ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ギャンブル

2012-03-16 22:03:10 | つぶやき
先日読んでいた物の本に、こんなことが書いてあった。

株式でもFXでも競馬でもパチンコでも必勝法がない以上は、
すべて投機であり「ギャンブル」だということである。つま
り元本保証を謳うもの以外のすべての投資は「ギャンブル」
と同じなのだという。

そしてギャンブルである以上、必勝法があるといわれる賭け事
でさえ、テラ銭分(それを運営する側の取り分)だけは必ず負
けるような仕組みになっているのだとか…。

それを証明する実験としてある小学校の生徒たちが行なったサイ
コロの実験がある。児童全員がサイコロを何度も振って合計が
1万回に達したとき、出た目が1から6までほぼ等しくなったそう
である。つまり、どんな必勝法を考えたとしても、ずっとやり続
ける限りはテラ銭分だけ損をするということなのだ。

これを読んだ後に思い出したのが、企業年金を詐欺的に集めて大き
な損失を出していたAIJの話だ。間もなく捜査の手が入るそうだが、
投機に走った報いが同社だけでなく、資金を預託した企業も負うこ
とになったわけである。

投機の損失はどこからも補償されないので、諦めるしかないとの
ことだが、たしか国の年金財源でも、リーマンショックによって
5兆円が消えている。こちらの責任はどうなっているのだろう?

所詮、資金の運用というのはテラ銭分を失うギャンブルでしかなく、
確実な必勝法としてあるのは銀行への預金しかないのかもしれない。
もっとも、これでは資金運用とは言えないが…。

つまり、目減りが嫌なら、何もやらないに限るのである。



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