アーダ、コーダ、イーダ!

浮かんでは消えていく想い。消える前に名前をつければ、何かにつながるかもしれない。何処かにいけるかもしれない。

母の少女時代を想像する

2007年05月17日 23時10分45秒 | Weblog
 当たり前のことだが、ぼくが母と出会った時、彼女はすでにオトナだった。近くで毎日を生きていると気付かないけれど、たまに、何かの拍子に立ち止まって母を見て、その老いに気付いたりする。
 学校では中間考査が終わった。試験監督中は読書や採点はできない。ぼくは生徒の中に、母がこの年代だったら、どんな生徒だったのだろうか、と、考えながら眺めた。一人一人の顔立ち、姿勢、鉛筆の走らせ方、そんな些細なものから、母はどうだったのだろうかと考える。あれこれ思い出すこともある。母は闘病中だ。