映画 Film182 『男はつらいよ寅次郎忘れな草』

2020年07月05日 | 映画

隊長が、これまでに鑑賞した「映画」を紹介するシリーズの第182作品目は、『男はつらいよ寅次郎忘れな草』をお送りします。

『男はつらいよ寅次郎忘れな草』は、渥美清主演、山田洋次監督「男はつらいよシリーズ」の第11作目。公開は、1973年8月4日。製作・配給は、松竹。上映時間は、99分です。

尚、「隊長のブログ」では、山田洋二さんの作品を、これで12本を紹介したことになります。詳細は、こちらをご参照下さい。

今回のマドンナ役は、浅丘ルリ子。

本作が初マドンナの浅丘さん。本作以降「男はつらいよシリーズ」では、第15作『男はつらいよ寅次郎相合い傘』、第25作『男はつらいよ寅次郎ハイビスカスの花』、第48作『男はつらいよ寅次郎紅の花』、と歴代最多の四度マドンナに抜擢されています。

さらに、第49作『男はつらいよ寅次郎ハイビスカスの花特別篇』と、第50作『男はつらいよお帰り寅さん』にも出演されています。

他の出演者は、倍賞千恵子、前田吟、松村達雄、三崎千恵子、笠智衆（りゅうちしゅう）、ほか。

あらすじ：息子の満男のためにピアノが欲しいという、妹・さくら（倍賞千恵子）の願いを叶えるべく、寅さん（渥美清）が奔走して手にいれてきたのは、玩具のピアノでした。

結局、それが大騒動へと発展し、北海道へ旅立った寅さんは、網走で旅回りの歌手・リリー（浅丘ルリ子）と出会います。浮草稼業のリリーは、寅さんと意気投合します。寅さんは地道に生きようと、酪農家で働きますが、三日と持たずに柴又の「とらや」に帰って来てしまいます。

そこへリリーが訪ねて来て、寅さんとの再会を喜び合いますが、何やら訳あり風の二人に、周囲の目は。。。

感想：本作で、初登場のリリー。その後、二人は、何度も旅先でさまざまなドラマを展開していくことになります。旅回りという寅さんと同じ境遇の故か、意気投合し、多くのマドンナと異なり、相思相愛の関係になります。

そのリリーが、ステージで、李香蘭（山口淑子）のヒット曲「夜来香 (イェライシャン)」を歌うシーンには、思わず聞き入ってしまいました。

さすが、女優だけでなく、歌手としても活動していた浅丘ルリ子さんですね。

最後になりますが、この映画が公開されてから46年が経ち、出演していた多くの方が、既に鬼籍に入られています；

渥美清、おいちゃん役の松村達夫、おばちゃんの三崎千恵子、タコ社長の太宰久雄、御前様の笠智衆、織本順吉、四代目江戸家猫八、など (敬称略) 。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

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自己紹介: 元商社マン。中国上海に、2003年12月から2008年1月まで駐在。趣味：ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞（新舞踊）、旅行、映画、スポーツ観戦。野球は、阪神タイガースのファンです。

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