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隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

映画 Film288 『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』

2025年05月24日 | 映画

隊長が、これまでに鑑賞した「映画」を紹介するシリーズの第288作品目は、『ミッションインポッシブルファイナルレコニング』をお送りします。

 

 

2025年5月23日(金)から、日米同時公開されている『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(原題:Mission: Impossible – The Final Reckoning)を、公開前の先行上映時に、観に行ってきました。


本作品は、トム・クルーズ(Tom Cruise)主演で、1968年に始まったアメリカ合衆国のスパイアクション映画 『ミッション:インポッシブル (MI) 』 シリーズの第8作で、一昨年公開され『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』 の続編です。


トム・クルーズは、これまでに40作品以上の映画に出演していますが、その内、「隊長のブログ」では、これで31本を紹介したことになります。詳細はこちらの記事一覧をご参照下さい

 


監督・製作・脚本は、第5作  『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』  、第6作  『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』、第7作 『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』 同様、クリストファー・マッカリー (Christopher McQuarrie) 。


マッカリーは、トム・クルーズ主演、2012年公開の   『アウトロー』 でも、監督・脚本を務めているほか、2008年公開の  『ワルキューレ』 では、脚本を担当しています。


共演者:サイモン・ペッグ (Simon Pegg) 、ヴィング・レイムス (Ving Rhames) 、ヘイリー・アトウェル(Hayley Atwell)、ヘンリー・ツェニー(Henry Czerny)、ポム・クレメンティエフ(Pom Klementieff,)、イーサイ・モラレス(Esai Manuel Morales)、ロルフ・サクソン(Rolf Saxon)、グレッグ・ターザン・デイヴィス(Greg Tarzan Davis)、アンジェラ・バセット(Angela Bassett)、ほか。

 

(左から:グレッグ・ターザン・デイヴィス、ヘイリー・アトウェル、トム・クルーズ、ロルフ・サクソン、サイモン・ペッグ、ポム・クレメンティエフ)


配給:パラマウント・ピクチャーズ、 東和ピクチャーズ。上映時間:169分。

 

あらすじ:前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』から、2か月後が本作の舞台となります。オーストリアの山あいを走るオリエント急行から脱出することが出来た、IMFエージェントのイーサン・ハント(トム・クルーズ)。


イーサンは、ベンジー(サイモン・ペッグ)、グレース(ヘイリー・アトウェル)、パリス(ポム・クレメンティエフ)らの協力を得て、北極海の底深く沈没した高度なAI技術を用いたロシアの次世代潜水艦「セヴァストポリ」の所在地を探すことに。。。

 

鑑賞したのは、東京・日本橋にある「TOHOシネマズ 日本橋」。前回、同館を訪れ作品は、2023年9月の 『こんにちは、母さん』   でした。


当日、本作品を上映していたのは、当館にある9スクリーンの内、最大の「スクリーン7」。

 


18.7×7.9mの巨大スクリーンで、座席数は440あります。

 


感想:2時間49分の上映時間が、全く長く感じられず、むしろもっと観ていたい気になりました。4億ドル(580億円)と言われる制作費に相応しい、スケールの大きな作品です。


前述した、巨大スクリーンで観たので、特にアクションシーンは、目の前で見ているかと思わせる程、迫力がありました。


現在62歳、撮影時でも60歳を超えていたトム・クルーズの数々のアクションシーン。特に、北極海の底深く沈没した「セヴァストポリ」の艦内へ侵入し、脱出するシーン。そして、南アフリカの渓谷を飛ぶ複葉機の上で繰り広げられる空中対決は、圧巻でした。


メーキングビデオを見ると、スタントマンなしに、トム・クルーズが実演しているのにも驚きです。さらに、トム・クルーズは走る、走る。あの走力、本当に60歳を超えているとは、思えません。まさに、スーパースターです。


観賞するまでは、「ファイナル・レコニング」と言うタイトル名と、プロモーションの仕方から、これがシリーズの最終作かと思っていました。本編中でも、複葉機からパラシュートで脱出したかと思ったら、パラシュートが火に包まれ、イーサンが墜落死して、シリーズが終わるかと思ってしまいました。


ところが、イーサンは無事に帰還し、ラストシーンでは、ロンドンのトラファルガー広場に、イーサン、ベンジー、グレース、パリス、テオ(グレッグ・ターザン・デイヴィス)の5人が別々の場所からやって来て終結しますが、言葉を交わすことなく、お互いの目を見合わせると、バラバラに去っていきました。


このラストシーンを見ると、シリーズ第9作がありそうですね。


皮肉に思えたのは、アフリカ系アメリカ人女性のアンジェラ・バセットが演じる、第XX代アメリカ合衆国大統領です。昨年の大統領選挙で、カマラ・ハリスが勝利していたら、本作はさらにリアリティを増していたでしょう。

