隊長の地元:東京都文京区内や近隣を散策する「街歩き」シリーズの第137回は、『GWの 「旧古河庭園」』を、お送りします。
今日・5月6日(火)は、ゴールデンウイーク(GW)最終日です。東京は、朝から雨がシトシト降り続いています。
そのGW最中の4日(日)に、北区西ケ原にある『旧古河庭園』に行って来ました。
JR山手線「駒込駅」から、徒歩12分なのですが、今回は同駅前から北区コミュニティバス「Kバス」に乗って行きました。
13時20分頃「正門」に着いたのですが、人が次から次へと中に入って行きます。
この日、通常は150円の入園料が、“みどりの日無料開園” でただに。知らずに訪れたのですが、ラッキーでした。
『旧古河庭園』は、大正8年(1919)に完成した、古河家三代目当主・古河虎之助によって作られた大正期の庭園です。
現在では、「東京都立文化財9庭園」の一つになっています。他は、「旧岩崎邸庭園」 、「浜離宮恩賜庭園」、「上野恩賜公園」 、「向島百花園」、「六義園」、「清澄庭園」、「殿ヶ谷戸庭園」、「旧芝離宮恩賜庭園」、「日比谷公園」、「小石川後楽園」 、です。
洋館と洋風庭園は、イギリス人建築家のジョサイア・コンドル博士により設計されました。
(コンドル博士)
(洋館前の芝生の庭)
洋風庭園に続く池泉回遊式の日本庭園は、植治の名で知られる京都の庭師・小川治兵衛 (おがわじへえ) が作庭しました。
洋館の規模は延414坪 2階建地下1階。主構造は煉瓦造、小屋組と床梁は木造、一部鉄骨梁を使用。外壁は真鶴の新小松石(安山岩)、切妻屋根は天然スレート葺き、出窓や玄関ポーチ屋根は銅板瓦棒葺き。
南側2階ホールには、トップライトを設けています。
素朴で重厚な、外観はスコットランドの建築や英国の別荘建築に近いと、言われています。
館内の見学も出来るのですが、ご覧の様な長蛇の列が出来ていたので、諦めて、人が少ない時期に改めて来ようと思います。
洋風庭園は、前述した様に、コンドル博士設計で、左右対称の幾何学模様の刈込のフランス整形式庭園と、立体的なイタリア式庭園の技法を合わせて造られています。
尚、「隊長のブログ」では、コンドル博士及び関係者に関する記事を、これで12本を紹介したことになります。 詳細は、こちらをご参照下さい 。
この日は、「2025春のバラフェスティバル」が開催されていて、庭園も多くの人で賑わっていました。
“つる レディ ヒリンドン”
“サハラ ’98”
“カクテル”
“黒真珠”
“イングリッド・バークマン”
洋風庭園に続く池泉回遊式の日本庭園に、足を延ばします。
「心」の字に似せて造った、「心字池(しんじいけ)」。
「泰平型灯篭」
「橋石組」を、渡ります。
帰りは、再び「Kバス」に乗車して駒込駅に戻りました。こうして、『GWの 「旧古河庭園」』 訪問は、終了しました。
==「街歩き」バックナンバー==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/c2c437caab6ac1e2be19246ef261eea9
第1回~125回 省略
第126回 2022/3/31 『長谷川町子美術館と魚友鮨』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8a227290aed7ffe6c484632cb4a1e164
第127回 2022/4/9 『御朱印巡り「延命寺」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/17f0093f82700c7f14420edcba65384c
第128回 2023/2/18 『Bーぐる「本郷・湯島ルート」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f2c2dbb344004ecbd724c7556595fb2b
第129回 2023/2/27 『湯島天神 第66回梅まつり』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3f1a80809fb5d471e695f69aad01ac89
第130回 2023/3/27 『葛飾区山本亭』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/fbcb7cc6ca44e31b927cdf30ff30e645
第131回 2023/3/31 『葛飾柴又 寅さん記念館』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f565dddec294b2916dedc7ec2125c0ff
第132回 2023/7/31 『第38回文京朝顔・ほおずき市』(その1)https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7f675de5a260d792be477004e1ef90f9
第132回 2023/8/8 『第38回文京朝顔・ほおずき市』(その2:最終回)
第133回 2024/1/15 『赤穂浪士討入りの吉良邸跡』
第134回 2024/8/28 『麻布台ヒルズ 展望台』
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