花歩る木

山と旅がすきです

霧が峰

2010-06-23 13:04:15 | 山歩き
 6月20日 霧が峰

 「山には、登る山と遊ぶ山がある。前者は、息を切らし汗を流し、
 ようやくその頂上に辿り着いて快哉を叫ぶと言う風であり、
 後者は、歌でも歌いながら気ままに歩く。
 勿論山だから登りはあるが、ただ一つの目標に固執しない。
  当然それは豊かな地の起伏と広潤な展望をもった
 高原状の山であらねばならない。
 霧が峰はその代表的なものの一つである。」
         ・・・・と「日本百名山」のなかで、深田久弥は語っています。 

  私も霧が峰が大好きで、毎年花の時期にいっています。
 特にレンゲツツジの6月下旬、ニッコウキスゲの7月中旬、
 8月はマツムシソウ、野アザミ、ヤナギランなどが次々と咲き競います。

  
  駐車場のそばに群生していたベニバナイチヤクソウ。
  
  マタタビは花が咲く頃 葉の半分が白くなって蝶を呼び寄せます。

     
    タンポポのなごり花               スズラン               

  
  中央奥に見えるのが最高峰の車山(1925m)です。
  
  登りはじめの標高1400m位のつつじは満開でした。

 中央自動車道諏訪ICからビーナスラインを経て、
 霧が峰に入るのが今までのやり方でしたが、
 今回は白樺湖を通って、姫木平、エコバレースキー場から 入ってみました。
 「霧が峰周辺の喧騒を離れ、静かなエリアを求めるにふさわしい」 と
 山の本に書いてあったので、何の準備もなく それ~~っと出かけました。

 
 
 霞んでいますが中央に見えるのは「蓼科山」です。
  
 
   
            1                            2
 1 北の耳(1829m)、下って登り帰すと(中央の突起)
  南の耳(1838m)で、今回の最高峰です。
  この辺の花はまだ10日ほど後になるでしょう。風が少し寒い。

 2 殿城山(1800m)の頂上に3匹のトイ・プードルがいました。
  クロと茶が夫婦でベージュは6ヶ月の新入りだけど一番大きい。
  3色揃えるところがマニアですね。

 このコース、古い地図にはのっていません。
 駐車したレストラン(スキーの時期だけ営業する)のおかみさんに
 たまたま会えたけど、山の名も道も「知りません」でした。
 山菜をとっているおじさんに聞いたけど、反対に
 「この道を行くとどこへ行けるんですか?」と聞かれました。
 おやおや、地元の人って自分たちの宝に無頓着なんですね。
 標識も親切ではありませんでした。
 それだけに、人が極端に少なくて、人擦れのしていないナンバーワンの霧が峰でした。
 来年はグループで行こう!!