 

 

そして、トランプ大統領は、本作には関心を示さないでしょうね。

 

 

 

==「映画」バックナンバー =
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f
Film1~275 省略

Film276  2023/11/22  『トゥームレイダー』

Film277  2024/2/8   『ルーキー』 

Film278  2024/4/24 『南極物語』

Film279  2024/7/12 『2046』 

Film280  2024/9/17 『小川の辺』 

Film281  2024/10/15 『あの頃、君を追いかけた』 

Film282  2024/12/12 『ごろつき

Film283  2025/2/7 『ガントレット

Film284  2025/2/25 『動乱』 

Film285  2025/4/10 『引っ越し大名!』 

Film286  2025/4/29 『来し方 行く末

Film287  2025/5/8  『花様年華』 

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「トム・クルーズ出演映画」 記事一覧

2025年05月23日 | 映画

米国の俳優・映画プロデューサー トム・クルーズ (Tom Cruise) さんは、ニューヨーク州シラキュース生まれで、生年月日は1962年7月3日。2025年5月現在、62歳です。

 

 


1981年に映画界デビュー。同年公開の『タップス』で注目されます。

 

 

 

1983年公開の初主演作『卒業白書』で、ブレークしました。

 

 


さらに、1986年公開の『トップガン』で、その人気は、米国内にとどまらず、世界に広がりました。

 

 


その後、40作品以上に出演し、プロデューサーとしても活躍しています。

 

出演作品の中には、第一作のヒットにより、『ミッション:インポッシブル』のようにしシリーズ化されたり、

 

 


『アウトロー』や、『トップガン』など、続編が制作された作品もあります。

 


前々作は、2022年5月27日に、日米同日公開された『トップガン マーヴェリック』。

 

 


前作は、2023年7月21日に日本公開された『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』。

 

 


出演者以外でも、2024年のパリ五輪閉会式に、サプライズ登場 し、大きな話題となりました。

 

 


そんなトム・クルーズさんが出演する映画を、 これまでに、31作品を紹介しています。


詳細は下記の記事一覧をご参照下さい。 

 

 

==「トム・クルーズ出演映画」 記事一覧 (日本公開年順)== 

1.  1982年 『タップス』  

2.  1984年 『卒業白書』  

3.  1986年 『トップガン』  

4.  1986年 『ハスラー2』  

5.  1988年 『カクテル』  

6.  1989年 『レインマン』

7.  1990年 『デイズ・オブ・サンダー』

8.  1992年 『遥かなる大地へ』

9.  1993年 『ザ・ファーム 法律事務所』

10.  1996年 『ミッション:インポッシブル』

11.  1997年 『ザ・エージェント』

12.  2000年 『ミッション:インポッシブル2』

13.  2001年 『バニラ・スカイ』

14.  2002年 『マイノリティ・リポート』

15.  2003年 『ラストサムライ』

16.  2004年 『コラテラル』

17.  2005年 『宇宙戦争』

18.  2006年 『ミッション:インポッシブル3』

19.  2009年 『ワルキューレ』

20.  2010年 『ナイト&デイ』

21.  2011年 『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』

22.  2012年 『ロック・オブ・エイジズ』

23.  2013年 『アウトロー』

24.  2014年 『オール・ユー・ニード・イズ・キル』

25.  2015年 『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』

26.  2016年 『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』

27.  2017年 『バリー・シール/アメリカをはめた男』

28.  2018年 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』

29.  2022年 『トップガン マーヴェリック』

30.  2023年 『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』

31.  2025年 『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』

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「中井貴一 出演作品・番組」 記事一覧

2025年05月15日 | 映画

俳優・歌手の 中井 貴一 (きいち)《本名同じ》は、昭和のスター俳優・佐田啓二の長男(姉は女優の中井貴惠)として、昭和36年 (1961) 9月18日に生まれました。東京都世田谷区出身。2025年5月現在、63歳です。事務所は、OFFICE-NAKAI。

 

 


中井さんは、3歳の誕生日を目前にして、交通事故で父を亡くします。成蹊中学校・高等学校に進学し、成蹊大学経済学部を卒業。


1981年公開、松林監督の東宝映画「連合艦隊」で芸能界デビュー。同作品で、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。

 

2006年1月公開、高倉健さん主演の映画  『単騎、千里を走る。』  では、健さんの息子役として、声で出演しました。

 

 


1983年~97年にかけて放送された、故・山田太一 脚本の大ヒットドラマ、「ふぞろいの林檎たち」シリーズで、お茶の間の人気者に。

 

