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花歩る木

山と旅がすきです

メトロポリタン美術館展(東京・六本木)

2022-03-21 05:28:21 | 美術館

  2022年3月17日国立新美術館で「メトロポリタン展」を見てきました。

     同館の膨大な作品のうち、ヨーロッパ絵画部門に属する所蔵作品の
     中から選りすぐられた名画65点が展示されています。

     

     

     

               
     地下鉄を下りて上へ登れば、美術館です。黒川紀章さんの設計です。

   
     30年以上前に、NYに住んでいたころ1度メトロポリタン美術館へ
     行きました。あまりに規模が大きくて、作品の多さに驚いた記憶、
     入場は無料で、気持ちをdonation(寄付)するのに感心しました。

          *   *   *   *   *


               

                帰りは代々木公園へ寄ってみました。桜が咲いたらどんなだろう?
     と、思われる景色でしたが、待ち遠しいですね。

     橋を渡って、NHKの前を通り(見学×)渋谷の街ぶらをして帰りました。 

 


「ポンペイ展」上野・トーハク平成館

2022-03-10 12:48:43 | 美術館

   2022年3月8日 上野で「ポンペイ」展をみてきました。

    約2000年前、南イタリアに存在した古代都市ポンペイ。
              ローマ人の別荘として発展していましたが、ヴェスヴィオ山の噴火
              によって全てが埋没しました。
    

    ナポリ国立考古学博物館から150点の名品が紹介されています。 
    驚いたことに、全作品を展示室内での写真撮影が許されていたことです。
    何というラッキーなことでしょう?!    
     

    

             
    
    噴火前のヴェスヴィオ山
    単一峰の頂上までブドウ棚が続いていて、ワイン生産が盛んだったらしい。

    CG、3Ð映像も撮影出来て、ポンペイの悲劇が伝わってきました。
                   
                                       *      *      *      *      *      *      *      *

    
    犠牲者の石膏像                水道のバブル(ブロンズ製)

                                                                俳優と女優の像(土製)                                                           

      
     上流男性の知的生活(モザイク)
        
              猛犬注意 モザイク            ナイル川風景(部分)モザイク

                                                   *      *      *      *      *      *

             
      まだまだ発掘調査は続いています

             

               もう20年ぐらい前にイタリア旅行をした時、ポンペイへも行って来ました。
               ツアーでしたから、通り一遍の狭い範囲を見学したと思いますが、
               贅沢な生活だったらしいこと、 鮮やかな色が残っていたこと、
              ヴェスヴィオ山が近かったことに 驚いたのを覚えています。
    
     南イタリアの食事には、必ずワインがでました。パンにはバターではなくて
     オリーブオイルだったことが、私の今の毎日にも続いています。 

              

    

    
             


「グランマ・モーゼス展」(世田谷美術館)

2022-01-31 12:00:00 | 美術館

2022年1月29日世田谷美術館へ「グランマ・モーゼス展」を見に行ってきました。

                 「モーゼスおばあさん」の愛称で親しまれ、アメリカの国民的画家として
      知られるアンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス(1860~1961)の
      生誕160年記念の展覧会です。      ~~2月27日まで 

      

        
                      グランマ・モーゼス85才)              世田谷美術館入口
      
  ❝いつも何か楽しくて元気の出るものを描きます。
       明るい色と生き生きした動きが好きなのです❞  

                 
     「キルティング・ビー」1950年        「グランマ生誕の地」1959年
                              ショップで買った絵葉書より
 ❝今ですら、私は年寄りではないですし、そう考えたこともありません。

     
                レストランの名前は「ル・ジャルダン」     お肉コースのメインディッシュ 
               ( お庭の仏語)                             

    
     都立砧公園   美術館は公園の一角にあります

                                 
                            
         公園の梅の花がちらほら咲き始めています

                        70代で絵を描き始め、80代で初個展を開き、101才で亡くなるまで
               描き続けたそうです。10人の子のうち8人に先立たれても、独学で
        絵を描いて、素敵な100年を生きた人でした。

