7月10日 国立新美術館で オルセー美術展 を見てきました。
7月9日~10月20まで
1874年、パリで第1回印象派展が開催されました。
それから140年の時をへて、印象派の殿堂・オルセー美術館から
名画が84点来日しました。
左 「マネに始まり、マネに終わる」 印象派の誕生です。美術展の展示構成がそうなっています。
《笛を吹く少年》は、「世界一有名な少年」だと言われます。友人の軍人が連れてきた少年を
モデルにした画。着衣の平面的な色使い、何もない背景等は、マネの浮世絵愛好が表れています。
右 マネが最晩年に描いた作品。51才で病気で亡くなるまで描きたい思いを諦めなかった…
と、説明がありました。
6月に、市の美術講座で、「オルセー美術館」が取り上げられました。
みんなの大好きな、印象派ですから、定員60名のところ、90名以上の応募があったそうです。
3回で美術館と、印象派の絵を解説してもらい、まことによく頭の中が整理されました。
その上での鑑賞ですので、画面に表れてないところまで、感じられてホント良かったです。
柄にもなく私は、フランスが好き、パリが好き…なんですが、3度オルセーへ足を運んでいて、
オルセーあってのパリだとさえ思っています。
マネと、モネを間違えやすいけれど、
「マネは先立つもの、モネはもうネ~」と生まれ順を覚えるのだと、ユーモアあふれる講師のお話でした。
左 モネの《サン・ラザール駅》 光の移ろいを描いた絵。
右 カバネルの《ヴィーナスの誕生》 伝統的な主題を描いたアカデミスムの作品。
ナポレオン3世が買い上げたそうですけど、本当に美しい絵です。
開幕して2日目ですけど、多くの入場者がありました。
最近では、子連れの人のため託児サービスがあるとか、お若い人達は我慢せずに
趣味を楽しめるんですね。
午後は、同じミッドタウン内にある、FUJIFILMで山岳写真展を見てきました。
「天晴れ ニッポン山風景」 ~7月16日(水)まで
山の絶景を集めた大判の写真展。銀塩プリントという最高画質の写真展で、スバラシイ!!
麓から仰ぎ見た頂き、山の中で見た山。もう行けない所だけれど、また行ってみたい衝動に
かられる美しい写真ばかり。展示プロジューサーのギャラリートークも聞けて、
山にすっぽり浸れる写真展でした。