(上段左から、柳沢慎吾、手塚理美、時任三郎。下段:石原真理子、中井貴一、中島唱子)

 

1988年度NHK大河ドラマ「武田信玄」では、主演を務めました。


以後、国内の映画・ドラマ・舞台出演だけではなく、2003年には中国で撮影された米中合作「ヘブン・アンド・アース 天地英雄」に出演。その経験を生かして全編中国語で臨んだ2006年の主演作「鳳凰 わが愛」では、プロデュースも手がけました。


日本アカデミー賞を始めてとして、国内各映画祭での受賞歴多数。重厚な役からコミカルな役まで、幅広い演技が魅力的な俳優です。

 

また、歌手としても、活動を行っています。最近では、テレビのバラエティー番組や、音楽番組にも積極的に出演しています。

 

(2022年5月トーク番組  『A-Studio+』)


そんな中井貴一さんが出演する作品・番組を、「隊長のブログ」では、18本を紹介しています。


詳細は、下記の記事一覧をご参照下さい。

 

 

==「中井貴一 出演作品・番組」 記事一覧 ==

1.  2001年5月公開 映画 『ホタル』

2.  2006年1月公開映画  『単騎、千里を走る。』

3.  2010年6月公開映画  『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』

4.  2011年5月~2025年3月放送 『サラメシ』(ナレーション)

5. 2012年1月期ドラマ 『最後から二番目の恋』

6. 2014年4月期ドラマ 『続・最後から二番目の恋』

7.  2016年10月公開映画 『グッドモーニングショー』

8.  2019年9月公開映画  『記憶にございません!』

9.  2020年10月期ドラマ 『共演NG』

10.  2021年6月バラエティー番組 『ぴったんこカン☆カン』 

11.  2022年2月 音楽番組  『MUSIC FAIR』

12.  2022年5月トーク番組  『A-Studio+』 

13.  2022年10月期ドラマ  『ザ・トラベルナース』

14.  2023年2月4日放送  『大河ドラマが生まれた日』

15.  2024年1月期ドラマ 『春になったら』

16.  2024年8月ドラマ  『母の待つ里』

17.  2024年10月期ドラマ  『ザ・トラベルナース 続編』  

18.  2025年4月期ドラマ 『続・続・最後から二番目の恋』

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映画 Film287 『花様年華』

2025年05月08日 | 映画

隊長が、これまでに鑑賞した「映画」を紹介するシリーズの第287作品目は、『花様年華(かようねんか)』をお送りします。

 

 


『花様年華』(原題:花樣年華、英題:In the Mood for Love)は、2000年9月公開の香港映画。(日本公開は、2001年3月) 


尚、「隊長のブログ」では、合作を含む香港映画を、これで20作品を紹介したことになります。詳細は、こちらの記事一覧をご参照下さい  。


配給:松竹。オリジナル言語:広東語、上海語。日本上映時は、日本語字幕。上映時間:98分。
 

監督・脚本・製作:香港出身の ウォン・カーウァイ(王家衛)。


ウォン・カーウァイの監督する映画を、これで五作品を取り上げたことになります。詳細は、こちらをご覧下さい 。


撮影:オーストラリア出身の クリストファー・ドイル(Christopher Doyle) と、リー・ピンビン(李屏賓)。


主演:香港の トニー・レオン(梁 朝偉) と、マギー・チャン(張 曼玉)。


トニー・レオンさんが出演する映画を、これで七作品を紹介したことになります。詳細は、こちらをご参照下さい  。


マギー・チャンさん出演作品は、1998年公開 『ラヴソング』  を、取り上げています。


共演者:レベッカ・パン(潘 迪華)、ライ・チン(雷震)、スー・ピンラン(蕭 炳林)、ほか。


音楽は、マイケル・ガラッソ。

 

 

あらすじ:物語の舞台は、1962年の香港。地元新聞社で編集者として働くチャウ・モーワン(トニー・レオン)と、日系企業で秘書として働くチャン夫人(マギー・チャン)は、偶然にも同じアパートに同じ日に引っ越してきました。
 

二組の夫婦は、それぞれの大家を交えた隣人同士の付き合いを始めたものの、チャウの妻とチャン氏は、仕事の多忙を理由に家を留守にすることが多く、チャウとチャン夫人はそれぞれに孤独を感じていたのです。
 

しかしチャン氏とチャウ夫人の長期の出張がいつも重なること、チャン氏が日本で買って来たおみやげなどから疑問を持ち始めたチャウとチャン夫人は二人会って確かめ合い、互いのパートナーが実は不倫関係にあることを悟るでした。
 

裏切られ傷ついた二人は、慰め合うように時間を共有し始めますが。。。

 

 

