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〝扇 絵 展〟大阪市立美術館

2010-05-21 19:46:26 | 芸 術
 真夏日 旧暦4月小8日 小満・5月21日頃
小満とは秋に蒔〔ま〕いた麦などの穂がつく頃で、ほっと一安心(少し満足)すると言う意味です。田畑を耕して生活の糧〔かて〕を稼いでいた時代には、農作物の収穫の有無は人の生死にかかわる問題でした。そのため、麦などに穂がつくと「今のところは順調だ、よかった」と満足したことから小満と言う名前が付いたようです。(「日本文化いろは事典」より)


  扇は、風を起こし涼をとる道具としてだけでなく、祭事や芸能・遊戯など、さまざまな場面で用いられてきました。弧を描いた形は、絵師にとっては制約であるとともに工夫のしがいのある画面であり、その小さな空間にはさまざまな世界が表現されています。折りたたむことで常に持ち運びができる扇は、最も身近な美術品のひとつと言えるでしょう。
 大阪の豪商・鴻池家では、一説に数千本ともいわれる扇が蒐集されました。現在もそれらの多くが、大阪の鴻池合資会社資料室と東京の太田記念美術館に所蔵されています。おもに鴻池家11 代善右衞門幸方氏(1865~1931)が蒐集したといわれるこの一大コレクションは、浮世絵、江戸琳派、円山・四条派など、江戸時代後期を中心に、画壇を一望できる内容を誇っています。
 本展は、2010 年の太田記念美術館開館30周年を記念し、鴻池合資会社のご協力をいただいて開催される展覧会です。鴻池コレクションの扇絵約300点が一堂に会するこの機会に、その多彩な世界をぜひお楽しみください。(「大阪市立美術館」HPより)
 主な作者 俵屋宗理 鈴木其一 歌川豊春 鳥居清長 葛飾北斎 英一珪 狩野尚信 谷文晁 圓山応挙 呉春 山東京伝 司馬江漢


                 
 
↓「ステーションプラザ天王寺」10階から 天王寺公園、美術館、通天閣を望む 黄砂に霞む



↓京阪「京橋駅」 お馴染階段風景


*後日天王寺公園のバラなどの花々の掲載をします
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