9月に入ってもまだまだ夏のような熊本
暑さ寒さも彼岸までの言葉は今の時代には通用しなくなったのでしょうか?
明後日は敬老の日ですが・・・・
今月は「4人の両親」について色々考える9月になっています。
先日、問題行動を起こした義父は・・・
最後の頼みと言われ今流行りの補聴器を購入し(もう4個目ですけどネ😓 )
どうやら落ち着いたと思っていた10日後のこと
深夜2時半、我が家のチャイムが鳴りオジサンと私はたたき起こされ
玄関の前には懐中電灯を持った義父の姿😲
その後、自宅に連れて行き補聴器をつけた義父の話をオジサンと私で聞きました。
最初は言っていることが要領を得なかった義父でしたが話しているうちに
「外に出らなんもんなぁ」(ボケないために・・って意味なのかな?)
「迷惑はかけられん」(実際やってることとは矛盾してますが😅 )と繰り返し・・
つい厳しい口調で怒ってしまうオジサンに代わり私が色々話しかけました。
「この前みたいに勝手に出たら皆が心配して迷惑になるとョ~」
「老人ホームには行きたくないとだろ?ならデイサービスに行ってみようか?」
「デイサービスの人は優しいし、楽しいし、きっと夜もぐっすり眠れるョ」と誘導
以前は「行きたくない」とハッキリ拒否していた義父も今回は抵抗しませんでした。
(それだけ弱くなったのでしょうか?)
「今がタイミングかも?」とデイサービスに行ってもらうことにしました。
今まで自分の思う通りに生きてきた義父なので、ずっと無理と諦めていましたが
元々、外面の良い方で先月のショートステイでは義母よりお喋りしたと聞いたので
昼夜逆転を修正するためにはデイサービスが最良の作戦と思いました。
「気持ち良くデイに行けるよう絶対怒ったらダメ😠 」とオジサンに忠告しました(笑)
実際に行ってみたら「作戦失敗😭 」って事になるかもしれませんが・・・
その時は別の方法を考えることにして、上手くいくことを願うのみです😁
一方・・・・私の両親のお話
9月4日㈬ 長男が天草に船釣りに行きアカハタを釣って帰ってきたのですが・・
20時過ぎ・・・
長男が我が家でウロコと内臓を取り始め、全て捌く予定でしたが
22時に孫1号Yちゃんのチアの迎えもあり、これじゃ間に合わないし
今日中に捌き終わりそうにもないと判断、天草生まれ天草育ちの母へSOS☎
すると・・・受話器の向こうから嬉しそうな声で「大丈夫!持っておいで!」の返事
ウロコと内臓を取ったアカハタを母に届けた息子はYちゃんの迎えにも無事間に合いました。
21時過ぎから1時間半ほどでエラを取り全てを刺身やアラ炊き、三枚おろしにと処理した母
翌日、疲れて寝込んでないかと心配しながら我が家の分の魚を取りに行くと
「お風呂に入ったのは12時だったけど全然疲れてないョ~」と清々しい顔😄
それからは昨夜の話が止まりません(笑)
チアダンスの練習から帰ったYちゃんも暫く捌くの見てた事や・・・
「魚捌きはバアチャンに教えてもらったよネ」という長男に
「次はYちゃんに教えなんネ~」って話したとョ~
その時の様子を嬉しそうに話す母でした。
母が捌いてくれた魚を持ち帰り我が家の夕食は・・・豪華なアカハタの刺身
そして・・・アラ炊き
もちろん義父母達にも「孫が釣って来た魚ョ」と煮付けをして食べさせました。
今年で88歳の母と89歳の父は2人で自立して生活しています。
日々の困り事は私達夫婦、週一の買い物は妹夫婦が担当ですが
料理は母が毎日作り、時には私や長男宅におかずの差し入れを作ったり
曾孫や私達娘の洋服を作ったりと人の為になることが生き甲斐の主婦の鏡
そんな世話好きの母のおかげで家のことは何も出来ない(しなかった)亭主関白の父
3年前、自宅を売却し義父の2LDK新築APに引っ越ししてからは
一日中、TVばかり見て何もしない父に最初はストレスを感じていた母
しかし・・・リビングとキッチンがワンルームになったおかげで
毎日、座る暇なく忙しく動きまわる母の一日を間近で見ていた父が
「自分も出来ることはやらないといけない」と考えたのか?
今では洗濯たたみや茶碗洗いなど色々出来るようになり
娘の私達も「あの父が!?」とビックリしながらも褒めてあげてます(笑)
寒くて広い一軒家から狭くても快適なAP暮らしを選んだ両親
毎日、上階に住む長男家族の気配を感じ・・・
可愛い曾孫の登校・登園する姿を目を細めながら眺め・・・
「ばあちゃん」「じいちゃん」と声をかけられる日々
若い者に刺激をもらい充実している姿は本当に楽しそうです🍀
あのまま一軒家の自宅に居たら両親とも早く老け込み
もしかしたら認知症になっていたかもしれません。
人生色々・・・「終の棲家選び」も人それぞれ正解はありません。
最後の日まで出来るなら住み慣れた自分の家で過ごしたいと思う義父母
80代後半で自分で築き上げた家を手放し新たな生活を選んだ私の両親
でも、本人が判断できる時に「終の棲家選び」を決めたられたことは
本音では寂しい思いもあったでしょうが振り返ると幸せなことかも?
半世紀近く住み慣れた両親の自宅を売却することを進めた妹と私
可哀そうと悩んだこともありましたが今の両親の姿に良かったと思えます。
そして、3年間の義父母の(95歳&93歳)様子を近くで見てきた両親は
自分達の近い将来の姿を想像し考えるきっかけになっているようで
「娘達に迷惑をかけるようになったら施設に入りたい」と
子供からは切り出しにくい話題も自分達からしてくれて感謝しています。
そんな年老いていく4人の両親をみながら・・・
私にも必ずやってくる自分の老後に向け
先ずは断捨離を少しづつ始めようと思っています😔