感想:今風に言えば、“サレ妻” と“ サレ夫” 同士のラブストーリーなのですが、ポスター・予告編・宣伝文句が煽情的なのに、二人は最後まで肉体的には結ばれることなく、プラトニックラブで終わりました。


本作は、プラトニックラブと言う意外性だけでなく、ウォン・カーウァイ監督の意表を突くストーリー展開があり、実験的作品なのかも知れません。


二人が結ばれることなく、分かれた後、チャウはカンボジアのアンコールワットを訪れ、壁の穴に何かをささやき土で塞ぐシーンで終わっています。


凡人の隊長には、このシーンが何を示唆しているのかが、分かりませんでした。


ウォン・カーウァイ監督と組むことの多い、クリストファー・ドイルのカメラワークも、実験的と言えるでしょう。二人だけで登場するシーンは、俯瞰撮影は少なく、画面一杯に入るサイズの中でやり取りが行われます。


このカメラワークは、狭い香港とそこから逃れられない人々を象徴しているのかも知れません。


クリストファー・ドイルは、この作品で第53回カンヌ国際映画祭・高等技術院賞を受賞しています。


「キサス・キサス・キサス」などのナット・キングコールによるラテン音楽や、日本人の梅林茂による「夢二のテーマ」など、劇中に流れる曲も、効果的に使われています。


音楽担当のマイケル・ガラッソ。聞いたことのない名前ですが、1997年公開の 『ブエノスアイレス』で、タンゴ曲が使われたことを考えると、選曲にウォン・カーウァイの意向も反映されているのでしょう。


主演のトニー・レオン。さすがの存在感ですね。彼の出演作品での食事シーンがセクシーなのですが、本作でもそのセクシーさで魅せてくれました。

 


トニー・レオンは、本作で第53回カンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞しています。


カンヌ国際映画祭での受賞だけでなく、フランス・イタリア・ドイツ・イギリス・ポルトガル・米国など、中華圏以外の国で上映されていることからも、本作が各国で高く評価されていることを表しています。


同じく主演のマギー・チャン、シーンが変わる毎に着ているチャイナドレス(旗袍)が替わるのにも、驚かされました。最初は、枚数を数えていたのですが、10着以降は多すぎて数えることを止めてしまいました。


ネットで検索したら、マギー・チャンは26枚の旗袍を着て登場したそうです。そのドレスも、体の線が露になるほど、タイトです。また、立領(襟のカラー)が、異常な程高く、首が窮屈そうです。

 

 


文化革命時代の中国で、旗袍はブルジョア階級が着るものとして排斥されたことを、ウォン・カーウァイは逆手に取り、中国返還以降、中国共産党の締め付きが厳しくなるの香港の現状を、旗袍で表現したのかも知れません。

 

最後になりますが、これまで「映画」の記事の中で、外国映画の邦題(日本語タイトル)の付け方の良い作品と、悪い作品を挙げていて、それを一覧にしています  が、本作は悪い例だと思います。


原題の「花樣年華」は、昔からの中国の言葉で、「花の時代」または「愛の気分で」を意味し、若さ、美しさ、愛のつかの間の比喩であり、1946年の映画で周琱が同名の歌を歌ったことに由来しています。


日本語には “樣” の漢字が無いので、“様” に変え「花様年華」 として、日本でも使われてきました。邦題を、そのまま「花様年華」としたのは、配給会社が安易過ぎると思います。


英語のタイトル「I'm in the Mood for Love」も、同名の曲が元ネタです。 ウォン・カーウァイ監督は、この映画を「秘密」と名付ける予定だったとのことです。


それならば、「花樣年華」を意訳して、「移ろいやすい愛の時代」とか、「束の間の恋の行方」とかの邦題は、どうでしょうか。

 

 


 

 

 

==「映画」バックナンバー =
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Film1~275 省略

Film276  2023/11/22  『トゥームレイダー』

Film277  2024/2/8   『ルーキー』 

Film278  2024/4/24 『南極物語』

Film279  2024/7/12 『2046』 

Film280  2024/9/17 『小川の辺』 

Film281  2024/10/15 『あの頃、君を追いかけた』 

Film282  2024/12/12 『ごろつき

Film283  2025/2/7 『ガントレット

Film284  2025/2/25 『動乱』 

Film285  2025/4/10 『引っ越し大名!』 

Film286  2025/4/29 『来し方 行く末』 

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映画 番外編 『良い邦題、悪い邦題』

2025年05月08日 | 映画

隊長が、これまでに観た「映画」を紹介するシリーズの番外編は、良い邦題悪い邦題をお送りします。




 

これまでにも、「映画」の記事の中で、外国映画の邦題(日本語タイトル)の付け方の良い作品と、悪い作品を挙げていますが、それを一覧にしてみました。



良い作品 (日本公開年 / 製作国 / 原題 / 邦題)

