八丈島のおいしい暮らし

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八丈島で養蜂を★88プロジェクトスタート!

2013年04月20日 19時12分37秒 | 島料理/島の幸
みなさま、こんばんは!海風おねいさんです。
八丈島の今日のお天気は、南の風やや強く、雨、最高気温は19℃の予報でした。
※波浪注意報が出てますが、定期船・エア便は到着しました。

八丈島の明日のお天気は、南の風強く後北西の風やや強く、雨、
最高気温は19℃の予報です。

今日は小雨が降ったり止んだりのお天気でしたね。
明日もこんなお天気でしょうか。南風が吹くから飛行機が心配ですね。

更新が遅くなりました。
ここ3日間、わたしにとって大切なお客様が来島していて、
更新があまりできませんでした。ごめんなさい。


英仁おじさんの蜂舎(2010年12月撮影)

◎2010年に書いたこの記事を覚えておいでの方もいらっしゃるでしょうか。


英仁おじさんのハチミツ(2010年12月撮影)

◎英仁おじさんのハチミツのことを最初に書いたのは2008年のことでした。

これらの記事を読んで、メールをくださった方がいます。
沖縄の離島で養蜂をなさっている洋子さんです。
八丈島で養蜂をやってみたいから英仁さんに会わせてほしいという内容でした。

とっても驚いて、心臓がドキドキするほどうれしかった!
八丈島で養蜂が再開されることは、わたしにとって憧れのような夢です。
八丈島産のハチミツを食べることができ、
この島で花々に蜂が飛び交う姿をまた見ることができたら、どんなに幸せか。
(わたしが子どもの頃の八丈島はそんな島でしたよ)

洋子さんと何度もメールのやり取りをして情報交換しました。
平地でサトウキビ畑が面積の8割を占める沖縄の離島で養蜂を営む難しさや、
八丈島で養蜂を試してみたい理由などを詳細にお聞きして、
八丈島の環境的な情報をわたしの知る限りお伝えしました。


奥山英仁さん宅にて(2013年4月19日撮影)

そしてついに!洋子さんは八丈島まで飛んできてくれました!英仁おじさんとご対面です。
蜂が大好きなお二人ですから、蜂の話が弾みました~興味深い話がたくさん聞けました。


奥山英仁さん 88歳 画像のハチミツは洋子さんのお土産(2013年4月19日撮影)

八丈島で長く養蜂をやってこられた英仁おじさんは現在88歳です。
一時お体を悪くされて入院していましたが、いまはリハビリしながら畑もされてるそうです。
お元気になられてほんとによかった!元気の秘訣はやはりハチミツだそうです。

入院されたときに養蜂をやめてしまわれた英仁おじさんは、
「またシダキのハチミツが食べたいなぁ」と仰っていました。
「今度からわたしがハチミツをお届けしますよ」と洋子さん。
英仁おじさんはとってもうれしそうでした。
ほんとにそうなったら、わたしもどんなにうれしいでしょう。



英仁おじさんのハチミツで煮た八丈島産柑橘のマーマレードをご馳走になり、
「こんなおいしいマーマレードを食べたのははじめて」と洋子さんは仰っていました。
英仁おじさんが、体の弱かったお子様の健康を願って養蜂をはじめたことや、
ハチミツで豊かな食生活を楽しんでおられることにとても感動したそうです。



英仁おじさんのお庭の菊池レモンの木を見せていただき、
「わたしもレモンハチミツを作ってみたい」とも仰ってましたよ。

それでこの3日間、わたしが洋子さんをご案内して、
八丈島で蜂舎を置けそうな場所と蜜源となる花を一緒に探し回りました。
結果は、蜂舎を置く場所も蜜源となるたくさんの花も見つかりました!!

