墓 参

　旧暦7月小3日　敗戦記念日　全国戦没者追悼式
　故郷に墓参する。当地から約１２０キロ離れた田舎、車で約２時間半かかる。
　今は当地に遠縁の人しかいなくなり、所謂「帰　省」することもなく、１年に１回墓参あるのみ。
　１０年位前までは、墓で薮蚊に悩まされたが、近くの人達のお世話ですっかり整備されて回りも綺麗になった。

　敗戦の日を偲んで３１０万英霊と数千万人の諸外国戦争犠牲者に哀悼の意を表明します、安らかにお休み下さい。

　この日には靖国に詣でる詣でないで喧しいが、戦争犠牲者に失礼である。
　昭和天皇はA級戦犯が合祀されてから靖国参拝を中止された、素晴らしい見識の現れである。
　参拝しないと言いながら急遽その日の午後になって参拝する閣僚が現れたが世が世であってもそうするのだろうか。何かパフォーマンスを感じて軽薄な政治屋としか思われない。

　靖国神社参拝に反対するものではない、寧ろ多くの国民に参拝を奨励したい。それにはA級戦犯の合祀が無くなる日が来るのが前提である。

〝ふるさとの山に向ひて　言ふことなし　ふるさとの山はありがたききかな〟啄木