 

* 1955年、アメリカ、「Love Is a Many-Splendored Thing」、『慕情 

原題の「Love Is a Many-Splendored Thing」を直訳すると、「恋は多くの光り輝く出来事」でしょうか。タイトルとしては、長すぎで意味が分かりません。

それを、『慕情』という立った二文字で、主人公の愛惜の気持ちを現わしている素敵な邦題だと思います。同時に『慕情』の主題歌のヒットにも繋がっているのでしょうね。

隊長が副題を付けるとしたら、「戦争に引き裂かれた悲恋物語」とでもしましようか。

 

 

* 1967年、イタリア、「Per qualche dollaro in più」、『夕陽のガンマン

原題・英題を直訳すると、「もう数ドルのために」となります。少しでも高い懸賞金を狙うという意味で付けられたのでしょうが、そのまま邦題にしても、何の面白味もありません。

どうせ、アメリカで製作された本格的な西部劇ではなく、マカロニ・ウェスタンです。原題・英題と全く関係ない『夕陽のガンマン』と言うロマンある邦題にしたのも、日本で本作がヒットした要因の一つかも知れませんね。

 

 

* 1970年、アメリカ、「Butch Cassidy and The Sundance Kid」、明日に向って撃て!  

主人公の強盗犯二人の名前から取った「Butch Cassidy and The Sundance Kid」の、原題のままでは、アメリカの西部開拓時代の歴史に詳しくない日本人にとって、何の映画から全くわかりません。

『明日に向って撃て!』の邦題は、“若者の反逆” が吹き荒れた時代背景から生まれた、絶秒のタイトルで、邦題 No.1と呼んでも良いでしょう。

 

 

* 1987年、香港、「英雄本色」、『男たちの挽歌 

原題の「英雄本色」を直訳すると “英雄の本来の姿” で、どんな映画か分かりません。英題の「A Better Tomorrow」を訳しても、平凡な題名になりそうです。

『男たちの挽歌』は、1970年に公開された、チャールズ・ブロンソン主演の犯罪アクション映画『狼の挽歌』に、インスパイアされた邦題だと思いますが、“男くささ” が匂うこの作品に相応しいタイトルになっています。この邦題も、日本でのヒットの一因になっているのでしょう。

 

 

* 1992年、アメリカ、「Far and Away」、『遥かなる大地へ

原題の「Far and Away」を直訳すると、“はるかに” ですが、『遥かなる大地へ』とすることで、遥か遠くにある豊かなアメリカの大地をイメージすることが出来ます。この邦題自体が、本作品を観る前から想像力を膨らませることが出来る力を持っているのでしょうね。

 

 

* 1993年、アメリカ、「In the Line of Fire」、『ザ・シークレット・サービス

原題の「In the Line of Fire」を、そのままカタカナ表記したり直訳しただけでは、何の映画か分かりません。『ザ・シークレットサービス』と、具体的な職業名をタイトルにすることにより、誰が主人公分かり易くなり、人によっては、JFK暗殺事件を想起するでしょう。

 

 

* 1993年、アメリカ、「Sleepless in Seattle」、『めぐり逢えたら 

原題の「Sleepless in Seattle」を訳すと、「シアトルの眠れぬ夜」という邦題になって、恋で眠れないのか、恐怖で眠れないのか、恋愛映画か恐怖映画かわかりません。『めぐり逢えたら』としたのは、本作のモチーフである劇中に登場する映画『めぐり逢い』から取ったのでしょうね。

『めぐり逢えたら』の日本公開当時のオールド映画ファンなら、『めぐり逢い』のエンパイア・ステート・ビルディングの展望台での “すれ違い” を知っているでしょうし、その事を宣伝に使えることも考慮したのでしょう。

 

 

* 1996年、米国、「Jerry Maguire」、『ザ・エージェント

原題の主人公の名前「Jerry Maguire」では、何の映画か判りませんよね。ここは、ストレートに “代理人” を意味する『ザ・エージェント』としたのは、分かり易くて良かったと思います。

 

 

* 1997年、香港、「春光乍洩」、『ブエノスアイレス

原題の「春光乍洩」を訳すと、“漏れ出る春の光”、意訳ずると “木洩れ陽” でしょうか。これを、邦題にしても訳が分からないですよね。

英題の「Happy Together」は、曲名そのものだし。ここは、日本人には誰でも知っている都市名の『ブエノスアイレス』とすることで、観客の想像力を刺激することに成功したのではないでしょうか。

 

 

* 2000年、中国、「我的父亲母亲」、『初恋のきた道

原題の「我的父亲母亲」を直訳すれば、“私の父親母親” と映画の題名には相応しくないですよね。英題の「The Road Home」でも “故郷への道” とストレートです。

