アーダ、コーダ、イーダ!

浮かんでは消えていく想い。消える前に名前をつければ、何かにつながるかもしれない。何処かにいけるかもしれない。

「紅白歌合戦」は何故つまらないか

2016年01月02日 20時49分49秒 | Weblog
 紅白のスタッフはスゴイと思う。でも、番組はつまらない。
 何故か。
 味噌と糞がごっちゃまぜになって、訳のわからないものになっているからだ。
 昔は、観たい歌手が多かったが、今はそうではない。何故こいつが出て昔の歌を歌ってるんだ、と、興覚めしてしまう。メドレーが多くなっているのも、わからない。今年が最後だからというなら分かるが、つまりは、ヒット曲がないからだろう。年の締めくくりの紅白だから、一年を振り返るというものに限定すべきじゃないのか。出場歌手選定には様々な力学が働いているのだろうが、誰のための番組なのか。制作者の辛い決定は分かるけれど、共倒れ現象はさらに加速するだけではないのか。
 昔は家に一台しかテレビがなかった。だから、親が当たり前のように、ぼくら子どもも当たり前のように、年の瀬は紅白を見ながらだった。でも、今は家にテレビ台数が増えて、紅白と同時に別の番組を見ているというのが当たり前になっている。
 今の力学での番組作りなら、「若手」「懐かしの歌」「ベテラン」「今年のヒット」と分けて構成すればいいんだ。そうすれば、時間帯で準備、片付けとかあれこれの作業をやることができる。あるいは、若い人達はあまり見ていないんだから、いっそのこと50歳以上にターゲットを絞ってもいいんじゃないかと思う。
 今の紅白は受け手のことを考えていない。送り手側の事情が表に出すぎている。それがアカラサマだから、ソッポを向かれているんだ。たぶん、体質は変わらないから、来年はもう見るつもりはない。