        ❝人生は自分で作り上げるもの。これまでも、これからも❞

                                 

        30数年前に、私はニューヨークに住んでいた頃、グランマ・モーゼス
        を知って、グッズをよく買いました。絵葉書でアメリカの風景や生活
        を感じてもらいたくて、現代のスマホやパソコンのかわりに日本に
        送っていた思い出があります。


篁牛人(たかむら・ぎゅうじん)展(大倉集古館)

2022-01-16 11:30:14 | 美術館

2022年1月10日新しくなった大倉集古館に、篁牛人(たたかむら・ぎゅうじん)展 
     を見に行ってきました。
         

              
      大倉集古館は、大正6年(1917年)に大倉喜八郎が創立した日本初の
      私立美術館です。明治の富豪大倉財閥のお宝アートが見られます。
   
      この美術館は、5年半をかけて、改修工事を行い、令和元年ホテルととも
      にリニューアルオープンしています。 

                  篁牛人展     

     
     篁牛人は、富山の人。画壇に属さず、生涯酒を愛し、放浪の時期もあった
     そうで渇筆(かっぴつ)という乾いた墨を筆にこすり付け、和紙の表面を
     削るように描く手法の墨絵でした。
    
     お寺の次男だったそうですが、酒飲み、放浪、孤独…という雰囲気が、
     俳人の山頭火を思い出させました。

      
      2階のベランダ       
                   美術館は、伊藤忠太の設計で、中国古典様式の名作といわれていて、
      国の登録有形文化財に指定されています。   

      The Okura Tokyo

     
      正面玄関のロビー        麻の葉文様の窓枠‣雪見障子
                 
      ホテルオークラは、建て替えられて、名前もThe Okura Tokyo に生まれ
      変わっています。新築したはずのメインロビーがほぼ同じ佇まいです。
      「日本モダニズムの傑作」と言われた谷口吉郎さんの作品を息子の谷口
      吉生さんがとんでもない手間をかけて再生なさったんだそうです。
      
      梅の花の椅子・テーブルに座ってみませんか?


        

      大倉喜八郎
      新潟県新発田市生まれ。渋沢栄一と「日本近代資本主義」を作った人。
      男爵にもなった人。帝国ホテル、東京ガス、大成建設、サッポロビール、
      帝国劇場、東京経済大学‥などなどを作った実業界の巨頭・・なんです。

   


上野へ初詣

2022-01-12 09:58:04 | 美術館

2022年1月8日上野へ初詣に行って来ました。今年は、トーハクの「博物館に
      初もうで」の後、上野東照宮へもお詣りしてきました。

        
     正門脇のお正月生け花。イイギリが印象的。「めでタイガー」の年だって。
                   
       2022年は、東京国立博物館創立150年記念の年 です。

      
                本館(重文)吹き抜けのエントランス、大理石の階段。
       CMやドラマで使われることが時々あります。

       
      「松林図屏風」長谷川等伯筆」トーハクの一番の宝物
      
      事前予約が必要なので、混雑はありません。この作品を拝ませて頂く  
      ために、毎年詣でています。

       VR作品の上映
      本館のそば の東洋館・地下で見られます。 600円、約35分
      「松林図」の成り立ち、等伯の画業の歩み・・・・などが見られました。

      
      庭園も散策できました。雪も少し、池の水も半分凍っていて寒い。

      上野東照宮

       
      唐門(重文)参道側
                               唐門(重文) 拝殿側 柱内外の四脚面には、左甚五郎作,昇り龍、
       降り龍の彫刻があります。

        
      社殿(重文)  御祭神は、家康公、吉宗公、慶喜公

             
            大楠  樹齢600年以上の御神木

      東照宮のランク付けがあって、1位、日光 2位、久能山 3位上野東照宮
      多分4位は川越喜多院の仙波東照宮でしょう。
      だから春には改めて日光へ行かなくっちゃ。

 


ゴッホ展 (東京都美術館)

2021-12-06 16:58:09 | 美術館

2021年11月30日東京都美術館へゴッホ展をみにいってきました
      「響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」  12月12日まで    