やはり、愛する人が馬車に乗りやって来て去って行ってしまった道、そしてその最愛の人が遺体となり、多くの教え子達に担がれて帰って来る道は、『初恋のきた道』としか呼び様がないです。

 

 

* 2003年、中国、「和你在一起」、『北京バイオリン

中国語原題の「和你在一起」、英題の「Together」から意訳して邦題を付けるとしたら、「親子共に歩んだ道」などとなるのでしょうが、これでは何の映画か分かりません。

北京でバイオリニストを目指す物語だということを分からせるためにも、 『北京ヴァイオリン』のタイトルは良かったでしょう。さらに、「バイオリン」ではなく「ヴァイオリン」としたのも題名に深みを感じさせています。

 

 

* 2003年、台湾・フランス合作、「藍色大門」、『藍色夏恋

原題の「藍色大門」の意味は、ラストで若者が誰でも通る “青春の門” だと分かりました。これを、そのまま邦題に使うと、日本人には地名のことかと思われる恐れがあったのでしょう。

“大門” を “夏恋” とすることで、夏の恋物語を強調する効果はあったと思います(実際は、オーソドックスな青春映画ではありませんでしたが)。

 

 

* 2008年、米国、「WILD HOGS」、『団塊ボーイズ

原題の「WILD HOGS」を直訳すると “野生の豚”。確かに豚の様に怠惰な生活を送っていった中年男たちが、バイクで旅をすることによって “ワイルドさ” を取り戻すストーリーに相応しい原題です。

しかし、“野生の豚” の邦題では、観客は飛びつかないでしょう。そこで、名付けた『団塊ボーイズ』、洒落た邦題になっています。

 

 

* 2010年、イタリア、「Baarìa、『シチリア!シチリア!

原題の「Baarìa (バーリア)」は、この物語の舞台となったイタリア・シチリア自治州パレルモ県にある都市名です。それも、シチリア語での表記で、イタリア語では、 Bagheria(バゲリーア)と呼ぶそうです。

タイトルを、大半の日本人が知らない「バーリア」とするより、映画ファンには『ゴッドファーザー』でお馴染みの「シチリア」を取り入れ、さらに 『シチリア!シチリア!』と強調することにより本作品の壮大さを表現することが出来たと思います。

 



* 2015年、中国、「帰来」、『妻への家路

原題の「帰来」や、英題の「Coming Home」ではストレート過ぎます。『妻への家路』とすることで、本作品に余韻を感じさせてくれます。

 

 

* 2016年、米国、「Sully」、『ハドソン川の奇跡

原題の “Sully” は、奇跡を起こした機長のニックネームです。アメリカでの公開では、米国人の殆どが知っている “Sully” で問題はないでしょうが、それをそのまま日本で「サリー」として公開されても誰も分かりません。

ここは、逆に日本人の殆どが知っている『ハドソン川の奇跡』とした邦題は、面白味はありませんが、妥当だと思います。

 



* 2018年、中国・香港合作、「喜欢你」、『恋するシェフの最強レシピ

原題の「喜欢你」を直訳すると「あなたが好き」となり、ありふれたタイトルになってしまいます。『恋するシェフの最強レシピ』とすることで、恋愛ドラマであることが分かるし、シェフが主人公であることも分かり、作品を観る前からイメージを膨らませることが出来ます。

 

 

* 2022年、中国、 「你好,李煥英」、『こんにちは、私のお母さん 

原題の「你好,李煥英」は「こんにちは、リ・ホワンイン」の意味です。李煥英は、中国の観客にとって、実績のあるコメディアンヌ・賈玲の母親だとの予備知識を持って本作に臨むことができます。

一方、日本の観客には、「リ・ホワンインって誰?」となってしまいます。そこで、本作品のストーリーから、『こんにちは、私のお母さん』の邦題にするのは、当然の流れでしょう。

 

 

* 2022年、アメリカ、「I Wanna Dance with Somebody」、『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY 

原題の「I Wanna Dance with Somebody」は、ホイットニーのセカンド・アルバムのタイトルです。日本で一番ヒットした彼女の楽曲は、『ボディーガード』の主題歌「オールウェイズ・ラブ・ユー (I Will Always Love You)」なので、「I Wanna Dance with Somebody」の知名度では、何の映画か分からない人も多いでしょう。

その意味で、「I Wanna Dance with Somebody」のタイトルの前に、「ホイットニー・ヒューストン」を付け加えたのが、良い邦題になったと思います。

 

 

