wbr></wbr>用されては堪りません<wbr></wbr>。
そんな人が、建築資材<wbr></wbr>としてどれだけの量の<wbr></wbr>木材が消費されている<wbr></wbr>か、また、その消費量<wbr></wbr>と比べて、割り箸とし<wbr></wbr>ての消費量がどれだけ<wbr></wbr>僅かなものに過ぎない<wbr></wbr>かを知れば、そんなこ<wbr></wbr>とで満足している自分<wbr></wbr>が恥ずかしくなると思<wbr></wbr>います。》

《 中国からの木材の流通<wbr></wbr>を阻止しようとする、<wbr></wbr>日本の製材業者の意図<wbr></wbr>があるのかも知れませ<wbr></wbr>んし、今後の中国の木<wbr></wbr>材利権を狙って、日本<wbr></wbr>の商社が駆け引きの材<wbr></wbr>料に使っているのかも<wbr></wbr>知れません。》

また、《 現在流通<wbr></wbr>している割り箸の90<wbr></wbr>%以上は外国産で、割<wbr></wbr>り箸作りのために伐採<wbr></wbr>しているケースがほと<wbr></wbr>んどです。間伐のために切られて<wbr></wbr>いるものではないため<wbr></wbr>、森を育てるどころか<wbr></wbr>、緑を奪い、生態系を<wbr></wbr>崩し、砂漠化を加速さ<wbr></wbr>せています。
そういう点においては<wbr></wbr>外国産の割り箸は環境<wbr></wbr>負荷の高い商品である<wbr></wbr>といえます。ただ、多くの割り箸は<wbr></wbr>「割り箸のために伐採<wbr></wbr>された木」によって作<wbr></wbr>られていることは、ど<wbr></wbr>うか知ってください。<wbr></wbr>》

など等、いろんな意見が飛び交っています。自分の意見を押し付けようとすると、いやらしくなるから、私は「自分の楽しみとして、自分の気に入った使い易いお箸を持ち歩いてみたい!」こんな所でやってます。

024ネット販売で一番人気の「名入れ箸」を購入された方から、「箸袋を作って欲しい!」という要望が結構あります。以前にも、参考のために数点「箸袋」を買って来ていた。作りはいたってシンプルで三角形状に縫い合わせた布に頂点に結び紐を付けるだけである。

工房ではハンドバッグに取り付けている布の余り布が沢山ある。その布を活用して試作を始めた。余った布をパッチワークのように繋ぎ合わせて!花の模様を可愛くワンポイントに!リバーシブルにしては?飾り紐の先にこの玉を付けよう?あーだ、こーだ、と女性陣の話は盛り上がっている。私が考えると、「そこまで小さな布を張り合わせずに、もう少し効率良く、沢山作れる方法は無いの?」と思ってしまうが、この考えが男の考え?経営者の考え?どうもこの考えでは、女性心をくすぐる可愛い作品が出来無いようである。機能的で効率的より、無駄があっても、作るのに大変でも「まず、可愛い物!」 

取り合えず、200個ほど作ってみよう、余り布自体はタダでも、製品化していく内には、余り布でなくなって原価計算しなくてはいけないし、手間が掛かりすぎて単価が高くなりすぎても商品としては問題がある。「まー、お客様の反応を見てみよう」と言うことで落ち着いた。

竹工房オンセ

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鳴門うどん、トリプル麺

2007年11月05日 12時19分54秒 | 食べ物

大分には「鳴門うどん」というチェーン店で、「1玉、2玉、3玉まで同一料金!」のうどん屋さんがある。昨日、次男坊と昼ごはんを食べに入った。この、次男坊は中学1年だが、体重は75キロと堂々の体格である。足の大きさなどはもう私より大きい、何時も高校生と間違えられる。先日の体力測定でも、学年で5位だった。小学校の時はちょっと小太りの足の遅い子供であったが、6年位から急に体力が付き始め、本人も運動が出来ると楽しくなったのだろう、どんどん、運動するから体力も余計に付いて来る。中学に入って、ラグビー部に入ったので、一層逞しくなって来た。その分食べる事、食べる事。全部血となり肉になっていく感じだ。

004「おろしうどん、3玉にステーキ丼のセット、その他おでんを数本」全部完食。中学の頃は一番お腹が空くのだろう!口癖が「あー、腹減った!」である。此れだけ食べて、900円くらいで済むから、まだありがたい。これが焼肉屋に連れて行くと、一人で5000円から6000円も掛かってしまう。我家のエンゲル係数が高いはずである。

005 ダイエット中の私はミックスうどんを注文。

竹工房オンセ

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荷造り

2007年11月04日 10時00分28秒 | 海外事業展開グループ

11月3日、土曜日。文化の日。原則として工房は日曜、祭日はお休みにしている。昨日は文化の日ということで、工房はお休み、しかし、最近あまり顔を出していなかった梶谷さんが一人だけ朝から来て仕事をしている。最近、ボケの症状が出てきたのか?もともと、とぼけていたのか?判らない。

Photo 私の方は来週イタリア行きの荷物を宅急便で発送するので、その荷造りをしてみた。大きなスーツケースに二つ、結構な量である。20年前、新婚旅行をした時は3ヶ月も旅をしていたのに、お互いリュックサック一つであった。いったい、何を持っていったのだろう?何にも持っていかなかったのだな!若かったのだ。ジーパンとシャツを2・3枚、下着も2.3枚、小さなリュックでも充分事足りていたのだろう。しかし、今回は、普段の移動の時の服装とレセプションの衣装、下着もかなりの数になる、ガイドブックにパソコン、アレもコレもと考えていくうちに増えてしまった。おまけに竹の作品を少々、レセプションに使う竹コップを22個、お酒を1升。一番余分は体重計。(此れは現在やっているメモリーダイエットにどうしても欠かせないアイテムなのだ。)

