ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

14歳からの社会学

2009-04-03 18:01:37 | 
近頃、何かと忙しい。これが実利の伴う仕事であれば
うれしいのだが、そうではないのが悲しいところである。
こういうのを本当の「貧乏暇なし」というのかもしれない。

そのような最中、妻が買ってきた本を拝借して読んだ。

その名は、「14歳からの社会学」

著作は、宮台真司という大学教授である。

おそらくタイトル通り、ティーンエイジャー向けに書かれた
ものだと思うのだが、大人が読んでもこれが充分おもしろい。
実際、10代が読んで理解出来るのか、と疑問ですらある。
しかし、今の10代は私たちが10代だった頃とは、随分違う
のだろうし、また、個人的に言えば、自身の10代は単なる
アホガキだったので、そう思うだけなのかもしれないが…。

内容は、これからを生きる若者に、現実の大人社会を教え
伝えるというもの。きれいごとや理想ではなく、社会通念上
正しいと言われていることも、教育者の立場で否定し、
どうあるべきか、道筋を示してくれている。

簡単にいうと、楽に生きられる術を教えてくれる、という
意味合いも含んでいる。

数年前、村上龍が「13歳のハローワーク」という本を出したが、
ある意味、あの本の対極にある内容といっても良い。

興味のない人には、大変つまらない本であろう。当然か?

案外、アホな大人にはお薦めである。









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