まるで夢のよう。わたしも洋子さんもそう思っています。
この3日間で、洋子さんにご紹介することができた島内の方々が共感してくださり、
応援してくださる方々がたくさんできました。この島はなんていい島なの。
それに、蜂はそれだけ魅力があり、価値のある生き物なのですね。

洋子さんは、今秋に試験的に蜂を少し八丈島へ連れくる予定です。
八丈島での冬越えを経験して、本格的に八丈島で養蜂をはじめるのは来春になりそうです。

皆様もどうぞ八丈島のハチ、88プロジェクトを応援してくださいね!
英仁おじさんが88歳の年に、88プロジェクトがスタートすることを心から嬉しく思います。

以下に、ミツバチと世界の環境に関する記事をリンク、転載します。
日本で311の大震災が起きた前日、国連はハチの激減に関する国際的な対策が必要と警告しました。
_____

◎ハチ激減、未来の食料事情に影響も 国連が警告(2011年03月11日発信地:ジュネーブ/スイス)

【3月11日 AFP】国連環境計画(UNEP)は10日、ハチの激減に関する初の報告書を発表し、
野菜や果物の受粉に欠かせないハチを保護する国際的な対策が必要だと警告を発した。

ハチが激減しているのは主に北半球で、欧州ではミツバチの10~30%、
米国では30%、中東では85%が死に絶えてしまったという。

原因は複合的だとされ、農薬や大気汚染、寄生虫、環境破壊、花の咲く植物の減少、
欧州で養蜂家が減ってしまったことなどが挙げられている。
 
UNEPのアヒム・シュタイナー(Achim Steiner)事務局長は
「この自然の財産の扱い方次第で、21世紀の人類の未来の一部が決まってくる。
世界の食料の9割を占める100種類の作物種のうち、7割はハチが受粉を媒介している」と訴えた。

報告書の著者の1人、スイス国立ハチ研究センターのペーター・ノイマン(Peter Neumann)氏は、
「多くの原因が相互作用を起こしている。1国では対処不可能なことは明らかで、
国際的なネットワークによる世界的な対策が必要だ」と主張している。

ハチの減少は過去40年にわたって観察されているが、激減し始めたのは90年代後半から。
理由は解明されていない。(c)AFP
_____

◎ミツバチ、「世界の問題」になる(2011.08.20/養蜂レポート)

■ミツバチの経済的価値を評価すべき

ミツバチの減少を食い止めるために、
①ミツバチの生息地の保全、
②農薬散布の方法などを考慮した代替的農業、
③野生のハチなど代替的ポリネーター、
④ミツバチの幼虫期の保護
の4つが提案されている。

また、報告書は「ミツバチによるポリネーション(花粉交配)行為は無償のものではなく、
これを維持するためには投資と管理責任がともなうというあたらな視点を持たなければならない。
農業生産物の経済的価値にミツバチなどポリネーターのコストも含んで評価するべきだ。」
と締めくくっている。

これまでミツバチ関係者の間だけで共通認識となっていたこうした解決策が、
初めて世界中の人々に向けて発信されたことになる。
同時に、これまで「昆虫」のカテゴリーでしか語られなかったミツバチが
「経済価値」の文脈で公式に捉えられることとなった。
作物の価格は気候のみならず、ミツバチの相場にも左右されることや、
ミツバチの貢献を作物の価格として私たちが当然引き受けなければならないことが、
世界に向けていきなり発信されたとも捉えられる。

以上、一部抜粋
_____

これからの時代は、まず環境を考えることが当然の時代となっていくでしょう。
八丈島で蜂が元気に育ってくれることを心から祈っています。


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1 コメント

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養蜂再開! (アロエ蜂蜜)
2013-04-30 18:10:20
私はまだ八丈島には行った事はありませんが、蜜蜂は受粉の手助けをし、様々な植物の成長を促す作用もあるとか聞いたことがあります。八丈島の自然がもっと豊かになってくれればいいなと思いました。大越のアロエ園にも興味があるので、いつか遊びに行けたらなぁ。
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