* 2025年、中国、不虚此行来し方 行く末  


原題の「不虚此行」の日本語訳は、“むだ足を踏まなかった.行ったかいがあった” で、映画のタイトルとして相応しくありません。昨年の東京国際映画祭で上映された際のタイトルは、「耳をかたむけて」でした。これは、英題・All Earsの意訳で、邦題として聞き心地は良いですが、インパクトに欠けます。


昔から慣用句として、文学の世界で用いられていた「来し方 行く末」 が、この映画の邦題として、文学的香りがして良いと思いました。

 


 


悪い作品 (日本公開年 / 制作国 / 原題 / 邦題)

 

* 1984年、米国、「Risky Business」、『卒業白書

原題の “Risky Business” を直訳すると、「危険なビジネス」です。それを、『卒業白書』としたのは、1967年公開の『卒業』  と、1970年公開の『いちご白書』という、二本のヒット作の邦題の、良いとこ取りをしたのでしょうかね。

 

 

* 1998年、香港、「甜蜜蜜」、『ラブソング

原題の「甜蜜蜜」を直訳すると “甘い蜜” ですが、それが何故に平凡な『ラヴソング』になるのでしょうか。「甜蜜蜜」という曲が、甘い恋人たちを歌っているからとの理由で『ラヴソング』にしたのであれば、日本の配給会社の手抜きです。

そもそも、『○〇ラヴソング』とか、『ラヴソング〇〇』と似た様なタイトルの小説、漫画、ドラマ、映画があるのですから、『ラヴソング』では、この映画の意図するものが伝わりません。

隊長が、邦題を付けるとしたら、「忘れられない密の味」とか、「夢の中の幸せ」とかにしますね。

 

* 2000年、中国、「一个都不能少」、『あの子を探して

『あの子を探して』だと、母親が別れた子供を探し求める物語と思ってしまいます。邦題だと、中国語の原題や英語のタイトルから読み取れる、「一人の生徒は、小さな存在ではなく、それ以上の存在」と言う、この映画のテーマが死んでしまいます。

 

 

* 2001年、香港、「花樣年華」、『花様年華

原題の「花樣年華」は、昔からの中国の言葉で、「花の時代」または「愛の気分で」を意味し、若さ、美しさ、愛のつかの間の比喩であり、1946年の映画で周琱が同名の歌を歌ったことに由来しています。

日本語には “樣” の漢字が無いので、“様” に変え「花様年華」 として、日本でも使われてきました。邦題を、そのまま「花様年華」としたのは、配給会社は安易過ぎると思います。

英語のタイトル「I'm in the Mood for Love」も、同名の曲が元ネタです。 ウォン・カーウァイ監督は、この映画を「秘密」と名付ける予定だったとのことです。

それならば、「花樣年華」を意訳して、「移ろいやすい愛の時代」とか、「束の間の恋の行方」とかの邦題は、どうでしょうか。



* 2001年、米国、「Planet of the Apes」、『PLANET OF THE APES/猿の惑星

第1作の原題「PLANET OF THE APES」を直訳すると「類人猿の惑星」です。実際に、作品に登場するのは、猿だけでなく、オラウータンやゴリラもいるのですが、「類人猿の惑星」より『猿の惑星』の方がインパクトが強く、覚えやすいので良かったと思います。

その後の〈「猿の惑星」シリーズ〉の原題には必ず、「PLANET OF THE APES」が付き、邦題にも「猿の惑星」が付き、シリーズ感が湧きます。ところが、“リ・イマジネーション” 作品で、邦題にも新鮮味を出さなければいけない本作なのに、原題と邦題を合体させた『PLANET OF THE APES/猿の惑星』と何のひねりもない日本語タイトルになっています。

蘇った猿の惑星」』だとか、『「猿の惑星再創造』とか、相応しい邦題をひねり出す努力を配給会社はしたのでしょうか。




* 2004年、中国、「十面埋伏」、『LOVERS 

凡庸な邦題です。中国語の原題が “十面埋伏”、英語題は “House of Flying Daggers”。それが何故 “LOVERS” になるのですかね? “LOVERS”と名付ければ、女性の観客が増えると思っていたのでしょう。

映画の内容や、中国語や英語のニュアンスから邦題を付けるとしたら、「到る所に潜む忍びの者」とか、「乱舞する敵の刃 (やいば)」が相応しいのでは。




* 2006年、香港、「如果・愛」 、『ウィンター・ソング 

イージーな邦題の付け方です。“LOVERS” と同じで、“ウィンター・ソング” と名付ければ、女性が観ると配給会社が考えたのでしょうか。

原題の「如果・愛」を直訳すると、“もしかして愛” ですが、隊長がこの映画に邦題を付けるとしたら、内容から “偽りの愛、されど真実の愛”とでもしますか。

 

 