      
             フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)の世界最大の収集家の
      ヘレーネ・クレラー=ミュラー(1869-1939)が初代館長を務めた
      「クレラー=ミュラー美術館のコレクション」から選りすぐりが展示
                      されています。   
      撮影OKが1点もなかったので、9年前に私がアルル、サン=レミを旅行
      した時の物をご紹介させていただきます。

      
     《夜のカフェテラス》アルル時代の代表作 (展示なし)  現代のお店

        
      サン・レミの療養所の入り口 ゴッホさんがウエルカムしてくれました。

                 
      療養所の中庭の絵 (展示なし)               現代の中庭
      
      《アルルの跳ね橋》    (展示なし)

         
      これは、まだ若い「糸杉」の林です。
      ここは、セザンヌのアトリエの近くの丘から、
      「サント・ヴィクトワール山」を眺めたものです。

      この地方には、沢山みられた糸杉でした。今度の展覧会では《夜のプロ
      ヴァンスの田舎道》の「糸杉」が一番の人気スポットでした。            


      


「英国王室が愛した花々」展

2021-10-25 14:47:10 | 美術館

2021年10月27日「英国王室が愛した花々」を東京都庭園美術館で見てきました。

     
     英国王立植物園「キューガーデン」のコレクションを中心とした
     18~19世紀のボタニカルアートとシャーロット王妃が愛した
     ウエッジウッドの陶磁器が展示されています。~11月28日まで

     
     正面玄関入口          庭園から見た本館
     この美術館は、1933年に朝香宮邸として建てられました。
     アール・デコ様式自体が美術品といわれる建物の中の展覧会です。

                   
     ボタニカルアートを大きくしたオーナメント
               2階のこの絵だけ、撮影OKでした。
     新館
     
     新館では、ミュージアムショップ、「カフェ庭園」
     があり、ギャラリーもありました。カフェでサンドウィッチ風の
     ランチとコーヒを頂いて一休みできました。

     
     立派な大王松の葉は3本葉でした  咲残りのキキョウが一輪

     日本庭園
                 
     日本庭園、西洋庭園,芝庭と美しく、広い庭園が続いています。
     花の季節に(庭園だけ200円)くつろぎに来てもいいと思います。

     自然教育園    (国立科学博物館付属)

     庭園美術館のすぐ隣に自然を保護するための公園があって、
     庭園美術館とセットにして、おとずれています。

     
     シロヨメナ           モミジガサ

     
     タイアザミ           カンアオイ

       
     オオハナワラビ   ビナンカズラ

     「今週はここに注目」などの情報チラシを頂いて、お弁当を持って
     遊びに行くのにいいところです。   シニアは無料です。            

 

                

               

                  

                  


「日本伝統工芸展」三越

2021-09-25 12:01:14 | 美術館

2021年9月22日 「日本伝統工芸展」を見に日本橋三越へ行って来ました。
      本店7階催事場    入場無料です。

      陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸7部門の
      一般公募作と人間国宝の最新作600点が展覧されています。

      
      
      
      左;日本工芸会総裁賞 木綿着物「青海」小林佐智子作
      右;高松宮記念賞 木芯桐塑和紙張「蒼天」高田和司作

                     
       NHK会長賞 乾漆箱「新雪」水口咲作
      
      八階「屋上日本橋庭園」へいってみました。

      
      
      
      
      「日本橋庭園」は、芝生があり、森があり、水辺あり
      立派な神社も整っています。都心に豊かな自然を再生する
      場所としてデザインされているそうです。

      林の中には、小鳥が飛んでいて、近頃なかなか見ないスズメが
      遊んでいました。ピクニックとショッピング ができますね。     


      
      

 

      

       


