11月14日、昨日は28時間ほど続けて起きていたので、ベッドに入ったら直ぐに寝てしまった。ぐっすり眠ったつもりでいたが、起きたのが夜中の1時である。体内時計がまだ日本時間なので換算すると日本の朝になっている。電気を付けようか迷ったのだが、此処で起きてしまうとまたずうっと時差ぼけのままになるので我慢してもう一度眠った。 7時過ぎにホテルのレストランに。コンチネンタルのバイキング方式、贅沢ではないがイタリアはパンも美味しい、カプチーノに生ハムとクロワッサン、ヨーグルトにフルーツと結構食べてしまった。
部屋に戻って、パソコンを電話回線でつないで見る。ピー、ギャギャギャーピー、ギャーギューとファックスを送っているときのような音がする。日本を発つ前に、OCNから電話回線でつなぐ方法を聞いていたのだが、実際に海外に出て、パソコンを持ち出すのは初めてなので一抹の不安が残っていた。しかし、これで解消された。ただ、インターネットにつないでいる間中ホテルの電話料金が掛かってしまうので、事前にアップする文章を作っておいたり、写真のサイズをなるべく小さく加工して、準備万端の上アップしよう思う。
朝、8時半にホテルを出発、メトロに乗って会場のギャラリーに向かう。朝の通勤時間のようで地下鉄の中はギュウギュウ詰である。9時にギャラリーに到着。中を覗いてみると、ちゃんと作品が届いていた。さー、これから飾り付け。
全員で分担してテキパキとかざり台の製作から、レセプションのテーブル作り、照明関係の配線、プロジェクターの設置、全体のレイアウト、など等、やるべき事が随分とある。1時になって、買出しチームが昼食のピザを抱えて戻ってきた。 これまで、フル回転で動いていたので随分とお腹が減っている、立ち食いでピザを頬張る。チームで遣って来て良かったと思える時間である。一息ついた後、ジェトロミラノや総領事館など関係各位への挨拶チームと、飾りつけを続けるチームに分かれて午後からも結構働いて動いている。狭いギャラリーの中での作業にも関わらず、一日の最後の万歩計を見てみると10キロ以上歩いているのだ。
6時半くらいまで作業をしたがさすがに疲れが出てきた。毛利さんも「もう、頭が回らん!明日考えよ。」を連発している。外もすっかり暗くなり、ミラノの夜に変わっている。ホテルに戻り、近くのレストランへ、全員で会食。この時、イタリア語を喋れるのは楓ちゃん一人、みんながあれが良い此れが良いと好き勝手を言うのを通訳するのは彼女の役目、これから1週間頼りにしてますよ。飲み物はビールとお水と赤ワイン、抓みに生ハムにパルメザンチーズ、料理にミラノ風カツレツ、(此れは日本で食べた物とは全然違った。日本で食べたときは薄いカツで、大きさも15cmくらいのものだったが、現地では厚さも結構あり、大きさが両手のひらを合わせたくらいあるのだ。驚いた!) カルボナーラ、ラザニア、ボンゴレ、リゾットなど、イタリア料理のミニコースくらい頼んだ。疲れていたはずの全員がアルコールが入ると俄然元気になり、11時近くまでワイワイ騒いでいた。あー、今日も「トウェンティー・フォー」の様に長い一日だった。