今回のダイエットは40日ほどになるが、全然苦痛は無い。毎日体重計に乗るのが楽しみである。記録をつけること自体が楽しい。40日間を振り返って記録を見てみると間違いなく効果が出ているし、意欲も沸く。急激に一時的に減らした物でなく、緩やかなカーブで減っているのが嬉しい。此れなら、今の調子で減らしていけそうだ。時たま、無性にお肉が食べたくなる時がある、そんな時は我慢せず食べてみる。でも、その後で自分をコントロール出きる様になってきた。

イタリア行きまであと10日ほど、後2キロほど減らして出発できれば良いが?  なんせ、イタリアは食事が美味しい!

竹工房オンセ

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少しずつ、反応が?

2007年11月03日 05時15分39秒 | 海外事業展開グループ

いよいよ、後10日ほどでイタリアに出発である。今回のミラノの展示会では、実に様々な経験をさせてもらっている。今まで、やったフランス、ドイツの作品展より、規模的に大掛かりになり、事前の広報なども広く行っている。

ミラノの日本人学校から、出前の「竹細工教室」の申し込みがあったり、昨日はミラノの高校生が郊外実習で25人、申し込みがあった。その他、個人的にも数件、申し込み、問い合わせが来ている。100人分の材料は送り込んでいるが、もう少し追加で持っていかなくてはならないようだ。嬉しい悲鳴である。ミラノ総領事館の後援も取れ、ジェトロを通じて、地元の商業施設などへの広報もしてもらっている。日本からはOBSの取材スタッフも同行して年末の特別番組で放送されるという。昨日はNHKからも取材の申し込みがあった。

2年前、この「海外事業展開グループ」をスタートさせた時は、海の物とも、山の物とも?何処にたどり着くのか皆目見当がつかなかった。しかし、何回も何回も会合を重ね、現地の事前調査もして、やっとここまで漕ぎ着けて来た。ただの思い付きだった事が、少しずつ形になってきて、その積み重ねがだんだんと自信になってきたのだ。面白いものである。昔、私の師匠から「想念が思想となり、思想が携帯となってくる!」という言葉を頂いた。一人では決してここまでの規模ですることはできなかっただろう。グループで作り上げて行く楽しさもあり、共通体験を通じて気持ちが通っていく悦びもある。さあ、ミラノに向けて楽しんでくるぞー。

竹工房オンセ

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私はどうなるの?

2007年11月02日 17時25分26秒 | 家族

026 11月に入って、いよいよ、イタリア行き前で慌しくなって来た。留守の間の郵便物や新聞の差し止め、もし、何かあった時の連絡網、出発前までに発送しなくてはいけない注文品、など等。その中で一番問題になるのが生き物だ。我家には10歳ほどのネコがいる。短期であればペットホテルに預けるのであるが、今回は少し期間が長いので、ペットホテルの小さなゲージに詰め込んだまま、というのはどうも忍びない。

そこで、別府のお婆ちゃんの所に預けることにした。一昨日、「試しに一緒に1泊して、お婆ちゃんの所に慣れさせよう!」ということで、連れて行き、もう一晩一ッ匹で置いてきた。最初は緊張して「借りてきた猫」とはこのことで小さくなっている。ピアノの横の小さな隙間に頭を突っ込んだきり出てこない。うーん、やっぱり、緊張しているのだ。御飯もなかなか食べないし、おしっこもしない。それと、心配なのは、何かの拍子に家から出てしまった時だ。もし、そんな事になってしまったら、お婆ちゃんが責任を感じないか?と考えてしまう。

結局、我家の中に詰め込んで、我が工房のエース「真理ちゃんとかおるちゃん」に世話をして貰う事になった。我家であれば何かの拍子に家から出ても、ちゃんと帰ってくるから!と言う事で一応決定した。

それと、先日の右往左往の印刷物データの件だが、無事、完全原稿で11月7日には出来上がるそうだ。これで一安心。

竹工房オンセ

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ミラノからのお客様

2007年11月01日 17時55分28秒 | 海外事業展開グループ

010 昨日は遠方よりのお客様、ミラノのデザイナー、リッチさんがやって来た。東京モーターショーの関係で来日しており、わざわざ、九州まで足を伸ばして来てくれたのである。

見る物、聞く物すべてが面白いらしく「インクレアブル!」の連発である。インクレアブルとは信じられない!というような意味の様である。竹のくずまでシゲシゲと見ている。随分好奇心が旺盛な人で、何でも触りたがる。道具にも興味を持って、竹割り包丁を持って「自分もやってみる。」と言う。

包丁を持って竹を割ったり、剥いだりしようとするのだが、見ているほうが「何時、怪我をするだろうか?」と気が気でない。2時間ほど、工房の中を見てまわり、楽しんでくれた。今度のミラノの展示会には沢山の友人に声を掛けて貰うようにお願いをした。

024 夜は海外事業展開グループ全員と、県職の浜名さん、ジェトロの奈須さんを交えて、別府のお寿司屋さんで親交を深めた。展示会をするに当たって、プレス向けのPRの方法や展示の仕方など、随分と親身になってアドバイスをしてくれた。レセプションではミラノの日本総領事も来ることになったり、日本人学校から出前の竹細工教室をして欲しい!など、申し込みがあったり、結構問い合わせが来ているようだ。

さー、いったいどれ位のお客様が来てくれるのか?楽しみになって来た。

竹工房オンセ

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