東京国立近代美術館・隈研吾展

2021-07-16 15:23:45 | 美術館

2021年7月15日梅雨入り宣言が明日らしいので、急に皇居の東御苑を通って国立近代美術館の
     「隈研吾展」に行ってみようと思い立ちました。

      大手門・・・三の丸尚蔵館・・・二の丸庭園・・・北桔橋・・・国立近代美術館

     
                  三の丸尚蔵館 「近代陶磁をふりかえる」__明治・大正・昭和初期
                  三の丸尚蔵館が所蔵する陶磁作品の多くは、明治~昭和にかけて制作されたもの。
      宮川香山、板谷波山、沈壽官、等の「帝室技芸員揃い踏み」の部など見事な作品が並んでいます。

      2022年までに新しく、もっと大きく建て替えられるようで、今、横で工事中です。    

      二の丸庭園

        
      二の丸雑木林に咲いていた オニユリ  ヤマユリ

                 
      ヤマハギ                池にはヒメコウホネ、アサザ、などが、

                   
      汐見坂を上って、本丸を通って、北桔門から代官町通りへ出ます。

     
      東京国立近代美術館(1F) 隈研吾展

                                                       
                                                                                                                               多様されている木の素材

                                         
                    国立競技場の設計段階の模型                    高輪ゲートウエイ駅の模型
           
                   「新しい公共性」というテーマを掲げていらっしゃいます。「都市を上から見るのではなく、下から
                   みるべきである。細い道をネコが歩くように巡って、街の楽しさを再発見した。」んだそうです。
                                            
     
      常設展   MOMATコレクション 「130年 ニッポンの名作」

                     
            梅原龍三郎「高峰秀子」        安井曽太郎「金蓉」  
         
      4F,3F、2Fの展示室は、所蔵作品の特別編で、前期(5月25日~7月18日)後期7月20日~9月26日)

         
            安井曽太郎「奥入瀬の渓流」       梅原龍三郎「浅間山」

      重要文化財の横山大観の《生々流転》4F もありました。静かな室内でゆっくり鑑賞
      させてもらいました。

       


御嶽の玉堂美術館

2021-05-24 16:05:11 | 美術館

2021年5月23日久しぶりの晴れの日に、御嶽の美術館、河鹿園と玉堂美術館を
      見たいと出かけました。河鹿園の春の館蔵展が6月6日までなので、ギリ
      ギリ楽しみに出かけましたが、駅を降りてすぐの館の前に、急に閉館
      になった旨知りました。がっかり  

      それなら11時開店の手打ちそば玉川屋にシフトしよう。ハイキングコー
      スの麓に位置し、御嶽方面の山登りの後の「反省会」会場としても
      よく来た蕎麦屋さんです。特に最近は混むそうですが、開店前だから
      余裕の時間配分になりました。

      
      
      玉川屋の入り口と畳の座敷席。昔、太宰治も来店したようで色紙が飾って
      ありました。   天ざる蕎麦(1580円)を頂きました。
      
      御嶽橋 を渡って 玉堂美術館

      
      緑が美しい多摩川
            
      玉堂美術館

            
      作品は、全部撮影OKでした。          「薫風」玉堂最晩年(83歳)の作品

                    
              文化勲章他 数々の勲章

           
     玉堂美術館及び庭園は、1961年玉堂没後4年目に誕生しました。
     館の設計は吉田五十八氏、庭園は中島健氏によるもの。借景の風景を
     生かしつつ、多摩川の流れを表しているそうです。

      イングリッシュガーデン・ローズカフェ

          
           
           
      帰り道に国分寺に降りて、以前から行きたいと思っていたバラの
      コーヒー屋さんへ向かいました。駅から歩いて10分程。
      
      「東京の森のカフェ」という本に案内されてあちこち訪ねていますが、
      国分寺のこのカフェは、駅前の「殿ヶ谷戸公園」とセットにするつもり
      でした。が都立公園はま~だ閉園です。
      バラの時期が終わる前にこのお店にこられてラッキーでした。
      
      お店は、閑静な住宅街、国分寺崖線上の高台にあるので、テラスからは
      広々と町並みが眺められ、富士山も見える日があるらしい。
      バラは満開がチョット過ぎていましたが、700本もあるそうです。
      秋に、友達を誘ってランチしよう!…と、思いました。