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ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

1998年

2022-09-07 14:16:08 | 時事(国内)
日本円、一時144円まで下落…。

先日140円までいったかと思ったら、あっという間に144円まで進んでしまった。やっぱり150円くらいまではいくのだろうか?中国仕入れの追加がかさんで、2週間前の入金分が不足してしまったため、本日、追加で入金。円、中国元レートは対ドルほど変化はなかったけれど…。

これほどまでの円安は24年ぶりなんだとか。ちょうど24年前の1998年はずっと日本を離れていた。前年の1997年7月に出国、そのひと月前に旅の資金185万円のうち30万を日本円の今は無きTCへ、それ以外の150万円を米ドルのTCへに換金した。米ドルのTCはアメックスで、日本円のTCは合併前の東京銀行で作った。持っていく現金は日本円の5万円のみ。当時はまだ現地のATMでクレジットカードから現地通貨を引き出すのは一般的ではなく、一度現地のアメックスやトーマスクックの支店でTCからドルを現金化し、その後、両替レートの良いところで現地通貨に換金するといった手法が当時の長期旅行者にとって一般的な方法だった。今から考えるとなんてアナログなんだろうと思うし、TCなんて今の若い人には理解し難いだろう。けれど紛失、盗難の際は再発行が可能だったし、当時としては現金より総じてレートも良かった。多少持ち運びにかさ張ったけれど…。

換金時の当時のレートは1ドル113円とノートに記録されている。これは1997年の6月の後半のレートである。145円前後になったのはその1年後くらいだから、旅行中に22円ほど値上がったことになる。もっとも一度米ドルにしてしまうと、さほど為替を意識することなどなくなり、対円レートなど頭から抜け落ちてしまう。旅先で現地の両替レートを眺める度に、いつも思っていたのはイギリス人は良いなと…。英国ポンドは1ポンド200円とかしたので、どこの国の現地通貨に対しても強いんだなと、単純にうらやましかった。イギリスはすでに過去の大国という認識ではあったが、私たちの中に強い通貨を持つ国イコール経済大国という意識がどこかにあるような気がしていた。今の円の急落に対して悲しく思うのは、経済的な損失意外に日本がどんどん貧しくなっていく様を現実に見せつけられていくような感じがするからかもしれない。

今日から日本入国の条件が緩和された。といっても、こんなの全然ダメだ。陰性証明が無くなっただけで、外国人は基本、団体でなければ入国できない。添乗員がいないツアーで入国ができるようになっただけだ。ノービザ入国もできないし、ワクチン証明の3回も日本が認めた欧米のワクチンだけ。東南アジアの人らが打っている中国製のワクチンでは認められない。こんなチマチマした緩和では、インバウンドなんてほとんど期待できない。インバウンドサポートを生業にしている友人も「一体、いつになったら…」と、大きく落胆していた。

とっくにマスクを解禁して普通に生活している欧米の国からすると本当に周回遅れ。ちょっと前に岸田さんは、G7と足並みをそろえて入国緩和をするといっていたのは、どこへいってしまったのだろう?安倍さんの国葬を決めた時のようなスピード感ある決断力をすべての事に適用してほしい。

やっぱり河野さんのほうが…と思えてならない。

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