7月8日 歌舞伎鑑賞教室へ行ってきました。
近くの大学の社会人向け勉強会の
1科目に歌舞伎鑑賞教室がありました。
前から、新しい歌舞伎座へ行って、
歌舞伎を見たいと機をうかがって
いましたので、この際、とりあえず、
歌舞伎の勉強をするのも必要かな?
と思い、国立劇場へ
行ってみることにしました。
この日の時間割は
講義 12:00~13:00
昼食会 13:00~14:00
鑑賞会 14:30~16:40
私たちのグループは、20人。
夜じゃないので良かった。
演目は、近松門左衛門の作で、義太夫歌舞伎(義太夫の演目を
人間歌舞伎にしたもの)の曲名。1幕だけですが、その前に
澤村宗之助の「歌舞伎の見方」という、分かりやすい解説があり、
現代劇と歌舞伎の演じ方の違いを「お化け屋敷」の場面で
比較して説明し、次に上演する「傾城反魂香」のあらすじの
紹介がありました。
見どころは、一人の男が、心魂を込め死を賭けた奇跡によって
階級を越え、身体の障害を越えるドラマでした。
その陰にはお徳という女房の愛があった。すなわち夫婦愛の
物語でした。
中村梅玉、魁春兄弟で、品のある夫婦愛を描いていたと見ました。
私の歌舞伎との最初の出会いが、この国立の鑑賞教室でした。
この日も、中高年よりも中高生の若い人たち、外国人の若い人たちで
満席。大劇場が若いエネルギーで溢れていました。
帰り道、中学生に聞いてみたら、「面白かったです!」と答えて
くれたので 安心しました。
日本の伝統文化にあらためて感心し、引き継いでいく若い人たちに
希望を感じました。