ＰＴＳＤ

帰国致しました。

今回はいつもより少しだけゆとりのある日程で行ってきた。
そのおかげか疲労感が少なく、いつもより多少、元気な感じが
する。今後は、このペースで…と心に誓った。

行きに香港から深圳に入るとき、イミグレが大混雑で通過する
のに２時間半もかかったことと、乗っていた飛行機が台北の空
港に着陸する際、もうすぐ着陸という手前で大きく風に煽られ
、再び急上昇して着陸をやり直したことを除けば、特に大きな
問題もなく終えた。

反面、帰国してからの方が「あれも、これも…」と忙しく、改め
て、「こんなにも頼まれ事をしていたのか…」と我に返って、再び
脱出を模索している。なんとか連休明けには決行しようと思う。

昔、旅を終えて、成田から自宅へ戻るときに、いつも必ず、どう
しようもなく憂鬱になった。特に朝、成田に着いて帰宅が通勤時
間に当たろうものなら、それはピークに達し、軽い鬱に近いもの
だったような気もする。

それからしばらくして、「ＰＴＳＤ」（心的外傷後ストレス障害）
という症状があると知った時、個人的な現実逃避的性格を棚に上げ
て、あれは日本という国から受ける「ＰＴＳＤ」だと理解すると納
得ができた。

以後、旅を辞めるとそう感じることはなくなったが、極々たまに
帰国便に乗り、「まもなく名古屋空港に到着します…」というア
ナウンスが流れると、ちょっと心が萎縮してしまう。

もしかすると、未だに、完治していないのかもしれない。

今は日本から出ても、仕事から解放されることはないけれど、それ
でも留守の間は、可能な限り携帯の電源は切り、ほとんどの連絡を
絶つことで、つかの間の解放感を味わっている。

また、明日から現実と向き合わねば…

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