先日のチャイナエアライン炎上の原因が徐々に明らかになってきた。
新聞記事によると、ボルトが燃料タンクを突き破りその穴から漏れた
燃料に引火して爆発に至ったというものらしい。
今回の事故の直接の原因は発表された通りなのだろうが、どうも本質的
にはチャイナエアラインの場合、その企業体質にあるように思えてしょうがない。
この事故の後、台湾ではこの機長らを英雄扱いするような報道がなされた。
もちろん台湾のマスコミが一役買ったという見方もできるが、チャイナエアライン側も
このところ頻発している事故から目をそらせる為に仕組んだような
思惑があったことは確かであろう。
どんな事故でも事故は事故である。全員無事だからといっておめでたいわけでは
決してないのである。普通なら機長らを祭り上げる報道に会社側は、自粛を
要請すべきであろう。しかし、そんなことはせず世間の目をそらそうとする。
そんな企業なのである。
チャイナエアラインは、日本発の格安航空券の中でもかなり安い運賃
を出している航空会社の一つである。そのわりにサービスも悪くなく、
我々庶民にとってはありがたい航空会社でもある。
それだけに大変残念な思いがする。しばらくの間、チャイナエアラインは
この事故による客離れは避けられないであろう。
燃料サーチャージや航空保険料などの追加料金で、最近は割安感の無くなった
格安航空券ではあるが、チャイナの料金は当分値上げどころか、
さらに客離れによる値下げも考えられる。
事故が多い航空会社だからと言っても、飛行機に乗って事故にあう確率は
日常生活で交通事故にあう確率に比べたらとんでもなく低い。
この事故でしばらくの間は整備にも普段以上の力を入れるはずである。
さらにイメージアップを図る為にいつも以上のサービスが期待できそうな
気がする。
つまり料金は安く、いつも以上のサービスが期待され、整備にも
力が入っていて、客離れで空いている。
と言うことは…?
今後しばらくは、チャイナエアラインは大変おすすめである。
と思うのは私だけであろうか?