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~暮らしの中の小さな幸せ~

ログハウスに住みながら・・・
日々の暮らしと趣味の色々を綴ります

譲り受けたキャンプ道具・・・

2012年12月24日 | 友人・仲間
私達夫婦の大切な友人、同級生のT君
二度目の脳内出血で倒れてもう1年8ヶ月・・・
昨日、オジサンと久しぶりにお見舞いに行ってきました。

今回は頑張って車椅子に乗る姿(介助が必要ですが・・)を
私達に見せてくれ、休憩室で一緒にお茶を飲むことが出来ました。
目もほとんど見えないらしく、記憶障害もあり
昨日の事や自分が倒れたことは覚えていない彼ですが
いつ行っても私達の事は覚えてくれています

そんな彼が来年春、どうにか自宅に戻る事が出来るそうで・・・
一軒家から介護に便利なマンションに引っ越すことしたそうです。
子供のいないT君は元気な頃はバイクやキャンプなど趣味が多く
道具も色々集めていている彼でした。
しかし、マンションには持って行くことも出来ず
この先キャンプに行けるのは無理ということで・・・
奥さんから私達に貰ってほしいと言われ譲り受けることになりました。

自宅へ行くと押し入れの中から沢山のキャンプ道具が・・・
思えば私達もこの先いつキャンプに行くか解らないのですが
「必要なモノだけ持っていって下さいネ~」
「後は処分しますから・・・」と奥さんの言葉に
T君が大切にしていたモノを捨てるには何となく淋しくて
車に沢山のキャンプ道具を積み、持って帰って来ました。

そして・・・今日
お天気も良いのでテントなど干して・・・

T君夫婦二人には大きすぎるテントやタープ
きっとT君が会社の後輩達と一緒に行くのに購入したのでしょうネ
几帳面に畳まれたテントと一緒に出てきた落ち葉に
彼のことを思い何だか切なくなりました
このテントを持って彼と一緒にキャンプに行ける日が
きっと来ることを祈りながら・・・
また同じ様に畳みそっとしまいました。

二階の部屋にはすぐ取り出せるように
ランタンやツーバーナーなどキャンプ小物を片づけて

ランタンは2個も・・・
彼の家の押し入れから出す時、「2個もあるのネ~」と言う私に
「彼が1個じゃ足らないって言うものですから・・・」と奥さん
きっとT君のわがままをいつも優しく聞いていたんだろうなぁ~

病院で彼のお世話をする彼女を見ていると・・・
おとなしくおっとりした彼女だけれど
今のT君にとっては強くて優しい母親のようなのでしょうネ
お見舞いの帰り道には
「私には真似が出来ないねえ・・・」とオジサンに必ずつぶやく私です。

「奥さんの為にも少しでも自分の事が出来るよう頑張って
そう彼に言いたい気持ちでいっぱいになる私ですが
「そんな風に彼に言って良いものだろうか?」と
いつも悩みながら言えずにいる私がいます・・・

当たり前のことですが・・・
男のオジサンは彼の立場に立ちモノを考え
女の私は彼女の気持を一番に考えてしまう・・・
病気の彼が一番辛いのかもしれないけれど
私としては彼女のことが一番気がかりなのです。

この三連休、大切な友人達と過ごし、色んな夫婦の姿を見て
色んな事を考えた今年のクリスマスイブの夜でした

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