* 2007年、香港、「傷城」 、『傷だらけの男たち 

中国語の原題「傷城」から、配給会社は『傷だらけの男たち』の邦題が浮かんだのだと思います。確かに、“愛のために傷つく元刑事” と “復讐に生きる刑事” が主役なのですが、あまりにも『傷だらけ〇〇〇』という、映画、小説、ドラマは、巷に溢れていて、手垢のついたタイトルになってしまっています。

英題の「Confession of Pain」を直訳すると「痛みの告白」です。映画の内容を鑑み、これを意訳して『消えない過去の痛み』或は、『消えない過去の傷』の邦題は、どうでしょうか。

 

 

* 2007年、中国・日本合作、「夜。上海」、『夜の上海

原題の「夜。上海」を直訳して『夜の上海』の邦題を付けたのでしょうが、この映画は、上海のある一夜の男女の物語、それも当事者にとっては、長い一夜のドラマです。それを、『夜の上海』という観光案内の様なタイトルでは、深みを感じません。

英題の「The Longest Night in Shanghai」が一番、本作に相応しいタイトルです。従って、隊長が邦題を付けるとしたら、「上海の長い一夜の恋物語」とでもしましょうか。

 

 

* 2008年、米国、「The Great Buck Howard」、『ザッツ★マジックアワー ダメ男ハワードのステキな人生 

『ザッツ★マジックアワー ダメ男ハワードのステキな人生』とは、映画のタイトルではなく、ストーリーの説明文、長すぎます。

この映画が日本公開されていれば、スタッフはもう少し頭を絞って邦題を付けたのでしょうが、安直な道を選んだように思えます。

 



* 2009年、中国、「赤壁:决戦天下」 、『レッドクリフ PartII-未来への最終決戦- 

これは、PARTIもそうなのですが、英題の「Red Cliff」をそのままカタカタ表記したという芸のなさ。中国歴史物というより、洋画(欧米映画)のような印象を受けます。

シルヴェスター・スタローン主演のクリフハンガー と混同しそうです。

英題を拝借するではなく、中国語の原題「赤壁:决戦天下」を意訳して、「天下分け目の決戦:赤壁の戦い」とでもした方が、日本人には分かり易いのではないのでしょうか。

 

 

* 2010年、米国・中国合作、「The Karate Kid」、『ベスト・キッド

本作は、1984年の『ベスト・キッド』のリメーク版なので、そのまま『ベスト・キッド』を踏襲したと思われます。

そもそも、1984年版の原題、「The Moment of Truth / The Karate Kid」が、何故『ベスト・キッド』になったか不明ですが、ここは、シンプルに『カラテ・キッド』の方が良かったのではないでしょうか。

 

 

* 2010年、オーストラリア、「MAO'S LAST DANCER」、『小さな村の小さなダンサー


原題の「MAO'S LAST DANCER」をそのまま邦題とすると、「毛沢東の最後のダンサー」となり、お堅いイメージでヒットしないと思ったのでしょう。2001年に公開されヒットしたイギリス映画「Billy Elliot」の邦題『リトル・ダンサー』を、主人公が同じ少年がダンサーを目指すストーリーなので拝借し、小さな村出身なので、合体して『小さな村の小さなダンサー』とした安直さを感じます。

隊長が邦題を付けるとしたら、”自由への旅立ち”とか、”呪縛から解き放たれたダンサー”とでもしますか。

 

 

* 2012年、米国、「Trouble with the Curve」、『人生の特等席

原題の「Trouble with the Curve」を直訳すると、“カーブに問題あり”。野球のカーブボールと、人生の曲がり角をかけているのでしょう。それが、邦題では何故『人生の特等席』になるのかがよくわかりません。

素晴らしきかな、人生の曲がり角”の邦題は、いかかでしょうか。

 

 

* 2013年、米国、「Jack Reacher」、『アウトロー

原題の “Jack Reacher” は、トムクルーズが演じる主人公の名前です。それを、『アウトロー』としたのは、納得がいきません。邦題だけを観たら、西部劇のようです。

ジャック・リーチャーが、流れ者だから『アウトロー』としたのでしょうか? それとも、トム・クルーズを、西部劇のヒーローと見立てたのでしょうか? 

 

 

* 2018年、韓国、「택시운전사タクシー運転手)」、『タクシー運転手 約束は海を越えて

『タクシー運転手 約束は海を越えて』の邦題では、タクシー運転手と外国人乗客の友情物語の様です。本質は、友情物語ではなく、英雄らしからぬ一人のタクシー運転手。カメラマンは、一躍「英雄」として世界的に名が知れますが、彼は歴史の闇の中に消えて行きました。

隊長が邦題を付けるとしたら、「タクシー運転手 名も無き英雄」とします。

 

 

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